【2010年日本リーグ第8節2日目:織機vsソフトウェア~織機は前半戦大差負けの借りを返す】

豊田自動織機 110 0344…13
日立ソフトウェア  200 0000…2

織機:バークハート、宮本-トッピング
日立:藤原、山口、瀬川、藤原-眞鍋、鮫島
(本):白井、トッピング、狩野(織)
(二):小柳、小森(織)、馬渕(ソ)

 


<コメント>

  前半戦0-8で敗戦している織機は、理想的には8点差以上で勝ちたかったわけだがそれがなんと11点差勝ち。6回まで7点差で持ちこたえていたが最後は瀬川の乱調により11点差になってしまった。
 昨日のシオノギ戦敗戦で意気消沈したソフトウェアが織機に粉砕された形になったが、5回までは2-2の接戦で、勝負の流れは紙一重だった。
 その流れを一気に引き寄せたのがなんと言っても小森の一打。1死2、3塁から当たっている小柳を敬遠し満塁に。ここまでは藤原投手も計算通りだったが、ボールを二つ先行させたことが微妙にコントロールを甘くさせたか。前の打席で2死満塁からいい当たりのセンターフライを放っている小森も調子が良かったのかもしれないが、とにかくチャンスには滅法強い小森。JRの駅から全但バスの路線バスを乗り継いでわざわざ球場まで足を運んだ祖父母の前で最高の結果を出した。

 それにしてもソフトウェア。この小森の一打の前にもセカンドの溝江が痛い失策を犯しており、野手が藤原の足を引っ張っているのが問題だ。ただある意味、織機にはもうならんでも届かない点差をつけられたのであとは4位死守を目標に残りすべてを勝つしかない。幸いHondaもデンソーもまだ並んでいるような状態なので、この節の2敗ですべて膿を出し切ったと切り替えて次に臨んでほしい。

 


 

【1回表:織機~1点(藤原)】
狩野:一ゴロ
白井:左越本塁打(2試合連発!)
古田:遊ゴロ(二塁ベース付近も西山が軽快に処理)
トッピング:中前打
松岡:遊ゴロ二封
<昨日に続いて2試合連発の白井。前半戦完封負けの藤原から初回の1点は大きかった

【1回裏:ソフトウェア~2点(ケイティ)】
西山:中飛(浅い)
溝江:死球(右膝皮膚直撃)
山田:中前打(溝江は三塁へ)
 ※初球に山田が二盗
馬渕:三ゴロ(アウトコースバットの先)
林:左前適時打(2-2から改心の当たり)
 ※初球に林が二盗、菅野がカットし飛び出した山田を刺すために三塁へ送球、タイミングアウトだったが古田が落球
 ※次の投球がワンバウンドのワイルドピッチで山田が生還
杉山:空三振
<左投手には滅法強い林が先制タイムリー



<ワンバウンドのワイルドピッチで2点目を献上

【2回表:織機~1点(藤原)】
小柳:右翼線二塁打
小森:三遊間左前打
国吉:空三振
菅野:一ゴロ(エンドラン)
狩野:左前打
 ※三塁を回った小森が余裕で三塁に戻ったがアウト
 ※三塁に入った西山がうまかった(うまくだました)
<藤原のチェンジアップをなんとかバットの先に引っかけた菅野。すぐさま同点としたこの1点は大きかった

【2回裏:ソフトウェア~0点(ケイティ)】
濱本:二ゴロ
来條:空三振
眞鍋:遊内野安打(弱い足元の投ゴロもケイティ捕れず)
西山:見三振

 

【3回表:織機~0点(藤原)】
白井:見三振
古田:四球(粘り勝ち)
トッピング:左前打
松岡:一邪飛
小柳:四球
 ※二塁に代走千葉
小森:中飛

 

【3回裏:ソフトウェア~0点(ケイティ)】
溝江:投前バント安打
 ※ある意味普通の投ゴロを一塁にワンバウンド送球。菅野も上手く捕ったが投げるのが遅過ぎた
山田:投ゴロ(エンドラン、走者二塁に)
馬渕:二飛
林:左前打(ケイティは林がかなり苦手か)
杉山:
 ※林が二盗、トッピングの送球を見越して溝江が本塁狙うも菅野からの好返球でホームタッチアウト!

 

【4回表:織機~0点(藤原)】
国吉:投ゴロ
菅野:四球(粘り勝ち)
狩野:投ゴロ(エンドラン。難しい球を2球エンドランファールしたあと)
白井:左飛

 

【4回裏:ソフトウェア~0点(ケイティ)】
杉山:空三振
濱本:三ゴロ(強めのセフティバント。投手を狙ったはず)
来條:左飛

 

【5回表:織機~3点(藤原)】
 ※ソフトウェアはファーストに手塚(←濱本)
古田:右前打
トッピング:二ゴロ失(二塁ベース付近の難しい当たりだが併殺コース。)
松岡:投ゴロ(バントの構えからのバスターで走者を進める)
小柳:四球(敬遠)
小森:左中間3点二塁打
国吉:中飛
 ※二塁代走に吉良
菅野:遊飛
<昨日に続いて痛いところにセカンドエラーが出たソフトウェア。この球場のセカンドは鬼門としか言いようがない



<二度目の満塁のチャンスで最高の結果を出した小森。はやりチャンスには抜群に強い。この試合DPで小森を起用した采配も的中

【5回裏:ソフトウェア~0点(ケイティ)】
代打横沢(←眞鍋):空三振
西山:見三振(西山は今日は球審との相性が最悪)
溝江:空三振

 

【6回表:織機~4点(藤原、山口)】
 ※セカンドに栗原(←溝江)、眞鍋は捕手で再出場
狩野:右本塁打
 ※ここで藤原投手無念の降板、投手に山口
白井:四球
古田:四球
トッピング:左越3点本塁打
 ※ここで捕手に鮫島(←眞鍋)
松岡:左飛
小柳:投ゴロ(山口お手玉もなんとかキャッチ)
代打川口(←小森):三ゴロ
<前半戦絶不調だったがここにきて大当たりのトッピング。打線に核ができた

【6回裏:ソフトウェア~0点(ケイティ)】
※織機はライトに国吉に代わり藤崎
山田:空三振
馬渕:左中間二塁打(火の出るようなライナー)
林:遊内野安打(三遊間深い当たり、林も懸命に走った、一二塁に)
代打袴田(←杉山):空三振(チェンジアップで泳がせた)
代打杉浦(←手塚):一邪飛

 

【7回表:織機~4点(山口、瀬川、藤原)】
※ファーストに濱本再出場
藤崎:捕邪飛(セフティバント失敗)
 ※ソフトウェアは投手交代、山口→瀬川
代打池原(←菅野):四球(ストレート)
狩野:四球(初球はストライクだったが)
白井:四球(ストレート)
 ※3四球で満塁に。ソフトウェアは藤原投手が再登板
古田:押し出し四球
トッピング:2点二内野安打(どん詰まりが一塁後方ラインギリギリにポトリ。今日のソフトウェアにはまるで運がない)
松岡:遊ゴロ(詰まったゴロ。栗原の入りが遅くゲッツーを取りきれず三塁走者生還)
小柳:四球
 ※川口の時にワイルドピッチで二三塁
川口:三直(いい当たりも林が好捕)
<日本の期待を背負いながらなかなか復活できない瀬川。早くまたあの快投が見たい

【7回裏:ソフトウェア~0点(宮本)】
 ※織機は投手交代、ケイティ→宮本
 ※代打池原がそのままセカンドに
来條(再出場):見三振
鮫島:空三振
西山:左飛

 

試合終了
<織機とソフトウェアの試合とは思えないスコア…


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