※やっぱり2部は何かが起きて面白い!観戦できた第1節の試合も面白い試合をピックアップして報告します。
【2011年4月22日:名古屋市稲永公園】
D☆W 002 1100 …4
東 芝 001 0023x…6
D☆W:松村、陳、松村-谷口
東芝:徳田-牧野
7回裏東芝北九州の攻撃。1点差で負けており2死で走者無し。昨年勝てなかったドリーム☆ワールドに対して今年もかと思われた矢先、とんでもない結末が用意されていた。
この場面で劇的な逆転サヨナラスリーランを放ったのは、今春登録締め切りギリギリのタイミングで1部の豊田自動織機から移籍することが出来た「矢野みなみ」。
織機時代も国体予選で3打席連続ホームランを放つなど非凡な才能を見せながらも、大人しく優しすぎる性格が災いしてなかなか開花しきれず、諸般の事情でここ1年はソフトボールからもやや離れていた。
それが紆余曲折あって終わりかけていた実業団選手生活を今年から地元九州の東芝北九州で再び続けられることが出来るようになった。その幸運を手に入れた最初の試合でこんな活躍が出来るなんてそれこそ一生心に残る試合になっただろう。
そしてもちろん打った矢野は素晴らしいが、2死からヒットで繋いだ3番山本零、4番竹下梨奈も、それから我慢して7回を投げ抜いたエースの徳田葵も素晴らしかった。去年はドリーム☆ワールド、ペヤングの上位2チームに4戦全敗した東芝北九州。ここで負けてたら今年もまたズルズル行ったかも知れない。去年勝てなかったドリーム☆ワールドに一つ勝って気持ちも大きく変わったはずだ。
いよいよ今年こそ、東芝北九州が優勝争いをリードする!(はず!?)。
<松村綾菜の投球を完璧に捉えた矢野みなみ。この時「矢野にまわせば何かが起きるかも」という予感が球場全体にあった>
<センター川上も必死にグラブを差し出すが打球は遙かその向こうに…>
<第1節にして最大の山場ドリーム☆ワールド戦で逆転サヨナラ弾という最高の結果にベンチも大騒ぎ>
<7回2死走者なしから連打で矢野に繋げた山本(左)と竹下(右)。蔭のヒロイン>
※以下試合詳細※
【テーブルスコアはここ】
【1回表:ドリーム☆ワールド】
※未観戦(間に合わず)
【1回裏:東芝北九州】
笹田:三邪飛
真鍋:四球
山本:凡退
竹下:一邪飛
<ベンチに入りそうなファールフライを好捕する古宇田。中盤までドリームペースで試合をリードする>
【2回表:ドリーム☆ワールド】
森本:遊ゴロ
成岡:遊飛
青野:死球かすり
※岡元の時に二盗死
【2回裏:東芝北九州】
矢野:三遊間安
古賀:三犠打
牧野:四球
松本:中飛
中村:遊小飛
【3回表:ドリーム☆ワールド】
岡元:左本塁打
<ホームランに三塁打と大当たりだった9番の岡元。ドリーム期待の若手>
辻井:左安
川上:二ゴロ二進
宮野:二ゴロ三進
谷口:左ポテン適時打
<矢野なら捕れた当たり。動きは未だ戻ってないのかなと心配したが、最後にやってくれた>
古宇田:空振り三振
【3回裏:東芝北九州】
笹田:右三塁打
真鍋:左中間適時二塁打
山本:中直
竹下:左飛
矢野:左飛
【4回表:ドリーム☆ワールド】
森本:二内安
成岡:左飛
青野:左飛
岡本:右中間適時三塁打
辻井:右飛
【4回裏:東芝北九州】
古賀:一飛
牧野:四球(大ファール後)
松本:中飛
中村:投手はじき遊ゴロ
【5回表ドリーム☆ワールド】
川上:中安
宮野:一犠打
谷口:二ゴロ三進
古宇田:左適時打
森本:見逃し三振
【5回裏:東芝北九州】
笹田:中直
真鍋:左安
山本:左飛
代打原田:右飛
【6回表:ドリーム☆ワールド】
※東芝北九州は竹下が再出場
成岡:二ゴロ
青野:二ゴロ
岡本:遊ゴロ
【6回裏:東芝北九州】
矢野:二飛
古賀:中越二塁打
牧野:二飛
松本:中適時打
※投手交代、松村→陳
※松本が二盗
中村:二ゴロ・適失(イレギュラー?)
<強い当たりだったがこのエラー?による一点も意外と大きかった。何より点差以上にこれで最終回に矢野に打順が回ることになった>
笹田:
※一球ボールで投手交代陳→松村
※松本が二盗死
【7回表:ドリーム☆ワールド】
辻井:遊ゴロ
川上:遊ゴロ
宮野:二小飛
【7回裏:東芝北九州】
笹田:投ゴロ・ライナー弾く
真鍋:遊飛
山本:中安
竹下:右安一三塁
矢野:中越3点サヨナラ本塁打