【2012年2部第3節アドバンスセクション観戦記~2日目】

【2012年5月26日・第1試合-A】
平林金属 011 0051…8
甲賀医専 110 0000…2
平林金属:乾彩、○井茂、乾彩、中山-野口
甲賀健康医療専門学校:●川口、平井、森-大庭、弦田
(本):木村(平)、大庭(甲)
(三):西山(平)、梅木(甲)
【テーブルスコア】

※コメント※
 この試合の甲賀医専の先発は岩田みゆきの番ではないということで、平林金属としては意地でも勝たないといけなかった試合。代わって登板した川口千晶の好投で終盤まで苦戦したが、6回にコントロールを乱した川口をようやく捉まえて5得点で突き放した。
 最終回に岡山出身新人の中山知美が初登板。相手はともあれ、勝てる試合はしっかり勝ってその中で選手を育てていきたい。

【(動画)ピッチャー返しの好プレー集】
※それにしても今日はピッチャー返しが多かった。
1回表:嶋崎の投直を甲賀の川口が腹でキャッチ
5回表:嶋崎の投直を川口がまたもキャッチ
5回表:米本の投ゴロを川口が好捕
5回裏:負けじと平金の井茂も田中の投直をキャッチ



【2012年5月26日・第1試合-B】

日本精工 021 0400…7
東海理化 003 0000…3
日本精工:吉田遥、○染谷-波多江、馬場
東海理化:●西川、吉川-石田
(本):安井(日)
(三):安井、大満(日)、石田(理)
【テーブルスコア】
※コメント※
 普段からよく練習試合もしている仲のいい手の内を知り尽くしているチーム同士の対戦。日本精工の今年の実力をはかるには格好の相手だったが、エースの曽根原を温存しながらも快勝したことで今年の手応えが本物だということう証明してくれた。
 先発した新人の吉田遥香が3回に追いつかれるとすぐさま染谷由紀に継投。その染谷が4回を1安打に抑える好投で応えた。
 しかしそれにしても高卒新人で4番に座る安井聖梨奈のバッティングが凄い。2年目の大満百央も雰囲気がある。この二人の並ぶ打順は、あくまで個人的感想だけど大鵬薬品の「中山亜希子+佐々木瞳」似たワクワク感がある。この二人は明らかに本物の打者の予感。

<ホームランを打った安井聖梨奈。このバッターは本物>

<リリーフし好投した染谷由紀。姉ちゃん大喜び(たぶん)>



【2012年5月26日・第2試合-A】

湘南厚木 010 5000…6
伊予銀行 021 0000…3
湘南ベルマーレ厚木:西山○佐藤-常世田
伊予銀行:坂田、尾崎、●坂田-藤原、上田、藤原
【テーブルスコア】

※コメント※
 伊予銀行としては余りにも痛い一敗になった。
 1点を先制されるもすぐさま勝ち越して2点差とした4回表湘南ベルマーレの攻撃。ここで伊予銀行は初登板の新人尾崎由季をマウンドにあげるも2本のヒットで1死二三塁。ここで2点くらい覚悟して開き直れば良かったのだが、さすがに初登板でその余裕などないか。
 この場面で常世田にピッチャー前に不運すぎるタイムリーヒットを浴びて1点、さらに二三塁となったところで暴投でなんと二者が還って逆転されてしまう。ここで急遽先発の坂田をリエントリーも、西山にセンター前に運ばれた後に3連続内野安打でさらに2失点と流れは完全に湘南ベルマーレだった。
 ただ見過ごせないのが二三塁、二三塁と攻められ5点を失ったこの回だけでベルマーレに5盗塁を許していること。しかも荒舞衣やなんと佐藤真澄にまで走られている。明らかに見た目に騙されて「絶対に走ってこない」という油断が生んだミス。尾崎の球内容以上に、この辺りの守りのほころびが敗因になったような気がする。
 まあそれにしてもこの試合のベルマーレはのびのびとプレーしていた好ゲームで、まさに「波乱が起きるこれぞ2部の試合」だった。リリーフの佐藤もいいピッチングだった。

【(動画)湘南ベルマーレ厚木、4回表の攻撃】



【2012年5月26日・第2試合-B】

靜甲 000 2000 …2
東芝 001 0011x…3
靜甲:半田、●鈴木-田中、今倉
東芝北九州:○森田-立花
(本):原田、長澤(東)
(三):
(二):吉田、中村(靜)、立花(東)
【テーブルスコア】

※コメント※
 ここまで3敗している靜甲にとって、再び上位争いに加わるには残している東芝北九州戦に2勝することが絶対条件だったが、最後に長澤佳子に貫禄の一発を浴びてしまった。
 2-2の同点、7回裏、2死走者無しで迎えるのは4番長澤。勝ちにこだわるなら20000%敬遠の場面だったが、結果は勝負にいってホームラン。勝負に行ったのには、たとえば試練として「ここを抑えて勝たないことには階段を上がれない」というような、何か理由があったのだろうか。そうとしか考えられない。
 ただチームの敗因を考えると、今年ここまで敗れてきた4試合が全て同じ。中盤までに勝っていたり同点に追いついても、その後点が取れるときにもう1点の追加点が取れない打線の繋がりのなさが、結局全てに悪循環を招いているのだ。
 同点にされた6回もセンター前ヒットを植松が弾くエラーの間に二走が還っている。1回、2回、3回、6回のチャンスで1点でも取っていれば植松のあんな焦ったプレーも決して生まれないのだが…。

<7回裏2死、長澤佳子のサヨナラホームラン>

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