【2017年1部リーグ第8節・大分大会⑤:日本精工 vs デンソー~日精工が3点先取も、デンソーが4発で逆転勝利】

日本精工 030 0000…3-3-0
デンソー 012 210x…6-8-1

日本精工:●藤嶋涼菜、白川果歩 - 馬場未波、重石華子
デンソー:近藤光、○辰巳、エイミー・クレイガー - 鬼澤麻純、竹林綾香
(本):田中真紀子、山根すずか、増山由梨、テイラー・エドワーズ(デ)
(三):
(二):新美天理(日)、巽麗菜(デ)
【テーブルスコア】


【戦評】
日本精工としてはこの日の2試合目、3試合目が下位を争うデンソー、シオノギと対戦する絶対に負けられない今年最後の大一番。もちろん数字上はほぼ残留は厳しかったが何が何でも勝つしかない大事な試合で、セカンドには元デンソーでコーチ兼任のベテラン野木を入れて奇跡を願った。
大分大会で野木ちゃんと言えば思い出すのが6年前。泊まっていた大分リーガルホテルで晩飯食べようと上階からエレベーターに乗ったら、ちょうど上から降りてきた野木ちゃんと二人きりになった。挨拶してエレベーターが2階に付くと、開いた瞬間目の前にチームメートが全員集まっていて「誕生日おめでとう!ハッピーバースデー♪…」というサプライズ。そんなサプライズが目の前で繰り広げられている中、ゆっくりとしまるエレベーターに取り残された自分。あれは本当に気まずい瞬間だった(笑)

さて、そんなことはどうでもいい。で、結果からいえば3-6の逆転負けで奇跡は起こらなかったのだが、日本精工目線で見ているファンからしても、2回に幸運な打球や西岡の好走塁、村井のタイムリーで3点を先制するなど、最後まで期待を抱かせてくれるなかなか面白い試合ではあった。
デンソーとしては、前日誘電に勝ちながらもこの最下位日本精工相手に3点を奪われ、「あれ、結局まだ調子悪いままかな」と一瞬思わせたが、その後は4本塁打などであっさりと逆転勝利。これでようやく「強いデンソー」というか、「本来のデンソー」が戻ってきたことを確信した試合だった。


【先攻:日本精工~先発メンバーと交代選手】
1(D):村井彩乃
2(5):新美天理→(走)瀧中美緒→(再5)新美天理
3(4):野木あや
4(3):安井聖梨奈→(走)西岡彩乃→(再3)安井聖梨奈
5(9):尾西未紗→(打)平井真理子→(9)原野友希
6(8):中村白
7(6):松田愛実→(打)江口裕里
8(7):高岡祐衣
9(2):馬場未波→(2)重石華子
FP(1):藤嶋涼菜→(1)白川果歩

【後攻:デンソー~先発メンバーと交代選手】
1(8):増山由梨→(打)音地萌→(再8)増山由梨
2(5):榎本千波→(打)吉川真央→(再5)榎本千波
3(4):川畑瞳
4(D):テイラー・エドワーズ
5(3):田中真紀子
6(7):江口未来
7(9):巽麗菜→(打)山澤葵→(再9)巽麗菜
8(2):鬼澤麻純→(2)竹林綾香
9(6):山根すずか
FP():近藤光→辰巳舞衣→エイミー・クレイガー

 


【1回表:日本精工~0点】
村井:右直
新美:一飛(ツマリ)
野木:左飛

【1回裏:デンソー~0点】
増山:セフティバント・投ゴロ(間一髪)
榎本:一二塁間・右前打
川畑:死球(背中、エンドランがかかっていたか)
テイラー:二ゴロ併殺(4-6-3)

<1死一二塁からテーラーを併殺打に仕留める「野木、松田」の二遊間コンビ>



【2回表:日本精工~3点】
安井:中前打
(代走に西岡)
尾西:バスター投ゴロ・野選・失(近藤が間に合わない二塁へ投げしかも悪送球)
※一三塁に
中村:二飛
松田:一ゴロ・野選
※セフティバントのようなボテボテのゴロ。三走の西岡が好判断で本塁突入し生還。
※投手の近藤が本塁送球も間に合わず、鬼澤からの一塁転送もセーフ。
高岡:死球(足首)
馬場:見逃し三振(2-2から)
村井:右中間2点適時打(初球)
※ライト巽の本塁送球の間に村井も二塁へ。
新美:空振り三振

(安井が再出場)

<先頭の安井がセンターにクリーンヒット>


<続く尾西が投前に転がすも、投手近藤が間に合わない二塁へ、しかも悪送球>


<1死一三塁から松田のフルスイングゴロはバントのような投ゴロに>


<この打球で三走の西岡が判断良く生還。西岡の走塁センスは抜群>


<2死満塁から1番村井が初球をライトに2点タイムリー>


 

【2回裏:デンソー~1点】
田中:右中間本塁打
江口:一直
辰巳:投直
鬼澤:左飛

 

【3回表:日本精工~0点】
(この回からデンソーは投手に辰巳)
野木:左直
安井:遊ゴロ
※超スローチェンジアップを2球続けられ振ってしまう。
尾西:空振り三振
【3回裏:デンソー~2点】
山根:中越え本塁打
増山:一二塁間右前打
※増山が二盗
榎本:遊ゴロ
※送球を見て増山が三塁へ
川畑:右前適時打
※三走の増山がスタートを切っていたか?
テイラー:右飛
※タッチアップで川畑二塁へ
田中:四球
江口:一ゴロ

 

【4回表:日本精工~0点】
中村:空振り三振
松田:三ゴロ(好プレー)
高岡:三ゴロ(好プレー)

【4回裏:デンソー~2点】
巽:左中間二塁打(ライナーで真っ二つ)
※パスボールで三塁へ
鬼澤:エンドラン・二ゴロ(打点)
山根:右飛
増山:右越え本塁打
※尾西がもっと早くフェンスについていたら捕れたかも
榎本:四球
※ワンバウンド投球を少し弾いたのを見て二塁へ
川畑:二ゴロ

<増山が日本精工を突き放す5点目のホームラン>

 

【5回表:日本精工~0点】
馬場:見逃し三振(3球)
村井:空振り三振
新美:中右二塁打
※センターの増山がダイビングも届かず。
(代走に瀧中)
野木:二左ゴロ・失
※セカンド川畑が弾くエラーも、二走の瀧中が三塁を回って飛び出してしまい三本間で挟殺。

(サードに新美が再出場)

【5回裏:デンソー~1点】
テイラー:左越え本塁打(弾丸ライナー、打った瞬間)

(日本精工はバッテリー交代、投手に白川、捕手に重石)

田中:四球
江口:二邪飛(高いフライ)
山澤(打←巽):遊ゴロ併殺(6-4-3)

(巽が再出場)

<前半戦大不振のエドワーズが打った瞬間わかるようなホームランでダメ押し>


<日本精工は松田、野木の二遊間でこの日二つ目の併殺を奪う>


 

【6回表:日本精工~0点】
(デンソーは投手にクレイガー、捕手に竹林)

安井:空振り三振
平井(打←尾西):見逃し三振(2-2)
中村:スラップ・中飛

(代打の平井に代わり、ライトに原野)

<リリーフのクレイガー。MAX106km/hの速球で押しまくる>


 

【6回裏:デンソー~0点】
竹林:四球
山根:一犠打(二塁)
音地(打←増山):三飛
※二塁テンポラリー走者に山根
吉川(打←榎本):一ゴロ

(増山、榎本が再出場)

 

【7回表:日本精工~0点】
江口(打←松田):スラップ・空振り三振
高岡:二ゴロ(速球をファールで粘るも最後はチェンジアップ)
重石:空振り三振(3球)
【試合終了】

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