【2012年2部第3節アドバンスセクション観戦記~3日目】

【2012年5月27日・第1試合-A】
伊予銀行 000 0020…2
 靜甲  000 1000…1
伊予銀行:○末次-小西
靜甲:●鈴木、半田、鈴木-田中
(三):吉田(靜)
【テーブルスコア】
 ※コメント※
 前日の東芝北九州戦での敗戦でほぼガケっぷちの靜甲だったが、この伊予銀行戦での敗戦で今年は完全に終戦してしまった。
 この日は先発の鈴木麻美が5回を被安打3、5奪三振と今年一番の内容で0封。打線も4回に3番吉田早希のフェンス直撃二塁打で先制し、このまま1-0で行くかと思われた6回表、2死二三塁から7番加藤文恵に狭い三遊間を破られ伊予銀行に逆転されてしまった。
 結局この試合も「次の1点」が奪えなかったのが大きな敗因の一つ。4回も吉田の二塁打のあと1死二三塁と攻めながら5番、6番で得点できなかったのが痛かった。
 吉田の二塁打もフェンス最上部に当たって跳ね返るあと数センチでホームランという惜しい当たり。これが入らないところもまた、今年の靜甲の運のなさを物語っているのか。
 逆に首の皮一枚で繋がった伊予銀行。しかし夏休みを挟む後半戦残り6試合で逆転2位以内も十分可能。奮起に期待したい。
 靜甲は1部への挑戦は終戦だが、しかし昨年1部の意地があるはず。後半戦は大いにリーグをかき回して欲しい。

【(動画)吉田(靜)、加藤(伊)のタイムリー】



【2012年5月27日・第1試合-B】

日本精工 200 1100…4
平林金属 000 0000…0
日本精工:○曽根原-波多江
平林金属:●清水、井茂-野口
(三):川上(日)
(二):安井(日)
【テーブルスコア】
 ※コメント※
 初回にいきなり川上奈月、安井聖梨奈の3番4番の連続長打で2点。4回には吉田紗也佳のタイムリー、5回には瀧中美緒の犠牲フライと追加点も効果的。投げてはエースの曽根原一葉が2安打完封と、日本精工の快勝試合だった。
 この試合はいいところがまったくなく余りにも淡泊な内容で完封負けの平林金属。地元岡山大会でスタートする後半戦でいいところ見せられるよう、夏は猛練習だ。

<2安打完封の曽根原一葉(日本精工)>


【2012年5月27日・第2試合-A】
甲賀医専 004 3000…7
東海理化 000 0000…0
甲賀健康医療専門学校:○岩田-村井
東海理化:●西川、吉川-石田
(本):
(三):
【テーブルスコア】
※コメント※
 自転車で会場まで来られるくらい地元の東海理化。大勢の関係者、ファンが駆けつけスタンドもいっぱいだったのに、やけに静かだなあと反対のグランドの試合を見ながら感じていたら案の定、騒ごうにも静かにならざるを得ないような試合内容だった。
 先制された3回の甲賀医専の攻撃。2死二塁から3番岩城祐紀、4番小山聖美の笠田高出身コンビが四死球で出塁。小山の死球はひらひらのユニフォームをかするという非常に不運なものだったが、続く5番の笹井理沙を平凡な投ゴロに打ち取ってスリーアウトチェンジ。と思った矢先、投手の西川英里奈がこれをファンブルする痛恨のエラーで1点。その後連続タイムリーを浴びて4失点してしまった。
 西川は続く4回にも一塁悪送球で2点失うなどほとんど守りのミスで6失点したようなもの。ルネサス高崎の試合を見ているとよくわかるのが、上野は確かに剛球だが、自分の守備力でも防御率を何点か下げている。西川の連続失策で投手の守りの大事さを改めて思い知らされた。きっちり守っていれば、岩田と西川の投げ合いで1点を争う好ゲームだっただろうに。

【(動画)3回表、西川英里奈(東海理化)痛恨のピッチャーゴロエラー】



【2012年5月27日・第2試合-B】

東芝北九州 1101 4050…21
湘南ベ厚木 0 00 0001…1
東芝北九州:森田、○實政-立花
湘南ベルマーレ厚木:西山、●寺田、西山、佐藤、田谷-常世田
(本):菊原、長澤(東)
(三):山本、中村(東)
(二):原田(東)
【テーブルスコア】
 ※コメント※
 ほとんど何も書くことがないくらい東芝北九州の打棒爆発。公式記録ではたぶんショートの失策気味のがヒットになっているので22安打で21得点。点数ボードも20点までしかないので手書きのスコアボードになってしまった。
 そんな大敗の中でも湘南ベルマーレは最後まで諦めず、7回裏に田谷めぐみ、平岡真季、迫田千晶の3連打で1点。0で前半が終わるのとは大きな違い、次に繋がる1点になるだろう。

<得点は20点までにしてほしい(笑)>

<21-0で負けていても最後までこの必死のプレー。こういうプレーが見られるのも2部の良さ>

<なんとか最後に1点を取った湘南ベルマーレ、監督の安藤美佐子と生還した田谷めぐみが握手>


 

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