【大垣ミナモ招待時代~東日本大震災並びにピンクリボン活動協賛チャリティー試合】
今日(21日)は大垣市北公園野球場にて、大垣ミナモとデンソーの練習試合が行われた。
元々、癌撲滅運動の啓発活動の一環であるピンクリボン活動協賛チャリティー試合ということで企画されていたものだが、先の三陸沖大地震に被災された方々のための募金活動も急遽併せて行われた。試合開始時間が当初予定の10時から雨によるグランドコンディション不良の影響で13時過ぎと大幅に遅れたにもかかわらず、合計で12万円を超える義援金が観客や関係者、それから両チームの全選手から寄せられた。もちろん僕もわずかながらであるが協力させてもらい、そして帰りの「餃子の王将」を我慢した。やはりこうやって試合を行ってくれることで人も集まるし、選手達の元気な姿が見られるし、そして何よりソフトボールを通して社会貢献が出来るというのがファンとしては非常に嬉しい部分でもある。ダイエットにもなる。
今年はどんどんこういうのを続けて欲しい。
さてその大垣ミナモについて。
ご存じの方も多いかと思われるが、大垣ミナモとは来年の岐阜清流国体に向けて大垣市を本拠地に結成された国体用チームである。このようなチームには今年の山口国体のために作られた「山口ACドリーム」や、あの戸田中央総合病院の前身チームなどもあった。
ただミナモがやや特異なのは、金メダリスト藤本索子(元レオパレス21)や、元デンソーで同じく五輪メダリストである増淵まり子や伊藤良恵など現役バリバリのそうそうたるメンバーを集めた、気合い満点で日本リーグ顔前のチームであるところだ。
ただこのチームはもちろん国体チームなので、彼女たち有名選手を核としながらも、チームの基礎となる若手選手は元佐川急便の若手や大学を出たばかりの選手など地元岐阜ゆかりの選手を集めて形成されている(ただし岐阜県出身者はほとんどいなかったが)。そうして昨年スタートしたチームに、今年はさらに元靜甲の鈴木優子、元戸田中の武井智穂、元ソフトウェアの田中亜侑美といった純岐阜出身の実業団経験者が加わり戦力が揃ってきた。
元来ソフトボールが盛んな土地柄で、有名なクラブチーム「FUKUJUSO」があるのもこの岐阜県。ユニチカ垂井という実業団の強豪チームもあったし、織機の小柳薫(生まれは愛知だが)や大鵬の鷲野留実、ソフトウェアの山中しほや眞鍋幸維、トヨタの細野了華など近年特に楽しみな若手選手が数多く育ってきている。
そんな岐阜に本拠地を置き活動しているこの「大垣ミナモ」。まだまだ五輪メダリストや実業団経験者と若手選手の実力の差は大きいが、チームが未熟だからこそ応援のし甲斐があるような地域に愛されるチームとして少しずつだが着実に成長していっているような気がする。
さてまたしても前置きが長くなったので、この後は簡単に。
今回はミナモが主体の招待試合ということでミナモの選手中心にプレー写真を載せて選手達の元気な姿を紹介していこうと思う。
※この日の試合の詳細については練習試合ということであまり細かく解説しません。テーブルスコアとしてまとめたのでそちらを参照してください。
<試合前に両チームの選手も募金>
<東日本大震災を受けて、半旗を掲げての試合となった>
<増淵まり子と染谷美佳という贅沢すぎる先発投手。ピンクリボン活動の一環なので、ミナモはピンク色のシャツを、デンソーはやや赤っぽいシャツを着ての試合になった>
<今年から監督兼任で頑張る伊藤良恵>
<相変わらず打ちまくる藤本索子>
<今日一番の目当てだった鈴木優子。やっぱり良い選手だ。靜甲のショートも松井がしっかりやってるので安心してくだされ>
<元ソフトウェアの田中亜侑美。3年前にシオノギの松村投手から打ったホームランを今でも覚えてる。またあんなのを見たい>
<さすが増淵の弟子!って感じの投球フォーム、中里見友紀子>
<元佐川急便の高村唯。個人的には外野手としても期待してるんだけどなあ>
<中里見とは大阪国際大時代もバッテリー組んでた柳田優香>
<キャプテンの佐々木可那子>
<サードの長沼裕子。この内野陣で守れるだけでも幸せと思いなさい(笑)>
<レフトの瀧本衣里。新崎のホームランは無理だったけど(左)、倉成のはもぎとった(右)>
<センターの明見茉紀>
<元佐川急便でライトの和田理絵。打つ方はぼちぼちだけど守りは猛特訓だ(笑)>
<桜花女子大時代は完全試合も達成した投手だったけど今年から野手転向の小林美紗代。その時の相手はもしかしたら河部祐里?>
以上が試合に出場した選手です。
他に、
斎藤妃(#15)
福元朱美(#5)
森尋美(#27)
蔵澤教子(#22)
武井智穂(#)
がいます(抜けていたらごめんなさい)。
さて、今日は脇役に回った感じだったデンソー選手の写真も何枚か。
<松本尚子のバッティング。この日は全選手肩に喪章を付けて試合を行った>
<ツボにはまれば楽にフェンス超えるのになかなかツボが見つからない新崎>
<永吉理恵のホームラン打ったときのフォームはいつ見ても惚れ惚れする>
<でも優勝したのは衣笠久美>
<下山洋子~DPで先発するも最初の打席で投手増淵が代打。その後リエントリー。こういうややこしい起用をするから写真で紹介するのを忘れる(笑) 追加します>