マクセル 000 1000…1
シオノギ 000 200x…2
日立マクセル：●呂‐小林
シオノギ製薬：○安福‐橋元
【先攻：日立マクセル】
1(8)：阿部環
2(4)：田中涼子
3(6)：小野奈津子
4(2)：中村祥子
5(5)：小林朝子
6(3)：高崎千恵
7(D)：田中梢子
8(7)：東綾華
9(9)：頼モンティ
FP(1)：呂偉
【後攻：シオノギ製薬】
1(7)：藤田恵
2(8)：陽山亜美
3(3)：杉本夏子
4(5)：宮幸代
5(D)：上田恵
6(4)：紺野智美
7(9)：三宅美咲
8(2)：橋元春華
9(6)：椎木明日香
FP(1)：安福智
【戦評】
立ち上がりから結局最後まで調子の上がらなかったマクセル呂に対し、ここのところ好調のマクセル打線の要所を抑え1失点で乗り切ったシオノギ安福の粘り強い投球が印象に残った。
マクセルとしてはやはり悔やみきれないのが4回の判定。無死一塁でシオノギ三宅が平凡なセカンドゴロ。代走の1年目長平とセカンドの田中涼がすれ違った時、双方がバランスを崩してよろめいたことから接触があった可能性が高いように思えたのだが塁審の判定は「接触なし」。これで生かしたランナーが結局決勝点となってしまった。そのもらったチャンスを一発でものにした橋元のバッティングも立派。今日はシオノギ打線にいい当たりが多く、打線も好調だしやはり呂もいつもの呂ではなかったようだ。ただしシオノギは呂に対し7安打2四球ながらその橋元の2点で終わった最大の原因が7度の送る場面すべてで送れなかったこと。正直ここまでバントやバスターの失敗が続いた試合を見たことがない。とにかくバントで送って走者を進めるのがシオノギの伝統なのに今日の失敗の連続は話にならない。猛省を促したい。
マクセル側も再三のチャンスをものにできず、消化不良的な攻撃だったのだが、ただし守り、特に外野の守りに関しては両チームともに素晴らしかった。シオノギの藤田も三宅も良かったし、そして何よりマクセルの阿倍。阿部のフェンス際の強さは本当に素晴らしい。まさに塀際の魔術師だ。
【1回表：マクセル～0点】
阿部：中飛
田中涼：二ゴロ
小野：遊直
＜小野の火の出るような当たりを椎木がジャンプして好捕＞
【1回裏：シオノギ～0点】
藤田：右前打(ファール5球で粘ったあと)
陽山：三前犠打失敗二封(バントが強すぎた、1回目)
杉本：バント失敗投飛(2回目)
宮：左中間安打(陽山三塁へ)
※上田の時に宮が二盗も離塁アウトを取られる
【2回表：マクセル～0点】
中村：左前打(クリーンヒット)
小林：投犠打(バントがフライになりファースト杉本を越えるも安福が追いつく)
高崎：空振り三振
田中梢：投ゴロ
【2回裏：シオノギ～0点】
上田：四球(ファールで粘った)
紺野：バント失敗捕飛(3回目)
三宅：二内野安打(二遊間のゴロを田中涼がグラブに当てながらトスするが逸れる)
橋元：右飛
椎木：二ゴロ二封(二遊間のいい当たり田中涼好捕)
＜紺野がバントをキャッチャーフライ。ことごとく送れなかった今日のシオノギ＞
【3回表：マクセル～0点】
東綾：見逃し三振
頼：投ゴロ
阿部：左中間二塁打
代打河瀬朝子：四球(ストレート)
※代走に田中涼再出場
小野：左前打
※レフト藤田が好返球でアウト
＜強風で打球が流される難しいコンディション。藤田が捕ったと思ったが打球が落ちて二塁打に＞
＜小野のヒットが出るも藤田が好返球。悠々アウトのタイミングだが阿部の迫力のスライディングにあわやセーフに＞
【3回裏：シオノギ～0点】
藤田：中前打
陽山：空振り三振(バントの構えからバスター三回空振りで送れず、4回目)
杉本：一前バント失敗二封(強すぎた、5回目)
宮：中飛(大、阿部がファインプレー）
＜宮の大きな当たり。フェンスにつき、左に流される打球を追いながらもキャッチ。阿部得意のプレーでホームランをもぎ取る＞
【4回表：マクセル～1点】
中村：右飛(大)
小林：右翼線二塁打
高崎：見逃し三振
田中梢：左中間適時二塁打(ドロップ２つ空振りさせたが速い球を持って行かれた)
東綾：二ゴロ
＜シオノギ三宅も負けじと大きな当たりを好捕。コンバートされたばかりの外野守備もこれくらいやれれば立派＞
＜田中梢が均衡を破るタイムリー二塁打＞
【4回裏：シオノギ～2点】
上田：右前打(クリーンヒット)
※一塁代走に長平雅
紺野：遊ゴロ二封（バントの構えからバスターも送れず、6回目)
三宅：二ゴロ(守備妨害で長平アウトと思いきや→判定はセカンド田中の失策)
↓
※一走の長平がゴロを捕球寸前の田中涼と交錯し田中涼が転倒、しかしそのままプレー続行で小林監督猛抗議で5分中断。協議の末に「接触がなかった」という判定でそのままで試合を再開。
セカンドのエラーとなり、田中涼そしてマクセルにはあまりにも不運な判定となる。
橋元：左中間2点二塁打
代打山根すずか：空振り三振
藤田：一邪飛
＜走者と交錯して転倒も接触なしの判定。こういう判定はぜひともルネサスに対してお願いしたい、笑＞
＜小林監督の抗議も実らず。揖斐川大会の靜甲v.s.ルネサス戦では同じような場面で「守備妨害」の判定。しかしルネサス山本が抗議したら「走塁妨害」に判定が変わったらしい＞
＜このチャンスで決めたのが橋元。左中間を完ぺきに破る二塁打で決勝点を叩き出す＞
【5回表：マクセル～0点】
頼：三ゴロ(セフティバント失敗)
阿部：空振り三振
田中涼：空振り三振
【5回裏：シオノギ～0点】
代打高橋里江：中前打
杉本：遊飛
※バントの構えからバスターも失敗で送れず、7回目
宮：四球
再出場上田：空振り三振
紺野：捕ゴロ(いいセフティバントも間一髪)
【6回表：マクセル～0点】
小野：四球
中村：一前犠打
小林：投ゴロ
高崎：空振り三振
【6回裏：シオノギ～0点】
三宅：二ゴロ
橋元：中飛
椎木：三ゴロ(小林好プレー)
【7回表：マクセル～0点】
田中梢：三ゴロ(バットの先)
代打篠田美穂：三ゴロ(緩い当たりを宮が軽快に処理)
頼：空振り三振
【試合終了】