【2009年第7節長野大会1日目:誘電 vs 織機 ~ バークハート好投。誘電は淡泊な攻撃に終始】

【先攻:太陽誘電】
1(8):松崎絵梨子
2(6):水谷直子
3(5):廣瀬芽
4(2):谷川まき
5(7):丸山実希子
6(4):上西晶
7(D):藤田倭
8(9):川原若菜
9(3):佐野志津香
DEFO-(1):伊藤美幸

 

【後攻:豊田自動織機】
1(7):白井沙織
2(8):狩野亜由美
3(5):古田真輝
4(2):ジェニー・トッピング
5(6):内藤恵美
6(D):本田小百合
7(9):田中幹子
8(4):酒井かおり
9(3):長澤佳子
DEFO-(1):ケイティ・バークハート
<誘電の先発は坂井ではなく伊藤美幸。エースではないが伊藤も好投手で、織機は打ちあぐむことも多い>

【1回表:誘電~0点】
松崎遊内野安打
水谷:一前犠打野選
廣瀬:見逃し三振
谷川:一ゴロ併殺打
__※無死一二塁の絶好の先制機に頼みの三番四番があっさりと凡退・・・__
<絶好の先制機に痛恨の併殺打。最強打者谷川まきの外国人投手アレルギーは深刻>

 

【1回裏:織機~2点】
白井:四球
狩野:捕前犠打(初球)
古田左中間適時二塁打
<誘電とは逆に先制機にキッチリとタイムリーを放つ織機の古田真輝。低めの難しい球を完璧に捉えた。本当にチャンスに強い>


トッピング:見逃し三振
内藤遊ゴロ失(平凡なゴロを水谷がトンネルし追加点)
<水谷のトンネルでホームを狙う古田。厳しいブロックも技でかいくぐる。こういう走塁が出来るのも織機の強さの秘密>


<谷川のブロックをかいくぐった古田の手はしっかりとベースに>


本田:左飛

 

【2回表:誘電~0点】
丸山:投飛
上西(右打席):四球
<左投手相手と言うこともあるが、久しぶりに見た好打者・上西晶の右打席>


藤田:二ゴロ
川原:一ゴロ

 

【2回裏:織機~0点】
田中:左飛
酒井:三ゴロ
長澤:右飛

 

【3回表:誘電~0点】
佐野:見逃し三振
松崎左前打
<抑え込まれたクリーンアップとは違い一人気を吐いた松崎絵梨子>


(ワイルドピッチで二進)
水谷:二ゴロ(三進)
廣瀬:四球
☆代走に岡本由香
谷川:三ゴロ

 

【3回裏:織機~0点】
廣瀬再出場
白井:空振り三振
狩野左前打
(盗塁死)
古田:遊ゴロ

 

【4回表:誘電~0点】
丸山:二ゴロ
上西:空振り三振
藤田左前打
<誘電が投打に大いに期待する逸材・藤田倭。スケールの大きさを見せつける打球の速さだった>


川原:四球(粘り勝ち)
☆二塁代走に和田千鶴
代打佐藤なみ(←佐野):(捕邪飛失)三ゴロ(かなり粘ったが)
<好守を誇るトッピングの珍しいお手玉。打球が低く頭上真上に上がったため一瞬見失った>

 

【4回裏:織機~0点
川原が再出場
トッピング:左直
内藤:二飛
本田:二ゴロ

 

【5回表:誘電~0点】
松崎:見逃し三振
水谷:遊小飛
廣瀬:見逃し三振
<ここ最近織機戦では元気のない廣瀬芽。今日も二つの見逃し三振>

 

【5回裏:織機~1点】
田中中前打
酒井:一前犠打
長澤:遊ゴロ
白井左前適時打
<「白井だから打つだろう」と漠然と期待してしまい、尚かつそれにちゃんと応えてくれる打者。本当に頼りになる>


<白井の浅いレフト前で二塁からホームへ突っ込み、古田同様に巧いスライディングでセーフにした田中幹子>


狩野:中飛

 

【6回表:誘電~0点】
谷川:三直(当たり損ね)
丸山:見逃し三振
上西投強襲安打
再出場藤田:左飛

 

【6回裏:織機~0点】
☆誘電はこの回から投手に藤田倭
<期待の藤田の投球。この日は無難にまとめた>


古田:遊飛
<誘電の水谷はお手玉しながらも何とか捕球>


トッピング:中飛
内藤:二ゴロ

 

【7回表:誘電~0点】
川原:二直
佐藤:空振り三振
<期待の佐藤みなみ最後は空振り三振に討ち取られた>


水谷:二ゴロ

 

試合終了!

誘電 0000000…0
織機 2000100…3

 

※1時間40分のあっさりとして試合。
安打数はともに4本だが、適時打2本と先頭打者安打の織機。
一方の誘電は散発でしかもチャンスでは打てず。
さらに織機は巧い本塁へのスライディングが二つあり2点をもぎ取ったが、逆に誘電はタイムリーエラーが一つ。
試合巧者振りで勝る織機としては終始危なげないゲームだった。
打てるときには爆発するが、大事な試合や強い相手には急に沈黙する。その誘電の乗り越えねばならぬ壁はすなわち、谷川まきの越えねばならぬ壁だろう。

※打線は、確かに相手は防御率1位のトッピングでそうそう打てないだろうが、しかしそれにしても淡泊すぎ。それとは逆に、投手の伊藤美幸は本当によく投げていた。誘電的にはそろそろリーグ戦も終戦に近づいてはきたが、全日本総合でルネサスの連覇を阻止するという大役もあるし、まだまだ伊藤と誘電の今年にも注目したい。

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