【2008年日本リーグ観戦記】第10節2日目:シオノギ vs マクセル~重圧に負けたかシオノギ、まさかのプレーでマクセルに敗れる!

※この試合に負けると入れ替え戦が決まってしまうシオノギ、かたや2部落ちがすでに決まっているマクセルだが1勝のままで1部を終える気はない

 

※先発メンバー
【先攻:日立マクセル】
1(7):加藤彩
2(8):阿部環
3(2):藤原幸代
4(5):高崎千恵
5(9):平野仁美
6(D):栫裕未(かこい)
7(3):斎藤美紀
8(4):千葉優子
9(6):田中涼子
DEFO-P:豊崎貴世

 

【後攻:シオノギ製薬】
1(5):宮
2(7):田城
3(9):安田
4(D):津本
5(8):高木
6(3):増野
7(2):橋元
8(6):佐藤
9(4):藤田
DEFO-P:安福

 

【1回表:マクセル1点】
加藤:中前打
阿部:投ゴロ(二封)
藤原:左前打(強烈な当たり、1、3塁に)
☆藤原に代走亀本
高崎:左前適時打
<安福の立ち上がりを攻め連打で先制>

☆安福、今日は球が走らないか、ここで松村歩に交代
平野:二ゴロ(2、3塁に)
栫:左邪飛(レフトファールフライ)

 

【1回裏:シオノギ1点】
☆マクセルは藤原が捕手で再出場
宮:右越え本塁打!(豪快に先頭打者弾!)
☆1点を先制されたシオノギ、すぐさま宮の先頭打者ホームランで追いつく!
<豊橋と言えばちくわ。1、2球目くらいは何もないだろうと客席のちくわの写真を撮ってるうちに・・・>

<文句なしの当たり!この写真で許してください>

田城:一邪飛
安田:三飛失
<三本間に非常に高い当たり、好守のベテラン高崎がまさかの落球>

<しかしこの時、上空にはセンターからホーム方向へかなり強い風が。この風がこの試合に今後どう影響するか・・・>

津本:右前打
高木:空振り三振
増野:死球(緩い変化球、やや故意に避けなかった感はあったが)
橋元:遊ゴロ(三封)

☆二死満塁から、橋元の打球は三遊間に強いゴロ、素早く追いつき、且つ難しいバウンドの打球をうまく処理した遊撃手田中が三塁へ送球しスリーアウト!弾いてもヒットになるような打球、このプレーが大きかった!
<ピンチを救ってベンチでハイタッチの遊撃手田中「1」>

【2回表:マクセル0点】
斎藤:二飛
千葉:一ゴロ(シオノギ増野が一二塁間の難しい当たりを見事に捕球!)
田中:三ゴロ

 

【2回裏:シオノギ0点】
佐藤:二ゴロ
藤田:四球(ストレート)
宮:中飛
田城:三ゴロ

 

【3回表:マクセル0点】
加藤:二ゴロ
阿部:左前打(詰まった当たりがショートの後方にポトリ)
藤原:中前打
高崎:遊飛
平野:空振り三振(今日も粘ったが)

 

【3回裏:シオノギ2点】
安田:左前打
津本:三前犠打
高木:中越2点本塁打!
☆マクセル以上に負けられないシオノギ、今日は本塁打攻勢で突き放す!
<センターに会心の本塁打を放つ高木>

増野:遊飛
橋元:左前打
☆ここでマクセルは投手交代、豊崎→中島
Ph熊谷(佐藤に代え):中飛

 

【4回表:マクセル3点】
栫:三塁強襲安打
斎藤:一前犠打(走者二進)
千葉:中前打(1、3塁に)
田中:二直
加藤:四球(粘り勝ち。この四球が大きかった)
阿部:三塁打三者生還逆転!

<写真でもわかるように、阿倍の放った打球は強烈な打球音とともにスタンドが「おおー!」と沸くようなセンターへの手ごたえ十分の当たり>

☆しかしシオノギのセンターは守備に定評のある高木である。
真正面の難しい打球にも素早く反応して後退、確実に落下地点に入り正面で打球を処理する、はずであった。
が、ここで高木にわずかな計算ミスが・・・。判断を迷わせる真上への難しいライナー、打球音、歓声も、自身の素早い反応で補ったはずだった。しかし、上空に吹く強い風が「半歩分」だけ、打球を押し戻したような気がする・・・。
全力で背走し、くるりと反転、そして腕を伸ばし頭上で処理するはずが、やや顔の当たりに打球が落ちてきた。たったそれだけの計算違いに加え、「この試合落とせない」という無言の重圧が作用したのかも知れない。
<ここまでチームを何度も救ってきた好守を誇る高木がグラブの土手に当てまさかの落球をしてしまった・・・>

☆二者が生還し、同点に。そして一塁走者のキャプテン加藤が見事な走塁でタッチをかいくぐり逆転のホームイン。まさかのプレーで、マクセルが一気に逆転してしまう。

※このプレー、公式記録では高木の失策はつかず、阿部の三塁打ということになった。
完全に落下点に入っていて落球したのだが、当たりの強さから考えると、あの打球に素早く落下点に入れたのはむしろ高木の守備力が高いからだと判断されたのだろう。
この判断は正しいと思うので、ここも訂正した。

藤原:遊ゴロ

 

【4回裏:シオノギ0点】
☆逆転したマクセル、中島を一人で交代させ、この回からいよいよ中国代表の呂投手が登板!

藤田:右飛(平野が前進して地面ギリギリで好捕)
宮:遊邪飛(走りに走った遊撃手田中が好捕!ファインプレー!)
田城:二内野安打
安田:中前打
津本:二半直(セカンドハーフライナー)
☆代わった呂投手を攻め、二死からチャンスを作るも、同点にできず

 

【5回表:マクセル0点】
高崎:遊ゴロ
平野:二飛
栫:遊ゴロ(投手のグラブを弾く、一塁ヘッドスライディングも及ばず)

 

【5回裏:シオノギ0点】
高木:三ゴロ
増野:左前打
橋元:空振り三振
佐藤:空振り三振

 

【6回表:マクセル0点】
Ph亀井(斎藤に代え):投ゴロ
千葉:左飛(田城が前進し好捕)
田中:二邪飛

 

【6回裏:シオノギ0点】
藤田:三ゴロ
宮:右前打
田城:三前犠打
安田:見逃し三振
☆田城に送らせてまで1点を取りに行くが得点できず!

 

【7回表:マクセル1点】
加藤:遊ゴロ(スラップでうまく転がしたが)
阿部:左前打
藤原:投ゴロ(弱い当たりで走者二進、送りバントの形に)
高崎:四球
Ph沖津:一ゴロ失(増野トンネル)
☆これが負けられない重圧か・・・
<今日も好プレーを見せた一塁手増野がこの正面の打球をトンネル。打球が転がる間に痛い追加点を奪われる>

☆沖津の代走に東
栫:空振り三振

 

【7回裏:シオノギ0点】
☆マクセルは代走の東がそのまま右翼手に

津本:見逃し三振
高木:中直
増野:遊飛

試合終了!!

マクセル 100 300 1・・・5
シオノギ 102 000 0・・・3

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