【日本リーグ前半戦最終節!第五節の見どころ】

【山形大会~一昨年の悪夢を振り払えるか上野】
(トヨタ自動車、豊田自動織機、ルネサステクノロジー、佐川急便)

ここまでの四節、全ての強豪チームを撃破してきたトヨタ&織機連合が前半戦最後で当たるのが昨期の覇者ルネサス。
よくまあこんなファン垂涎の組み合わせを最後に残しておいたなコンチキショーみたいな感はあるのだがそのルネサス、ここ白鷹町大会では一昨年レオパレス相手に痛い星を落としている。ことあるごとに振り返ってきたそのレオパレスとルネサスの一戦を再びここで振り返りたいが、裏でその試合を演出したのが戸田中。
まずは一日目、堤が好投し、ルネサス上野と投げ合う白熱の投手戦も惜敗。
しかし2日目のトヨタ戦で初回7失点し、稲垣と二人で計17失点の記録的大敗。しかもその試合で戸田中の坂本監督が判定をめぐり猛抗議、試合が20分近くも中断(笑)
延びに延びた次の試合がレオパレスとルネサス。0-0のまま迎えた6回表(本来なら試合はとっくに終わってる時間)に突然の強い雨。
雨と同時にレオパレス打線が上野に襲いかかり、藤本が三塁打、佐藤がセンター前先制タイムリー、井上がトドメのセンターオーバーのツーランと、三人であっという間に3点を奪ってしまった。そして次の回から雨は上がり、ローチがしっかり完封勝利。
一節毎の帯同チームの組み合わせ、一日2試合やるシステムがもたらす前の試合の影響、その試合の流れ、そして天候…
今のシステムになって以来、自分が見た中では一つの節としてはもっともドラマチックな展開だったかも知れない。
さてそれ以来の白鷹大会、今回も天気はあまりよくないらしいが果たしてどんなドラマが起きるのか。でもトヨタが今季三度目の試合延期みたいなドラマはノーサンキュー!

 

【栃木大会~地元で初勝利は義務だ】
(Honda、太陽誘電、デンソー、シオノギ)

惜敗続きでまさかの全敗のHondaは地元栃木での前半最終節、何をしてでも勝たないといけない大会。とくにシオノギ戦には300gの和牛ステーキパワーで全精力を傾ける。もちろんここ2節好調のシオノギは勝って一気に突き放したい。

見事に試合巧者の負けないチームに変貌した「強豪・デンソー」に対するは、西武の西口並みに報われない好投を続ける坂井の太陽誘電。
誘電はここで負けて6敗になるともはや決勝トーナメント赤信号。後半戦は信号機を破壊するところからスタートしないといけなくなる崖っぷち。
歴史を塗り替える勢いで打ちまくっている廣瀬の打棒にも大注目!

 

【埼玉大会~負けられないチーム同士のサバイバル】
(戸田中、レオパレス、ソフトウェア、伊予銀)

ソフトウェアv.s.レオパレスはもちろんのこと、戸田中v.s.伊予銀もどちらも負けられない。
ここまで6勝3敗のソフトウェアと5勝4敗のレオパレス。ルネサスに勝ったソフトウェアが一歩前にいるが、共にトヨタ、織機、デンソーには敗戦とほぼ五分。ソフトウェアが勝てば三歩前に進み、レオパレスが勝てば星は並ぶが直接対決勝利なので半歩前に出られる。
しかしソフトウェアはその前にトヨタを破って調子に乗った純地元の戸田中戦も侮れない。

戸田中は伊予銀に勝って4勝にすると降格入れ替え戦争いから一抜け。久々に安眠できる夏休みを迎えられるが、今年はハイジカップがなくなった伊予銀だって勝って勝利を積み上げて少しは夏休みは欲しいのだ。
そんな中でもしかしながら、どんなに勝とうがたとえ前半戦全勝していようが、日立マクセルに決して休みは訪れない…。

※所々細かい間違いあるかもしれません。追って訂正いたします。

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