【2018年日本リーグ1部第5節京都大会②:Honda VS SGH ~ ポーターの一発とカーナビーの完封というSGHは理想的な僅差の勝利】

Honda 000 0000…0-3-0
SGHLD 000 1000…1-3-0

Honda:●ジェイリン・フォード - 田井静華
SGホールディングス:○カーヤ・パーナビー - 山科真里奈
(本):ステーシー・ポーター(S)
(三):
(二):

 

【戦評】
 3回までパーフェクトピッチングのHondaの先発ジェイリン・フォード。しかも3回は三者連続三振。これで調子に乗ったわけではないだろうが、続く4回、先頭の1番S・ポーターにセンターにホームランを打たれ、結局この1点が決勝点になってしまった。
 今年のリーグの前半戦は「大乱調」という言葉がそのまま当てはまるような大荒れのピッチングが続いたフォードだが、四球数さえそこそこに抑えられればこれくらいは十分やれる投手だ。この試合も点を取られる気配がなかっただけに、それだけにポーターの一発は痛かったが、まあ日本リーグでの経験は雲泥の差のポーターだから仕方がない。ポータの方がそれこそ1枚も2枚も3枚も、4枚も5枚も6枚も、7枚も8枚も…、8、は、はち枚目が足りない…。もうすぐ夏ですね。
 まそれはさておき、Hondaとして痛かったのが最終回の攻撃。0-1で1点負けてて無死二塁、打者佐野の場面で、さてあの強硬策は是か非か。結果的に佐野が打ち損じてセカンドフライを上げたが、それが良いところに飛んで二走大畑がタッチアップで三塁進塁成功、と思いきや、オーバーランでタッチアウトと、なんだか良かったのか悪かったのかどうかわからない結果に終わってしまったが、あの場面で素直に走者を送って、つまりタイブレイカーのようなつもりで1点を取りに行く攻撃をしていたら結果はどうだったのかと、やはり少しはそう思ってしまう。

 SGHはリーグの前半戦は出足は良かったが途中で躓き、今年は早々にダメかと思い来や、前半戦の最後の方に来ての好試合で4強争いに辛うじて踏ん張っている。この試合の1-0勝利も理想的な勝ち方で、間違いなく最後までリーグを盛り上げてくれるだろう。

 


【試合詳細】

【Honda~スタメン】
1(9):芝﨑絵梨
2(8):山田静香
3(3):森山遥菜→(走)大畑成美
4(7):佐野由貴美
5(D):サマンサ・フェーガン→(打)塚本蛍
6(6):渡邊瑞貴
7(2):田井静華
8(5):永友遥香→(打)藤家菜々子→(再5)永友遥香
9(4):高橋真子
FP(1):ジェイリン・フォード

 

【SGホールディングス~スタメン】
1(3):ステーシー・ポーター
2(9):田中瑠璃
3(7):中村光里
4(2):山科真里菜
5(5):増野瑠奈
6(D):水津佳奈江
7(6):柳瀬友紀
8(4):釣春香
9(8):土肥里奈→(打)中島香澄→(再8)土肥里奈
FP(1):カーヤ・パーナビー

 

【1回表:Honda~0点】
芝﨑:四球(ストレート)
山田:バント・三ゴロ二封
 ※二封は…、タイミングセーフに見えたが…
森山:見逃し三振(外いっぱい、見事!)
佐野:空振り三振(低めのボール)

【1回裏:SGホールディングス~0点】
ポーター:遊ゴロ(三遊間深い打球も渡邊巧く処理)
田中:二ゴロ
中村:空振り三振

 

【2回表:Honda~0点】
フェーガン:遊飛(初球)
渡邊:空振り三振
田井右前打
 ※止めたバットに当たってライト前に。テンポラリー走者に渡邊
 ※渡邊が二盗失敗でチェンジ

【2回裏:SGホールディングス~0点】
山科:見逃し三振(外角)
増野:投弾く投ゴロ(フォード必死のプレー)
水津:三ゴロ(高く弾んだ打球を永友がジャンプして好捕)

【3回表:Honda~0点】
永友:投ゴロ
高橋:凡退
芝﨑:三邪飛

 

【3回裏:SGホールディングス~0点】
柳瀬:空振り三振
:空振り三振
土肥:見逃し三振(3球)

 ※フォード、今日は絶好調!

 

【4回表:Honda~0点】
山田三塁線左前打(巧い流し打ち)
森山:左飛
佐野:空振り三振(またしても低め)
フェーガン:一飛(高い飛球)

【4回裏:SGホールディングス~1点】
ポーター中越え本塁打
田中:スラップ・二ゴロ
中村:空振り三振
山科三遊間左前打
 ※テンポラリー走者に
増野:遊ゴロ(初球)

【5回表:Honda~0点】
渡邊:見逃し三振
田井:空振り三振
藤家(打←永友):見逃し三振(1-2から)

 ※藤家に代わり永友がサードに再出場

 

【5回裏:SGホールディングス~0点】
水津:三ゴロ
柳瀬:四球(3-2から)
捕安(ボテボテがライン上に止まる)
中島(打←土肥):空振り三振
ポーター:四球(3-1から、半ば勝負せず)
田中:二ゴロ

 ※中島に代わり土肥がセンターに再出場

 

【6回表:Honda~0点】
高橋:二飛
芝﨑:中前飛(センターの土肥がダイビングキャッチ)
山田:空振り三振

【6回裏:SGホールディングス~0点】
中村:空振り三振
山科:中飛
増野:二ゴロ(好プレー)

【7回表:Honda~0点】
森山右前二塁打
 ※止めたバットに当たってライトの右前に
 ※ライトの中村が地際でグラブに入れかけるも弾いてしまい、森山は二塁へ
 ※二塁代走に大畑
佐野:二後飛
 ※セカンド釣が後ろ向きで捕球したのを見て二走の大畑がタッチアップ
 ※釣からの三塁送球でクロスプレーも大畑がセーフのタイミングでベースタッチ
 ※しかし勢い余ってオーバーランしてしまい、再タッチされて無念のタッチアウト!!!
 ※二死走者なしに
塚本(打←フェーガン):空振り三振

 ※まだ代打には右の大塚が残っていたのだが…

【試合終了】

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です