(追加済)【第52回実業団女子選手権・2日目の結果】

 第52回実業団女子選手権2日目の試合結果と簡単な感想を載せます。
 (注)感想は今から一杯ひっかけてきてからそのあとに。
 試合の詳報は後日。

<2回戦>

【第1試合-A:カネボウ化粧品小田原 vs. 靜甲】
カネボウ 001 0000…1
_靜甲_ 300 010x…4
【テーブルスコア】
 ※1回裏、靜甲は2死満塁から菊池美咲がいかにも菊池らしい詰まりながらもライト前に落とすヒットで2点先制。その後、一三塁からの二盗の時に捕手の送球がそれて三走の生還を許した1点が余分だった。
 初回に3失点したものの、カネボウは昨日に続いて先発の左腕山口紗貴が好投。この九州女子出身の投手、なかなかいい投手ですよ。カネボウは3、4回送りバント失敗があったが、靜甲の内野陣もよく守ったし、プッシュバントを交えたりと工夫しながら徹底していた点は好感のもてる試合運びだった。
 【リンク】←九州女子時代にこんなインタビューがありました。

<カネボウのセンター佐々木百合香の好プレー>

【第1試合-B:ドリーム☆ワールド vs. 東海理化】
ドリーム 100 1000…2
東海理化 000 0000…0
【テーブルスコア】
 ※ドリームは松村綾菜が好投し、熊澤怜子へと継投して東海理化を完封。東海理化も先発した吉川瑞紀7回途中まで投げ好投したものの打線の援護に恵まれず。

<先発した吉川瑞紀も好投したが打線の援護に恵まれず>

【第2試合-A:YKK vs. 伊予銀行】
YKK  000 0000…0
伊予銀行 001 012x…4
【テーブルスコア】
 ※YKKの先発は昨日に続きエースの坂本佳子。3回の失点は、伊予銀行の先頭山崎あずさのセンター前ヒットが芝の段差で大きく跳ね川村真美の頭上を越えフェンスに達する不運な三塁打(記録は二塁打?)がキッカケ。5回はヒット2本で失点したが、伊予銀行打線相手に酷暑の連投ながらもいいピッチングだった。
  伊予銀行は木村久美が先発。5回に林聖恵に二塁打を打たれるまではノーヒットピッチングで、結局2安打しか許さず完封勝利。

<山崎のセンター前ヒットが芝生で大きく跳ねセンター川村の頭を越える。カバーのレフト岡部も追いつけず三塁打に>

【第2試合-B:ペヤング vs. 大和電機】
ペヤング 000 65…11
大和電機 000 10…1
(5回コールド)
【テーブルスコア】
 ※大和電機は先発の小西あかりが好投し3回まで0-0の展開も、4回にペヤング打線が爆発し6点。リリーフした渡辺由美、石垣香織からも得点を重ね、5回コールド勝ち。昨年の大会で1回戦で1点差で敗れた大和電機相手に10倍返し。

<リリーフした渡辺由美(大和電機)もペヤング打線の勢いを止められず>


<準決勝>

【第3試合-A:伊予銀行 vs. 靜甲】
伊予銀行 000 2001…3
_靜甲_ 040 000x…4
【テーブルスコア】
 ※靜甲は2回、2死二塁から8番白井加奈絵がバットの先でとらえた弱い当たりながらも一二塁間を破るタイムリーヒットを放ち1点。さらに9番田中美穂がサード内野安打、1番植松尚子が四球で満塁としたあと、2番の白井奈保美がレフト相原冴子の頭上をギリギリで越える走者一掃の二塁打と2死から4得点。伊予銀先発の末次夏弥としては今日3安打の白井奈の前に植松に与えた四球が余りにも痛かった。
  伊予銀行は3回から末次を継投した江本侑香の粘りの投球とバックの守りもありその後無失点。相原のホームランなどで4回に2点を返すと最終回、4回途中からリリーフし好投していた靜甲の半田岬を攻め3連打とショートの失策(走者と交錯した)で1点を返し1点差にしなお2死満塁。ここでリエントリーした鈴木麻美から相原が完璧に捉えてライナーを放つも、ライトの白井加が前進し地面際でキャッチ。白井姉妹の活躍で靜甲が出場3大会連続での決勝進出を決めた。

<大当たりの白井奈が満塁から値千金の走者一掃二塁打。レフトの相原もわずかに届かず>

【第3試合-B:ペヤング vs. ドリーム☆ワールド】
ペヤング 012 0110…5
ドリーム 000 1010…2
【テーブルスコア】
 ※ペヤングが地力を見せ三回までに3得点。その後も効果的に追加点を奪い、危なげない展開でドリームを寄せ付けなかった。ドリームも森本早苗の二塁打、谷口敏子のホームランなど長打で2点を奪ったがそれぞれ単発的な攻撃でそれ以上に打線がつながらなかった。
  ペヤングは3回目の実業団選手権出場で初の決勝進出。

<D☆W谷口敏子のホームラン。谷口の一発はいつも豪快>


<決勝・7月29日9時30分>
 靜甲 vs. ペヤング

 ※出場3大会連続での決勝進出の靜甲。逆に2大会連続初戦敗退で今年初勝利を上げたペヤングの対戦。ペヤングの2部参戦が今年で3年目ということもあるが、リーグや総合など公式戦ではこれまでに対戦したことはないはずで、初対決が決勝戦に。
  ペヤングが絶好調なので、試合巧者の靜甲といえどどうなるかまったく展開が読めない楽しみな対戦。

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