【2010年第7節2日目:シオノギ vs 大鵬~大事な下位争いの1戦は小さなミスが命取りに】

シオノギ 000 1000…1
大鵬薬品 011 000x…2

シオノギ:●松村-岩切
大鵬薬品:○鈴木、小澤、井俣、小澤-増井

 


~以下、試合経過~

 

【1回表:シオノギ~0点】
 宮がホームラン性の大飛球を放つも、センター上釜が軽く追いついてキャッチ
<シオノギの打の中心・宮、惜しい当たりだったが>

【2回表:シオノギ~0点】
 2死1塁から岩切がセフティーバントを試みるも、捕手増井が反応よく飛び出して一塁アウトの好プレー
<機敏な動きの捕手増井>

【2回裏:大鵬薬品~1点】
 山崎のヒットと送りバントの2死二塁から、酒井がセンター前に先制のタイムリーヒット。
 守りでチームを引っ張る酒井、織機から大鵬に移籍して初めて(?)打でも貢献した!!
<酒井のタイムリーで山崎が生還>

【3回裏:大鵬~1点】
 上釜のセフティーバントに盗塁、中山の内野安打に盗塁で無死二三塁のチャンスを作る。
 森田は三振に倒れたが、続く3番の佐々木が歩かされ1死満塁。
ここで迎えた打者は4番の山崎。ここはシオノギバッテリーが思い描いた通り山崎を一塁ゴロに打ち取る。
 しかしここで痛すぎるミスがでる。完全なゲッツーコースだったが、一塁からの転送を受けた捕手の岩切が、場面を間違えたか打ち取ってホッとして大事に行きすぎたが、十分な余裕をもって本塁アウトにしたにも関わらず走者にタッチに行ってしまった。
 楽に併殺打に行ける打球で痛恨のミス。このミスで残った満塁のピンチに、5番佐藤を歩かせてしまい押し出しで1点を加えられた。結局これが決勝点となる。
<上釜、中山の連打でチャンスを広げる>



<1死満塁から山崎を一塁ゴロに打ち取るも岩切が痛恨のミス>



<佐藤が際どいボールもしっかり選んで押し出し四球に>

【4回表:シオノギ~1点】
 宮のヒット、田城の遊ゴロ失などで1死二三塁から熊谷がセンターへタイムリー。しかし二人目の走者田城は上釜からの好返球でホームタッチアウト!同点はならず。
 しかしさらに続く2死二塁のチャンスに打者は岩切。先ほどのミスを取り返すべくライトへ痛烈なヒットを放つ。
同点かと思われたが、この場面でも大鵬のライト中山からストライクの返球が。
 タイミングはアウトだったが、若干グラブに掴み切れなかった増井のグラブから、タッチに行った時にボールがこぼれる。
しかし代走の唐橋が回り込みすぎてベースから遠ざかり触塁できず。増井が落ち着いてボールを拾ってすぐにタッチ。
 シオノギが逆転していてもおかしくない場面、同点の場面を2度も救った大鵬の外野、上釜と中山の送球が素晴らしかった。

<杉本のタイムリーで1点を返すも二塁から突入した田城は間一髪アウトに>



<岩切のヒット、本塁に送球するライト中山>



<タイミングアウトも落球、しかし落ち着いてアウトにする増井>

【4回裏:大鵬~0点】
<この試合も2本のヒットを放ち、また足でもかき回した上釜。初球の上のシーンならギリギリセーフだろうが、さすがに下のシーンなら離塁アウトも仕方がない。塁審がよく見ていた>

【5回表:シオノギ~0点】
<この回を三者凡退に抑えた小澤。試合を任せられるほどの投手に成長してきた>

【7回表:シオノギ~0点】
 2死から代打の橋元がレフトにホームラン性のファール。この橋元を大鵬バッテリーは無難に歩かせると、最後の打者藤田をセカンドゴロに打ち取りゲームセット。
 大事な大事な試合を大鵬がものにし、同率11位に並んだ。

<大きく切れたが大きな当たりを放った橋元>



<いい当たりも大鵬のセカンドに打ったらおしまい。名手酒井がすべての打球をさばく>



<大事な試合に勝利し大喜びの大鵬ナイン。これで下位争いがますます混沌としてきた>


以下、全データ詳細

【1回表:シオノギ~0点(投手・鈴木)】
藤田:左前打
紺野:犠打失敗・三飛
杉本:右飛
宮:中飛(フェンス際大きな当たり)

 

【1回裏:大鵬薬品~0点(投手・松村)】
中山:二ゴロ(つまり)
森田:見逃し三振(ズバッとインコース)
佐々木:左邪飛

 

【2回表:シオノギ~0点(投手・鈴木)】
田城:遊邪飛
鹿出:右飛
熊谷:遊内野安打
岩切:捕ゴロ(意表を突くセフティーバントも増井が落ち着いて好プレー)

 

【2回裏:大鵬薬品~1点(投手・松村)】
山崎:中前打
佐藤:三犠打
鷲野:空振り三振
酒井:中前適時打(送球の間に二塁へ)
増井:三ゴロ

 

【3回表:シオノギ~0点(投手・鈴木)】
陽山:死球(ヘルメット直撃。両親悲鳴)
藤田:三前犠打
紺野:一小飛
杉本:左飛(レフト後方も佐々木が落ち着いてバックして捕球)

 

【3回裏:大鵬薬品~0点(投手・松村)】
上釜:三前内野安打(セフティーバント、間一髪、これはセーフだった)
 ※上釜、中山の初球に二盗
中山:左前打(バントの構えから叩きつけサードの頭を越した)
 ※中山、すぐさま二盗で無死二、三塁に
森田:空振り三振
佐々木:四球(ボール気味の球であえて勝負せず、一つファールはあったが最後は歩かせたか)
山崎:一ゴロ本封(3-2-3の併殺も狙えたが、岩切がタッチに行ってしまう)
佐藤:押し出し四球
鷲野:三ゴロ

 

【4回表:シオノギ~0点(投手・鈴木)】
宮:右前打
田城:遊ゴロ失(大鵬と同じように叩きつけサードの頭を越した当たり、森田がバックアップもファンブル)
鹿出:二ゴロ(エンドランで二三塁に)
熊谷:中前適時打(二塁走者はホームタッチアウト、熊谷は二塁へ)
 ※二走に代走唐橋
岩切:右前打(唐橋ホーム狙うもタッチアウト)

 

【4回裏:大鵬薬品~0点(投手・松村)】
 ※熊谷再出場、セカンド紺野に代わり坪田
酒井:右飛
増井:二ゴロ
上釜:左前打
 ※中山の時に上釜が離塁アウト

 

【5回表:シオノギ~0点(投手・小澤)】
 ※この回から投手に小澤
陽山:三ゴロ
藤田:二ゴロ
坪田:二ゴロ

 

【5回裏:大鵬薬品~0点(投手・松村)】
中山:遊ゴロ
代打北原(←森田):投直(松村好プレー)
佐々木:遊ゴロ

 

【6回表:シオノギ~0点(投手・小澤、井俣)】
杉本:中前打
 ※代走に椎木
宮:一前犠打
 ※大鵬は投手交代、小澤に代わり井俣(一塁の山崎と交代)、小澤が一塁に
田城:遊ゴロ(鋭い当たりも)
鹿出:二小飛

 

【6回裏:大鵬薬品~0点(投手・松村)】
 ※杉本が再出場
再出場山崎(←井俣):右直(いい当たりだった)
佐藤:見逃し三振
鷲野:左飛

 

【7回表:シオノギ~0点(投手・小澤)】
熊谷:右直
岩切:遊ゴロ
代打橋元(←陽山):四球
 ※代走に陽山再出場
藤田:二ゴロ

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