【2010年日本リーグ1部最終節にむけて~各チームの順位予想と戦い方】

 

 4位争いと下位争いが激化している今年の日本リーグ1部。最終節を前にしてようやく予測可能な状況が見えてきたのでその状況を各チームごとに説明します(間違いあったら訂正します)。
 本文での◆は確定した順位を、◇は可能性のある順位を表わしています。では。


 

◆1位確定(22勝0敗~20勝2敗)
 【トヨタ自動車】
 ※とにかく全勝優勝を目指す。投球回数制限にひっかかるアボットをどこに投げさせるか。大鵬にぶつけてきたらソフトボールファンどん引きでアンチトヨタ急増必至

 

◆2位確定(19勝3敗~17勝5敗)
 【ルネサス高崎】
 ※トヨタ戦は決勝トーナメントへの前哨戦として手の内を見せるかどうかもあるが、とにかく「全勝優勝」なんてふざけた真似は絶対にさせてはいけない。とにかく意地を見せろ!頑張れルネサス!

 

◆3位確定(17勝5敗~15勝7敗)
 【豊田自動織機】
 ※勝とうが負けようがどうでもよくなった最終節。しかし昨年同じ状況で最終節連敗して決勝トーナメントも初戦で負けた。
 ※ここは気合で2連勝して決勝トーナメントに向け弾みをつけたい。
 (注)ルネサスと並んでも得失点差で上回れないため

 


◇4~5位(14勝8敗~12勝10敗)
 【デンソー】
 (1)2勝の場合は4位確定
 (2)1勝の場合
   a.戸田中に敗戦、ソフトウェアに勝利なら4位に
   b.戸田中に勝利、ソフトウェアに敗戦の場合
    ①ソフトウェアがHondaに勝利の場合は5位に
    ②ソフトウェアがHondaに敗戦の場合は1点差負けなら4位に、2点差負けなら総得失点差争いに、3点差以上の負けなら5位確定
 ※初日にデンソーが戸田中に勝ち、ソフトウェアがHondaに負けた場合、翌日のソフトウェア戦は負けても1点差なら4位に入れる
 ※戸田中戦で仮に負けても、ソフトウェア戦で勝てば自力で4位になれる
 ※とにかく初日の結果は問わずとも、ソフトウェア戦に勝てば文句なく4位になれる

 【日立ソフトウェア】
 (1)2勝の場合は4位確定
 (2)1勝の場合
   a.Hondaに勝利、デンソーに敗戦なら5位に
   b.Hondaに敗戦、デンソーに勝利の場合
    ①3点差以上の勝利で4位確定
    ②2点差勝ちなら総得失点差争いに
    ③1点差勝ちなら5位に
 ※初日にソフトウェアがHonda戦に勝った場合、翌日のデンソー戦は勝ちさえすれば4位になれる
 ※Honda戦で負けてしまい、デンソーが戸田中に勝った場合、最終日のデンソー戦は2点差以上の勝ちが義務付けられる
 ※つまりHonda戦はともかく、デンソーに少なくとも2点差以上をつけて勝ちたい


 

◇6~8位(11勝11敗~9勝13敗)
 【Honda】
 (1)2勝すれば6位確定
 (2)1勝の場合
   a.佐川急便と太陽誘電がともに2勝すれば3チーム並んで三つ巴。3チーム内の得失点差争いになり「誘電>Honda>佐川」の順に
   b.佐川急便と太陽誘電のどちらかが2勝した場合、どちらと並んでも得失点差は同じになり、シーズンの総得失点差争いになる
   c.佐川急便、太陽誘電がともに1勝以下なら6位確定
 (3)0勝の場合
   a.上記同様、佐川急便と太陽誘電が2勝ならそれらが上、1勝なら総得失点差争いか三つ巴、0勝ならHondaが上
 ※何といっても今年一番女子ソフトボール界を盛り上げたのはこのHondaチーム。太陽誘電、佐川急便がともに織機戦、シオノギ戦を残しているので連勝は難しく、おそらくHondaは1勝でもすれば6位になる可能性は高い。
 ※ただやはり最後は締めくくりとして2連勝して過去最高順位の6位を自らの力で手に入れたい

◇6~9位(10勝12敗~8勝14敗)
 【佐川急便、太陽誘電】
 (1)2勝または1勝の場合は6~8位の可能性があり、Hondaの勝敗と連動する部分が大きいので上記を参照。
 (2)0勝の場合は7~9位の可能性があり、シオノギとの争いになることもあるので下記を参照
 (3)なお、誘電と佐川が並んだ場合は得失点差で誘電が上に


 

◇7~12位(8勝14敗~6勝8敗)
 【シオノギ】
 (1)2勝すれば9位以上確定
   a.太陽誘電が2敗した場合、勝ち数で並び対戦成績も上回り誘電より上に
   b.佐川急便が2敗した場合、佐川に前半戦1点差負けしているので少なくとも対戦成績も並び、2点差以上での勝ちなら佐川より上に
   c.佐川急便、太陽誘電がともに2敗した場合、3チーム間得失点差争いになる(今のところシオノギ「+3」、誘電「-4」、佐川「+1」
   d.つまり10節で誘電、佐川に連勝すれば7位も見えてくるということ
 (2)1勝の場合、少なくとも10位以上は確定
   a.伊予銀が2勝すれば伊予銀が9位、シオノギが10位
   b.伊予銀が1勝か0勝ならシオノギが9位
 (3)0勝の場合
   a.伊予銀が1勝以上すれば伊予銀より下で10位以下に
   b.戸田中が2勝すれば戸田中より下に
   c.大鵬が2勝すれば得失点差でも並び総得失点差争いに
 ※もっとも順位選択肢が多いのがこのシオノギ。7位浮上の可能性もありながら逆にまだ最下位になる可能性も残っている。
 ※ただそれぞれの下位チームの対戦相手を見ると、戸田中と大鵬が10節で2勝するのは厳しいのでおそらく自動降格や入れ替え戦にまわることにはならないだろう。
 ※伊予銀の2勝も厳しいので、シオノギは一つでも勝てば9位以上がほぼ確定する。


 

◇9~12位(7勝15敗~5勝17敗)
 【伊予銀行】
 (1)2勝すれば10位以上確定(シオノギが1勝以下なら9位に)
 (2)1勝の場合
   a.戸田中が2勝しても対戦成績で伊予銀が上に
   b.大鵬薬品戦で1勝すれば大鵬より上で、ルネサスに勝ち大鵬に負けても1点差なら総得失点差争いに、2点差以上で負ければ大鵬より下に
   c.つまり大鵬戦で勝つか、ルネサスに勝っても大鵬に1点差以内負けにしないと、入れ替え戦にまわる可能性が残っている
 (3)0勝の場合
   a.つまり大鵬薬品にも負けるということで、2点差以上で負ければ大鵬より下になる
   b.戸田中と並んだ場合は上に行けるので戸田中が2勝しない限りは安泰、戸田中が2勝すれば最下位の可能性もある
 ※とにかく今節は、というか今年は大鵬薬品戦が最後にして最大のヤマ場。勝てばほぼ入れ替え戦も回避。2点差以上で負ければ入れ替え戦必至の状況

 【大鵬薬品】
 (1)2勝すれば11位以上確定
   a.シオノギが2敗すれば得失点差でも並んで総得失点差争いに
   b.戸田中が2勝しても得失点差で上回れる
   c.伊予銀にも勝つということだが、2点差以上で勝てば伊予銀がたとえルネサスに勝っても伊予銀より上になる
 (2)1勝の場合
   a.戸田中が2勝すれば戸田中より下に、戸田中が1勝以下なら大鵬が上に
   b.伊予銀に1勝の場合は2点差以上の勝ちで伊予銀より上、伊予銀に負ければ伊予銀より下
 (3)0勝の場合
   a.戸田中が1勝でもすれば大鵬が最下位に、戸田中が0勝の場合は11位で入れ替え戦に
 ※とにかく大事なのは伊予銀戦。ここですべてが決まる。戸田中が2勝するのが厳しい状況なので少なくとも自動降格は免れるだろう。伊予銀戦に2点差以上で勝てれば入れ替え戦の回避もほぼ決まる。1点差勝ちなら総得失点差争いにもつれ込む。

 【戸田中央総合病院】
 (1)2勝の場合
   a.シオノギが0勝の場合だけ戸田中が上
   b.伊予銀行が0勝の場合だけ戸田中が上
   c.大鵬薬品が1勝以下なら戸田中が上、2勝なら大鵬が上
 (2)1勝の場合は11位以下確定
   a.伊予銀が0勝でも伊予銀より下になる
   b.大鵬が1勝以上すれば大鵬が上、大鵬が0勝なら戸田中が上
 (3)0勝の場合は12位が確定
 ※もっとも危険信号なのが戸田中。デンソー、Honda相手に0勝だと最下位が決定してしまう。1勝し大鵬が0勝だと11位になれるが大鵬は伊予銀戦を残しているので油断ならない。
 ※入れ替え戦も回避したいなら2勝してかつ他チームの成績次第。とにかく死ぬ気で2勝を目指すしかない。


 

【尤も可能性の高いと思われる順位】
1位トヨタ自動車
2位ルネサス高崎
3位豊田自動織機
4~5位「デンソーv.s.ソフトウェア」の勝者が4位 になる
6位Honda
7位佐川急便
8位シオノギ
9位太陽誘電
10~11位「伊予銀行v.s.大鵬薬品」の勝者が10位になる
12位戸田中央総合病院
※織機相手ではなくシオノギ相手にスメサートを先発させる佐川急便、最後は引退選手を試合に出してあげる太陽誘電、最後まで必死のシオノギ製薬、以上の条件で7~9位を予想


 

【参考:1部リーグ順位の決め方】
(1)勝率
(2)勝率で並んだ場合
  a.当該チーム間の対戦成績
  b.対戦成績が1勝1敗で並んだ場合は当該チーム間の得失点差
  c.得失点差でも並んだ場合は当該チーム間のシーズンの総得失点差
  d.総得失点差で並んだ場合は当該チーム間のシーズン総失点差
  d.それでも並んだ場合は再試合(ただし決勝トーナメント進出や入れ替え戦、自動降格に影響する場合)

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