【今は打てなくても大丈夫~レオパレスの若手野手4人衆】

さて千葉大会ではアボット&バークハートというアメリカを代表する新旧のエース投手にまるで子供扱いにされてしまったレオパレス期待の若手打者。実際に記録としてあげてみるといかに手も足もでなかったかがよくわかる。


※2009年千葉大会(対トヨタ自動車、対豊田自動織機)
★伊藤綾香(7打数0安打6三振)
対アボット
(空振り三振、空振り三振、空振り三振、空振り三振)
対バークハート
(空振り三振、遊ゴロ、空振り三振)

★田中梢子(7打数1安打4三振)
対アボット
(空振り三振、空振り三振、空振り三振、投前安打)
対バークハート
(投ゴロ、三ゴロ、空振り三振)

★林舞乃(5打数0安打5三振1犠打)
対アボット
(空振り三振、見逃し三振、空振り三振、犠打)
対バークハート
(空振り三振、空振り三振)

★陰山遥香(7打数0安打5三振)
対アボット
(空振り三振、投ゴロ、空振り三振、見逃し三振)
対バークハート
(空振り三振、二直、空振り三振)

★合計:26打数1安打20三振1犠打

唯一の安打も田中のバントが内野安打になったのみ。他はほとんど三振と言ってもいいし、外野には1球も飛ばせなかった。
しかし大丈夫!
初対戦でアメリカを代表する長身の左投手、なかなか簡単に打たせてもらえるはずがない。
今回アボットから2安打し、日本代表にも欠かせない存在となったキャプテン河野美里、それからご存じ金メダリストで前キャプテンの佐藤理恵、この二人の五輪前年のジャパンカップの成績を見てみよう。

※2007年ジャパンカップ決勝戦、対アメリカ


★河野美里~7番DPで先発出場
対アボット
第一打席(3回先頭打者):空振り三振
第二打席(5回二死走者なし):空振り三振
対オスターマン
第三打席(7回二死二塁):空振り三振
第四打席(10回一死満塁):空振り三振

★佐藤理恵~6回の守備から一塁手として伊藤幸子選手に代わり途中出場
対オスターマン
第一打席(7回一死二塁):見逃し三振
第二打席(10回無死満塁):空振り三振

★合計6打数6三振(9残塁)

そう、レオパレスが誇る日本代表選手の河野も佐藤も、最初はこれらの投手に全く手が出なかったのだ。しかし半年後佐藤は金メダル獲得の立役者になったし、河野はその前後も通じて日本最高のヒットメーカーである。
今回打てなかった若手4人も、一夏を越して大きく成長し、きっとこの借りを返してくれるだろう。レオパレス期待の若手4人が後半戦でアボット&バークハートに対してどのようなバッティングを見せてくれるのか、今からとても楽しみだ。

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