【2010年ホープセクション優勝のゆくえ~第5節の勝敗シミュレーション】

 さて大混戦のホープセクションも第4節が終わりいよいよ残すところ最終節のみとなった。この実力チーム揃いのホープセクションの結果がどうなるか、どこが1位になるかでアドバンスセクションを含めたプレーオフの結果も変わってくるわけだが、第5節に上位陣の直接対決を2試合残しているためまだまだ結果に予断は許さない。
 そこで5節の勝敗からどのような最終結果になるのかをこの時点でひとまず予測してみた。まだまだ1か月以上も時間があるのでまた本番が近付いたら予測の不備や間違いがあった場合の訂正も含めて改めて予想をしてみたい。
 ひとまずは自分の中での興奮を静めるためにも現時点でのシミュレーションをしてこの問題にひと段落をつけておきたいと思う。
 まずは下の図を見ていただきたい。

 

<図A>

 図Aは第5節に直接対決を残している靜甲、東海理化、島根三洋の勝ち数の結果から最終勝ち数がどうなるかを考慮した表である。当たり前であるが、たとえば靜甲と東海理化はともに3試合を行うが、直接対決を含むことから両チームが3勝することはあり得ない。同じように、靜甲が3勝するという条件では島根三洋と東海理化がともに1敗するわけであるが、東海理化と島根三洋も直接対決があるためにこの場合に東海理化と島根三洋がともに2勝することもあり得ない(つまり靜甲3勝、理化2勝、島根2勝はあり得ない)。
 そんなふうにして実現不可能な結果を排除して可能なもののみを列挙したのがこの図Aである。ただ可能性としては「靜甲0勝」というのもあり得るわけだが、さすがにベルマーレ戦も含めての3連敗はあり得ないだろう、というように考え、各チームが0勝で終わるという低い確率の結果は排除した。

 ただそれでも図Aを見ると17通りの可能性が存在するわけでまだまだ予想というにはほど遠い。そこで思い切ってさらに現実的と僕が考える結果にのみしぼってみた。
 たとえば図A上段の右端。靜甲が3勝して東海理化と島根三洋がともに1勝というのは、つまり理化と島根が試合した場合に必ずどちらかは勝つわけだからその勝った方がそのまま1勝で終わるということ、つまりもう1試合のベルマーレ戦に負けるということを表している。さすがにこのレベルのチームがベルマーレに負ける可能性は低いだろうと考えてその可能性を排除する。そういう風にしておもにベルマーレ戦に負ける可能性の低さを考慮して予想しなおしたのが下の図Bである。
 そしてこの図Bをもとに最終結果の可能性を探りたい。

<図B>

 なお、第4節終了時点までに決定している条件は以下のとおりである。
 靜甲とマクセルが勝敗で並んだ場合は、得失点差でマクセルが上
 マクセルと東海理化が勝敗で並んだ場合は、得失点差で東海理化が上
 マクセルと島根三洋が勝敗で並んだ場合は、得失点差も同じであるため総得失点差で順位を決める
 三つ巴になった場合は第5節の得失点差により結果が変わる

 以上の条件を踏まえ、図Bに示した現実的な可能性A~Fの6通りの場合に、マクセルの結果によって順位がどう変わるかを以下に示した。なお、マクセルの可能性としては3勝がもっともあり得る結果で、最悪でも2勝はすると確信しているのでその2通りについてのみ考えた。

 

★マクセルが3連勝し11勝に到達した場合の順位(図BのA~Fそれぞれについて)

(1)Aの場合:靜甲、マクセル、東海理化、島根三洋
(2)Bの場合:靜甲、マクセル、島根三洋、東海理化
(3)Cの場合:(靜甲、東海理化、マクセルの三つ巴間の得失点差)、島根三洋
(4)Dの場合:マクセル、靜甲、(島根三洋、東海理化の得失点差)
(5)Eの場合:マクセル、靜甲、東海理化、島根三洋
(6)Fの場合:東海理化、マクセル、島根三洋、靜甲

 

★マクセルが2勝で終わり10勝の場合

(7)Aの場合:靜甲、東海理化、マクセル、島根三洋
(8)Bの場合:靜甲、(マクセル、島根三洋のシーズン総得失点差)、東海理化
(9)Cの場合:東海理化、靜甲、マクセル、島根三洋
(10)Dの場合:靜甲、(マクセル、東海理化、島根三洋の三つ巴間の得失点差)
(11)Eの場合:靜甲、東海理化、マクセル、島根三洋
(12)Fの場合:東海理化、(マクセル、島根三洋のシーズン総得失点差)、靜甲

 以上、上記12通りのどれかになる可能性が高いだろう。
 これを見るとやはり靜甲が有利で、マクセルが3連勝すればマクセルもまだまだ優勝を狙えるが、東海理化もマクセル戦での得失点差が効いていてマクセルが2勝で終わるとまだまだプレーオフを狙えることがわかる(つくづく4節での甲賀戦敗戦が痛かった)。
 靜甲もマクセル戦でのあの「1点」があればさらに有利になっていたのは確かであるが、しかしそれでもまだもっとも優勝に近い位置にいることには変わりはない。

 この中でさらに個人的に絞ると、やはりマクセルが3連勝というのがもっとも可能性が高いわけで、その場合に靜甲が3連勝すればひとまずはややこしい問題が起きずにマクセルもプレーオフに行ける。
 マクセルの関係者およびファンは、ライバル靜甲に「勝ってくれ」と祈る初めての週末を迎えることになるかもしれない(笑)

 はてさて結果はどうなるか。
 興奮して1か月も前にシミュレーションしてしまったので、また近づいたら同じような記事をアップします(笑)

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