【2010年日本リーグ第8節1日目:ソフトウェアv.s.シオノギ~シオノギが地元兵庫で強豪ソフトウェアに競り勝つ!】
※とりあえず全日本総合以来、山奥にこもってまして何もできませんでした。8節再開とともになんとか帰還。
どうなってるのさん、どぶちゃんさん、への返事も今日書かせていただきます!ありがとうございます
しかしその前にシオノギ対ソフトウェアの試合の詳細を!
ミスも多かったけど、とにかく面白かった!
ソフトウェア 102 0100…4
シオノギ 003 101x…5
ソフトウェア:藤原、山口-真鍋
シオノギ:松村-岩切
【1回表:ソフトウェア~1点】
西山のバントヒットと送りバントのあと、山田がセンター前に。これを藤田がファンブルする間に山田が生還し、ソフトウェアが先制
<センター藤田がファンブル>
【2回表:ソフトウェア~2点】
先頭西山の三塁打と、溝江、山田の死四球で無死満塁。馬渕の強い一ゴロは熊谷が捕ったがそのまま一塁を踏みに行こうとするボーンヘッド!即座に気付いて本塁に投げるが一つアウトにするのがやっとで、併殺打にできず。
杉山を打ち取って2死としたが、林の弱い投ゴロをバウンドを合わせ損ねた松村がエラー。やや中途半端なバウンドが守備のうまい松村のミスを誘ったが、やはり熊谷の判断ミスが痛かった。
さらに二三塁から濱本がハーフスイングで三振、と思われたが判定はセーフ。濱本本人が振った後首をうなだれてベンチに戻りそうになったスイング(この辺の素直さが濱本の魅力でもある、笑)。しかしもらったチャンスは逃さないのも濱本。すぐさまライトに完璧なタイムリーを放って3点目。しかし二塁ランナーは陽山からの好返球でタッチアウトになる。
<馬渕の4点目の生還は食い止める>
【3回裏:シオノギ~3点】
ここまであっさりと抑えられてきたシオノギベンチが徹底攻撃に出る。
まず先頭の紺野が投前バントヒットで出ると陽山が送って二塁に。藤田がサードへ強いゴロで内野安打を放ち一二塁にすると続く岩切もバントヒットを狙う。アウトかセーフかどちらにもとれる当たりだったが栗原が弾いて後逸。その間に紺野が生還し1点を返す。
なおもその後二三塁として打者は宮。打った当たりはやや高く跳ねハーフバウンドでセカンドの前に転がるとこれを栗原がグラブに触れずに後逸。ライトに達する間に二塁から岩切も生還し、シオノギが同点に追いつく。
<一塁カバーの栗原がはじきまずは1点>
<栗原のエラーで岩切が生還し同点に>
<後逸直後の栗原、そのエラーの場所をならしてあげる杉山の優しさ>
【4回裏:シオノギ~1点】
勢いづくシオノギはこの回、上田の四球と前進守備のサード林の横を鋭く抜く杉本のヒット、紺野のスリーバントを挟んで陽山にも内野安打が出て満塁とすると、キャプテン藤田がレフトに会心のタイムリーを放ち、とうとう1点を勝ち越す。
しかしこのあと1死満塁からの岩切のスクイズは空振り。押せ押せで行きたい場面だったが、やはりソフトウェアの重圧はそういう作戦を相手にとらせなかったのか。
<タイムリーの前のファール。この藤原のチェンジアップにくらいついてファールにしたのが大きかった>
<藤田のタイムリー>
【5回表:ソフトウェア~1点】
そしてそのソフトウェアが実力を見せつける。簡単に2死を取られた後、バッターは馬渕。狙い澄ました打球は高く舞い上がり、センター藤田が懸命にジャンプするも届かない貫録の同点ホームランとなった。
2死走者なしで馬渕の場面。無理に勝負する必要はなかったのだが、しかし一発で仕留める馬渕はすごいとしか言いようがない。
<馬渕、貫禄の同点本塁打。藤田も届かず>
【6回裏:シオノギ~1点】
終盤で同点とされたシオノギ。ソフトウェア相手にもつれたら最後には絶対に打線が火を噴くはずで、この回勝ち越さねば勝利はなかったのではないか。そして今日のシオノギはそれをやってのける勢いと、そして運があった。
先頭の上田がヒットで出ると杉本が送りバント。これを代わったファースト手塚が好守備でセカンドに投げるも、ショート溝江の入りがわずかに遅れベースを踏み損なう溝江には信じられないようなミス。
このもらったチャンスに打席に立ち試合を決めたのは宮でもなく田城でもなく藤田でもなく、最近当たっている熊谷でもなく、『紺野』だった、というのが全員で勝ち取ったこの試合を象徴していた。
そしてもう一つその前に運を引き寄せたのがシオノギの強引な作戦。なんと無死一二塁から二塁走者の高橋に三盗をさせ間一髪でセーフになる。
これで楽になった紺野が藤原のアウトコースを完璧に捉えると打球は三遊間を真っ二つ。三塁から高橋が還り決勝の1点がシオノギに入った。
<伏兵紺野が決勝のタイムリー!>
<最後も2死二三塁とされたが松村が踏ん張りゲームセット!地元の大声援の前でソフトウェア相手に大金星!>
【以下、試合結果詳細】
【先攻:日立ソフトウェア】
(D)西山麗
(6)溝江香澄
(8)山田恵里
(7)馬渕智子
(9)杉山真里奈
(5)林祐季
(3)濱本静代
(4)栗原
(2)真鍋
(FP-1)藤原麻起子
【後攻:シオノギ製薬】
(8)藤田恵
(2)岩切奈那
(7)田城博美
(5)宮幸代
(3)熊谷陽香
(D)上田恵
(6)杉本夏子
(4)紺野智美
(9)陽山亜美
(FP-1)松村歩
【1回表:ソフトウェア~1点(松村)】
西山:投前バント安打
溝江:一犠打
山田:中前打
※藤田が慌ててしまいファンブル(失策)、それを見て西山が三塁を回り生還
※山田二盗
馬渕:二ゴロ(山田は三進)
杉山:死球
※杉山二盗(二三塁に)
林:遊ゴロ
※センターに抜ける打球を松村がグラブにかすり、杉本が追い付いて一塁アウトに!
【1回裏:シオノギ~0点(藤原)】
藤田:投ゴロ(2-1からチェンジアップ)
岩切:見三振(1-2から)
田城:二飛(1-2から)
※今日の藤原、立ち上がりは快調
【2回表:ソフトウェア~0点(松村)】
濱本:一ゴロ
栗原:投ゴロ
真鍋:空三振
【2回裏:シオノギ~0点(藤原)】
宮:遊邪飛(初球)
熊谷:三ゴロ(2-2から)
上田:三塁側へファールのときに打撃妨害(と思われる)
杉本:三ゴロ
【3回表:ソフトウェア~2点(松村)】
西山:右中間三塁打
溝江:死球(ファールで粘られ根負け)
※初球に二盗
山田:四球(ファールで粘られ根負け)
※やはりしぶといソフトウェア打線
馬渕:一ゴロ本封
※強い当たりのゲッツーコース。熊谷が捕球し一塁を踏みに行きかけて慌てて本塁に送球。満塁を把握してなかった熊谷の表に出ないミス
杉山:二飛
林:投ゴロ失
※弱い当たりも難しいバウンドを合わせ損ねてはじき一塁間一髪セーフ!またしても判断ミスが失点に…
濱本:右前適時打(二塁走者はアウト)
【3回裏:シオノギ~3点(藤原)】
紺野:投前バント安打
陽山:一犠打
藤田:三内安打(強烈な当たり、林捕るのが精一杯)
岩切:一前バント安打・栗原後逸(濱本投げるも栗原が捕れず。しかしタイミング的にはヒットにしたい。一三塁に)
田城:遊ゴロ(強い当たりも、二三塁に)
宮:二ゴロ・2点失
※中途半端なバウンドの正面のゴロ、これを栗原が見事にトンネル!二走の岩切も間一髪セーフで同点(宮も二塁へ)
熊谷:三ゴロ
【4回表:ソフトウェア~0点(松村)】
栗原:投ゴロ
真鍋:中前打
※代走に斎藤(真鍋は次の回再出場)
西山:左直(いい当たりも田城ランニングキャッチ!)
溝江:(五球目くらいに斉藤が盗塁するも離塁アウト)
【4回裏:シオノギ~1点(藤原)】
上田:四球(粘って3-2から)
※代走に椎木
杉本:左前打(バントと決めてダッシュしてきた林の横を強打で抜く)
※代走に唐橋
紺野:投前犠打(バント二回ファールもスリーバント成功)
陽山:投内野安打
※高いバウンドのゴロ、藤原捕るも三塁走者牽制し一塁セーフ、満塁に
藤田:三遊間、左前適時打
※岩切のときにスクイズも空振り、三塁走者アウト!
※この満塁でのスクイズは完全に裏目
岩切:三塁ゴロ
【5回表:ソフトウェア~1点(松村)】
※杉本再出場
溝江:中直(完璧な当たりも真正面)
山田:二ゴロ(間一髪)
馬渕:中越同点本塁打
※ここは2死無走者。馬渕は無理に勝負しなくて良かったのでは
杉山:見三振
【5回裏:シオノギ~0点(藤原)】
田城:遊ゴロ
宮:投ゴロ
熊谷:投ゴロ
【6回表:ソフトウェア~0点(松村)】
林:遊ゴロ
濱本:空三振
代打杉浦(←栗原):左前打
真鍋:二ゴロ(紺野、体全体でガッチリ止めてアウトに!)
【6回裏:シオノギ~1点(藤原)】
※ソフトウェアは一塁に手塚、セカンドに栗原が再出場
上田:左前打
※代走に高橋
杉本:一前犠打野選
※手塚が捕ってセカンドに送球。タイミングはアウトも溝江がセカンドに入るのがやや遅れ、ベースを踏み損なう痛いミス
※ここで二走の高橋が無謀な三塁盗塁もセーフ!ベンチの暴走が功を奏した!(笑)
紺野:左前勝ち越し適時打!
※ここで投手交代、藤原→山口、西山がショートに入り、溝江がセカンドにまわる
藤田:空三振
代打橋本(←岩切):投ゴロ(山口ジャンプ一番好捕し下から送球)
【7回表:ソフトウェア~0点(松村)】
※シオノギは岩切が再出場
西山:
代打横沢(←溝江):中前打
山田:四球
馬渕:右飛(タッチアップで一三塁に)
※山田も二盗で二三塁、一打逆転の場面
杉山:右飛
試合終了!