【星野メモリアル観戦記~その1・実業団チーム】
※「*-*」はスコアが未だ不明の試合。後日戸田ソフトボール協会のHPで確認予定
【太陽誘電】
1-1:織機
3-0:戸田中
1-8:中国
1-1:東女体大
‘*-*:神戸親和
‘*-*:大阪国際大
ほぼベストメンバーが揃った中で戦った1部チームが戸田中と誘電。森や藤田が投げた織機戦や戸田中戦が好ゲームでエースの伊藤美幸が投げた中国戦が完敗とはこれいかに。
ただメンバーが揃っていたとはいえ若手が多く出場していてそれなりに見ていて楽しかった。とにかく誘電は若い選手で楽しみな選手が多い。原田、岡本、佐藤、丸山、藤田、遠山なんかはちゃんと育てば面白い打者になりそうだし、森は投げるだけでなくフィールディングも上手くて将来は柱になれそうな素材。とにかく結果はどうでもいいが、誘電の若手のプレーをたくさん見られたのが今回の収穫。石濱も負けんなよ。泣いてる暇はない。
<(上)好投攻守の森、(下)東女体大戦でサヨナラヒットならず、石濱>
【戸田中央総合病院】
2-4:Honda
0-3:誘電
2-1:大阪国際大
0-0:神戸親和大
‘*-*:中国
‘*-*:城西大
とにかくこの大会は関係者も多く訪れることから、戸田中ナインとしては出来るだけ古い色褪せたユニフォームを着て、「私たちはこんな大学生より古びたユニフォームで試合してます。だからもっと予算を上げてください」ということをアピールすることが第一の大会であるとういことを、かつて誰かが言っていたのを聞いたことは一度もない。
試合だけじゃなく受付したりアナウンスしたりグランド整備したり、正直この大会の戸田中選手は忙しくてそれどころじゃないって感じかな。ご苦労さん。
吉田御大は基本的に休みで捕手はずっと高井。投手も神山や橋爪や比嘉と言った若手がばんばん投げて主戦の長南も少なめ、武井はほとんどお休み。打線も若手を多く使って実戦経験を付けさせることが狙いか大庭や増田など試合で初めて見た選手もいた。
個人的には柳井が元気な姿で戻ってきているのを見て安堵した。後半戦は柳井、助川、川原の3人で争う三遊間の競争が楽しみだが、川原はもう外せないかな。
顔を見れたOGは鈴木里枝さん、稲垣絵梨子さん、中条未香子さんで、みんな普通になっていた(普通て)。
それと全敗したら翌年参加できない規定の星野メモリアル。なんとか大阪国際大戦で逆転勝ち。このまま全敗なら来年は手伝いだけになるところだった。良かった。
<(左)やっと復活してきた柳井、(右)初めて見たヒガ・ニウゼ・マユミ>
【トヨタ自動車】
5-0:中国
0-0:東女体大
1-5:東北福祉大
4-1:神戸親和大
メモリアルの前日に戸田中、中国と試合をし、その前々日には真岡でHondaと2試合、その前は足利市長杯に参加と、とにかくこの1週間で試合をしまくったトヨタ。選手たち無休の日々はこれからも延々と続く。ご愁傷様。
とにかくもう個人的には渥美と鈴木の守備が下手くそすぎてだんだん腹が立ってきた。渥美なんか普通のショートゴロを捕ったシーンを一度も見なかったし、鈴木にしろ全部処理はしたが低いゴロは腰が浮いてグラブで引っかけるしイージーバウンドのゴロもグラブの土手に当てて打球が遊んでいる。
この二人はとにかく求められるレベルが高いんだからあんな守備をいつまでたってもやってるようではどうしようもない。早く西山麗や松岡恵美の後を任せられるくらいに成長してくれんと。
投手は基本的に村瀬、細野の1年生コンビに任せる試合と、森田、上村に任せる試合の2通り。打線もあんまり好調じゃなく投手もそこそこ打たれていたが試合やりすぎててどうでもいいか。個人的にはセンター小野を見られて満足。
<上村のピッチング見たのも久しぶり>
【Honda】
4-2:戸田中
5-0:中国
‘*-*:東女体大
1-1 :東北福祉大
最終日の大学生との試合がどうなったのかとても気になるところだが14日の2試合はHondaなりに良いゲームを出来たのかも知れない。
とにかく今回の遠征でビックリしたのが又吉薫のバッティングの成長。あれだけ左に綺麗に打てるのはもともとセンスがあったのかも知れないが、なんかわからんけど急に開花した。前半のルネサス戦で上野から三塁打を放った織機の菅野愛の急成長と被るものが大いにある。ただ又吉の場合守備がまだまだ。危なっかしくて見てられない(笑)後半出番を多く掴むためにはとにかく守り。加藤と村上が若干怪我で大事を取ってる後半最初が最大のチャンスなのだ。
ただだからといってリーグに入ってすぐに結果は出ないと思うが、自分で壁を作らずに自信を持ってやればいずれ大きな仕事をしそうな気がする。
そういや今回の遠征で何試合か見たけど、芝崎のヒット見たっけ?海で遊んだ後は早く調子を上げないと。
<唯一神・又吉を名乗る日も近い>
【豊田自動織機】
1-1:誘電
2-1:大阪国際大
7-0:神戸親和大
大学生相手に強豪チームが主力打者で臨みながらの体たらくを見せる中、しっかり強さを見せつけたのがこの織機。唯一1部らしい試合運びだったのではないか。
古田の2ホームラン(ペヤング戦を合わせるとこの遠征3本目)や、本田や小柳の長打の連発なんかは「やっぱり1部は良い打者が多いなあ」という印象を与えてあげられる活躍だった。
<(左)水谷がバッターの時~、(右)谷川がバッターの時~!>
【ルネサスエレクトロニクス高崎】
1-3:東北福祉大
3-3:中国
上野は完全に温存で2試合ともに一塁手。ということで大久保がサードにまわり、サードの山本優がお休み。峰も基本的には休みだったので先発マスクが橋本と、なかなか普段見られないものを見られて良かった。
福祉大戦ではヒットは放ったものの繋がりに欠いて1-3と試合内容的には完敗。このチームはほんと、格下相手にはちゃんとおつきあいして打てなくなるのが不思議だ。
中国戦でもそうで、結局一つも勝てないまま1日2試合を終えてメモリアルを後にし、上野は徳島へドサ回りに向かったのだった。
ちなみにこの大会、戸田中んとこでも書いたが全敗したチームは翌年補欠となり大会に出られないという規定があるが、一応引き分けだからOKなのかな。どうせならルネサスが全敗とかもどうなるか面白かったのに(笑)
<(左)捕手橋本、一塁手上野、(右)元気に復活してよかった峰>
【中国遼寧省】
8-1:誘電
0-5:トヨタ
3-3:ルネサス
0-5:Honda
1-3:神戸親和大
‘*-*:戸田中
‘4-7:東女体大
‘*-*:東北福祉大
‘3-0:大阪国際大
とにかくみんなでかかった。やっぱり中国は最初のセレクションで体格で篩いにかけているのだろうか。
そしてその体格を生かしてかみんなバッティングは良かった。誘電の伊藤美幸が滅多打ちを食らってたほど。チームとしても思った以上に強かったという印象。守備はいまいちなのは当然だが。
そしてルネサスとの試合後、上野にねだって記念撮影をしてもらってた。ある選手は肩を組んでもらったりと大はしゃぎ。やっぱ北京の優勝投手だけにみんな憧れるのかな。
<中国遼寧省代表の2投手。エースは別の人だったかな?>