【真夏の昼の夢~ロンドン五輪決勝戦・2回】

【真夏の昼の夢~ロンドン五輪決勝戦・2回】


 

【2回表・日本の攻撃】

銀猫「さあ2回の日本の攻撃が始まります。四番からですが、小野が四番に座りましたね打木さん」

打木「奈津子はね~、実力は申し分ないんですよ。去年のホームラン王ですしね。それに外野守備は超一流、ショートもトップクラス、さらにもともと捕手なのでいざとなったら捕手もできると、どこでも守れます。10年くらい日本代表の常連になっていてもおかしくないんですけどねえ。何せいつもヘラヘラしてるんでついつい落とされちゃうんですよねえ~」

銀猫「その小野がオイスターソースマンの変化球をとらえて左翼線への二塁打を放ちチャンスを作りました!」

銀猫「さあこのチャンスに迎える打者は5番の佐々木瞳です」

達川「あのねえ~あのね~、あのねのね~」

達川「佐々木は守備の時にレフトに打球が飛んだら目え瞑ってしまいますが、とにかくチャンスにはブチ強いですからねえ。ここは大いに期待できるんじゃないでしょうか」

銀猫「その佐々木、捉えました!大きな当たりがレフトフェンスを直撃!!タイムリー二塁打!日本1点を返しました!」

※さらに無死二塁とチャンスは続くも柳瀬のいい当たりをアメリカのセカンドのギブソンがダイビングキャッチし併殺と、ここはアメリカに抑えられ1点どまり。

【2回裏・アメリカの攻撃】

銀猫「さあ1点差となって2回のアメリカの攻撃です。9番のオルゲロン、見逃し三振です。完全に裏をかきましたね橋元は」

打木「ハルカはねえ~。頭の賢いキャッチャーですからね。去年の杭瀬でのソフトボール教室で私が配球をとことん指導しましたからね。それを見事に再現してくれています」

銀猫「そうなんですかー打木さんの指導の賜物ですねー(棒読み)」

銀猫「一番にかえってムルトリー、打った!大きい!完全に行ったか~!?」

打木「わぁぁぁぁぁぁぁぁ!!やられた~~~!!!」

銀猫「しかしセンターの阿部がフェンスに足をかけて抜群のタイミングでジャンプ!ホームランをもぎ取りました!」

達川「あのねえ~あのね~。阿部の守備は世界一じゃけん。少々打てなくてもこういう長打の多い相手にはセンターに置いておけば何点分も阻止してくれるけえ。ナイス守備!試合終わったら携帯ストラップあげときますわ」

銀猫「(いらんと思うけど…)。えーっと2番のメイジョンソンも見逃し三振!冴えわたります橋元のリード!」

達川「リードのことはワシに聞かにゃ~。それより橋元のお父さんにはねえ、うちの選手も最高のグラブをいつも作ってもらってますんでね~。イチロー君も橋元の父ちゃんのグラブあってのあの守備ですからね。今回もその娘さんちゅーことでかなり期待して見てたんですが、いや~ほんとええキャッチャーですわ」

銀猫「さあ2回を終わりました。1-2、日本、1点差に詰め寄りました」


<2回表:日本~1点>
小野:(初球を)レフトオーバーの二塁打
佐々木:(1-2から)レフトフェンス直撃のタイムリー二塁打
柳瀬:(1-0から)セカンドライナー・佐々木飛び出してアウト、併殺
橋元:(2-2から)捕邪飛

<2回裏:アメリカ~0点>
オルゲロン:見逃し三振
ムルトリー:センターフライ(完全にホームランの打球を阿部が大ファインプレー)
メイジョンソンセンター前ヒット(次の初球に二盗)
ギブソン:見逃し三振

日本 01
米国 20

 


(つづく。 はず)

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