【2017年1部第7節新見大会②:Honda vs SG-HLD~左腕エース同士の投手戦、パーナビーが投げ勝つ】

Honda  000 1000…1-6-1
SGHLD 002 000x…2-3-2
Honda: ●長谷川朋子 - 田井静華
SGホールディングス:○カーヤ・パーナビー - 山科真里奈
(本):森山遥菜(H)、山科真理奈(S)
(三):
(二):胡子路代(H)
【テーブルスコア】

 


【戦評】
Hondaの長谷川朋子と、SGHのカーヤ・パーナビーの両左腕の対戦。ともに1本ずつの被本塁打だが、ただその1本に走者がいたかどうかの差が勝敗を分けた。内容的にはむしろ長谷川が勝っていたのでなんとか勝たせてあげたかったが、Hondaのちょっと下手な攻撃が救ってやれなかった。

その4回表Hondaの攻撃、森山遥菜のホームランの場面。この回先頭の3番又吉薫が内野安打で出塁すると、代走に村上ほのかを送ってすぐに盗塁のサイン。しかし村上がアウトになってしまい、そして直後に森山がレフトへ特大のホームラン。
もちろん、二盗死でホッとした後だからこそパーナビーが失投したのかもしれないが、しかし無死で4番を迎えた場面で盗塁させるのはどうなのかと疑問を感じた。せめて森山の打席の間はじっくりと行くべきだったのでは。
最終回の攻撃も1死一二塁の場面で9番の芝﨑恵梨に送りバントのサイン。次打者は前の打席で二塁打を放っている1番の胡子路代で、一打出れば逆転だし、三塁に走者がいれば暴投でも点が入るのだが、ただ7回にわざわざ貴重なアウトを一つあげてまで走者を進める意味があったのかなと思う。相手はそうそう打てないパーナビーだし、点差は1点。走者も一二塁なのだから、芝﨑と胡子の二人に打たせた方が少しくらいは確率が高いように思えたのだが。
まあ采配に関しては完全に結果論で後からあれこれ指摘するのは卑怯ではあるのだが、しかしこの日のHondaの攻撃に関してはどれも裏目に出てしまったのは確かだろう。

SGHとしてはHondaの長谷川に対してこの日はまともな打撃ができず。ヒットも、初回先頭打者のポーターのレフト前と、岩城祐紀のバントヒット(エラーかもしれないが)、そして山科真里奈の決勝ツーランの3本だけ。
しかしこんな試合でも1点差で逃げ切れるというのは、前半戦の好調がまだまだ続いているというか、チームに勝てる力がついてきている証拠だろう。
今後がますます楽しみだ。

<被安打3(もしくは2)と好投しながら山科の一発に泣いた長谷川朋子>

<決勝の2点本塁打を放った山科真理奈。ここのところ調子悪そうだなあと思ったが、やっぱり恐い打者>


【先攻:Honda~先発メンバーと交代選手】
1(4):胡子路代
2(8):山田静佳
3(6):又吉薫→(走)村上ほのか→(再6)又吉薫
4(3):森山遥菜
5(2):田井静華
6(7):佐野由貴美→(走)蟹沢夏帆→(再7)佐野由貴美
7(D):サマンサ・フェーガン
8(5):大塚友紀→(走)吉田菜々→(再5)大塚友紀
9(9):芝﨑恵梨
FP(1):長谷川朋子

【後攻:SGホールディングス~先発メンバーと交代選手】
1(3):ステーシー・ポーター
2(5):増野瑠奈
3(4):柳瀬友紀
4(7):中島香澄
5(2):山科真理奈
6(8):土肥里奈
7(9):兵頭花帆
8(6):岩城祐紀→(打)森田紀代美
9(D):立川夏波→(打/D)藤田成美
FP(1):カーヤ・パーナビー


【試合経過】

【1回表:Honda~0点】
胡子:空振り三振
山田:遊ゴロ・送球失
※三遊間のゴロをファーストに逸れた低投。ポーターが捕れなくもないが、岩城のミスなのは確か。
又吉:遊ゴロ(二塁)
森山:空振り三振(チェンジアップ)

 

【1回裏:SGホールディングス~0点】
ポーター:左前打
増野:左飛(タッチアップで二塁)
柳瀬:左邪飛
※レフトの佐野がフェンスから手を伸ばしファールを右捕る好捕
中島:右飛

 

<レフトフライで一塁からタッチアップのポーター>

<柳瀬の打球は追いつかないと思ったが、佐野由貴美がフェンスから手を伸ばしてキャッチ。こんな巧かったかな>

【2回表:Honda~0点】
田井:二飛
佐野:空振り三振(3球)
フェーガン:遊ゴロ

 

【2回裏:SGホールディングス~0点】
山科:遊飛
土肥:四球
兵頭:左飛
岩城:セフティバント・投安・送球失(一三塁)
藤田(打←立川):四球(ストレート)
ポーター:遊ゴロ

 

【3回表:Honda~0点】
大塚:空振り三振(高め)
芝﨑:空振り三振(3球)
胡子:左中間二塁打
※強いゴロでショートの右を抜ける。レフトの中島が捕るもセンター土肥のグラブに引っかかって転ぶ間に胡子は二塁へ。
山田:遊ゴロ
※高いハーフバウンドを岩城が好プレー。

 

<胡子の打球はショートの右を左中間へ。レフト、センターが交錯するのを見て胡子は二塁へ>

【3回裏:SGホールディングス~2点】
増野:中飛
柳瀬:四球
中島:バスター・投ゴロ(二塁)
山科:中前2点本塁打
土肥:遊飛

<山科真里奈の打球は低いライナーでセンターへ>

<捕れるかなと思った打球だったが…>

<2死二塁で前に守っていたのと打球が早かったため、センターの山田静佳、及ばず>

【4回表:Honda~0点】
又吉:三ゴロ安(高いバウンド)
(代走に村上)
※村上が二盗死。このでの二盗サインは疑問。
森山:左越え本塁打(ポール際に弾丸ライナー)
田井:遊ゴロ
佐野:左前打
(代走に蟹沢)
フェーガン:投ゴロ

 

<先頭の又吉薫が高いバウンドのサードへのゴロの内野安打で出塁>

<しかし、代走の村上ほのかが二盗死。捕手からの送球が右に逸れたのもHondaにはアンラッキー>

<二盗死直後に森山遥菜が一発。強烈なライナーでレフトポールを巻いた>


【4回裏:SGホールディングス~0点】
(Hondaは又吉、佐野が再出場)
兵頭:死球(初球を背中に)
岩城:空振り三振(バスターも)
藤田:空振り三振
ポーター:二邪飛

 

【5回表:Honda~0点】
大塚:遊ゴロ失(ちょっとだけ跳ねたが、普通のゴロ)
※代走に吉田
芝﨑:三犠打
胡子:一ゴロ(三塁)
山田:空振り三振

 

【5回裏:SGホールディングス~0点】
増野:右直
柳瀬:遊ゴロ
中島:二飛

 

【6回表:Honda~0点】
又吉:投ゴロ
森山:遊ゴロ
田井:空振り三振

 

【6回裏:SGホールディングス~0点】
山科:死球(痛そう)
土肥:スラップ・遊飛
兵頭:一飛
(SGHはテンポラリー走者に兵頭)
森田(打←岩城):遊飛

 

【7回表:Honda~0点】
(SGHは岩城が再出場)

佐野:中前打(クリーンヒット)
フェーガン:投ゴロ二封
※パーナビーが二塁に悪送球しかけるもなんとかアウトに
大塚:一二塁間・右前打
芝﨑:三犠打(二三塁に)
胡子:空振り三振
<最終回、佐野由貴美がセンターへクリーンヒット>

<フェーガンの投ゴロは捕ったパーナビーが二塁送球も高投。悪送球になりかけたが、ショート岩城がなんとかアウトに>

<大塚友紀がライトへのクリーンヒットで再びチャンスを広げ>

<2死二三塁と一打逆転の場面だったが、胡子路代のバットがパーナビーのチェンジアップに空を切り試合終了>

【試合終了】

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