【2011年カナダカップの結果〜決勝トーナメント】

 


【(決-1) 第9試合○】
CNU 000 1000…1-3-1
JPN 010 002x…3-9-1
USA:●Wang-Cai
JPN:染谷,○宮本-峰
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【戦評】
 非代表のオープン参加チームが集まった予選リーグを戦ったとはいえ、各国代表投手に負けないような防御率(1.53)を残した中国南京大のエースWang Lan。
 そのWang投手相手に好調な日本代表打線も要所を押さえられて苦戦。山本のヒットで先制するも、今大会好調の染谷が4回だけ崩れ2安打1死球の満塁から内野ゴロで1点を奪われ同点とされる。
 嫌な雰囲気が漂ってきた6回裏にようやく打線がWangを捕らえ、岩渕、峰、山本のヒットで満塁とした後に蔭山が2点適時打とルネサス勢の活躍で勝ち越し。
 5回から染谷をリリーフした宮本が1安打に抑えて日本が勝利。宮本が日本代表として初めての勝利投手となった。


【(決-2) 第10試合○】
JPN 403 1000…8-13-0
VEN 000 0000…0- 3-0
JNA:○上野,宮本,平原,S山根-峰
VEN:●DOliveira,Gomez-Rodriguez
(三):山本
(二):山田,藤野,林,上野
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【戦評】
 予選で連勝しているベネズエラ相手に日本打線が初回から爆発。古田の適時打で先制すると山本、上野も続いて4点先取でほぼ大勢が決まる。
 その後も効果的に打線が追加点をあげ、早々と退いた先発上野のあとを宮本、平原、山根と継投して無失点リレー。8-0の完勝で決勝進出決定戦に駒を進めた。


【(決-3) 第11試合○】
USA 010 0110 …3-11-1
JPN 030 0001x…4-4-1
USA:Canion,●Thomas-Holocombe,Shults
JPN:上野,○染谷-峰
(二):Arioto,峰
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【戦評】
 予選では1勝1敗の五分だったライバルアメリカとの三度目の対戦。
 この日はやや不調の上野が2回に捕まり、四球、単打、二塁打で早くも1点を先制される。
 しかし日本打線がすぐさま反撃し、その裏藤野のヒットと大久保の犠打で作ったチャンスに峰がすかさず同点適時打。さらにワイルドピッチで勝ち越すと古田にも適時打が出て3-1と逆転する。
 たださすがにアメリカも黙ってはおらず、ヒットを打たれて降板した上野をリリーフした染谷から5回、6回と連続で適時打が出て3-3の同点と追いつく。
 開幕戦に続く延長戦突入が見え始めた7回裏、やはり最終的に勝敗を決めたのは守備力の差で、峰の二塁打のあと蔭山のセカンドゴロがタイムリーエラーとなって日本がサヨナラ勝ち。
 決勝トーナメント3連勝で決勝戦への進出を決めた。


【(決勝戦) 第12試合○】
JPN 213 0001…7-10-0
USA 000 0000…0-6-1
JPN:○上野-峰
USA:●Ricketts,Thomas,Canion-Shutte,Holocombe
(本):山本
(二):山田,古田,山本,林,坂元
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【戦評】
 四度目の対戦となった決勝でのアメリカ戦であったが思わぬ大差となった。
 初回に山田、古田の二塁打に山本にも二塁打が出て2点。2回には坂元に適時二塁打、3回には山本のホームランに松本、蔭山の連続適時打と3回で6得点。
 これにはアメリカ打線も反撃の気力が失せたか上野の前に全くチャンスらしいチャンスも作れぬまま散発3安打で完封負け。

 格下メンバーでは日本に勝てないことがわかったアメリカが、今週から始まる本拠地USAカップでどこまで本気を出してくるのかがとても楽しみになるカナダカップでの日本の優勝だった。


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