さて、いよいよ明後日9月16日(土)から待ちに待った全日本総合選手権大会が始まります。
今年は第69回の大会で、場所は来年の国体を控えた福井県。
しかし会場が福井市、永平寺町、越前市、敦賀市と、離れに離れていて上手く移動できるのかどうかが心配。
それ以上に、現時点(9月14日午後)で進路の定まっていない台風の行方が心配。本州が直撃食らう可能性も大という…。
まあ天気の心配はしても無駄なので、毎年恒例の「当たらないことで有名」な全日本総合の銀猫予想を始めます。
もしかしたら、前日まではちょこちょこ確率の数字をこっそりと変えるかも(笑)
ではどうぞ。
## 【Aブロック】
<Aブロック組合せ>
<Aブロック・ベスト4進出確率>
48%…トヨタ自動車
47%…ビックカメラ高崎
5%…戸田中央総合病院
<コメント>
ベスト4をかけてトヨタ自動車とビックカメラ高崎がつぶし合うという理想的な構図(笑)
昨年は準決勝で対戦してトヨタ自動車がコールド負けという予想外の結果だっただけに、今年は何が何でもトヨタは勝たねばならないところ。
戸田中にもチャンスがあるが、4強に残るにはトヨタとビックに連勝しないといけないのは非常に厳しい。トヨタとビックが先に対戦し、ビックが勝利して戸田中と対戦だったら、恐らく確率は25%くらいにはしたと思う。
【Aブロック・1回戦(16日)~対戦カード別予想】
A1:「◎ビックカメラ高崎(99%) v.s. 平林金属」
平金は総合のここ5回では、戸田中、織機、SGH、伊予銀行ときて今年はBIC高崎と、毎回違う1部チームとの対戦。
さすがに1部でも首位独走のビックカメラ相手だと厳しいが、ここは左のエース中村絢夏の一世一代のピッチングを期待しよう!
A2:「日本文理大(60%) v.s. 福井フェニックス」
地元福井国体を来年に控えて盛り上がること必至の福井フェニックスの試合。日本文理大とは実力的には恐らく同じくらいで面白い試合になると予想される。
ただ先日のインカレでは好投手阿南恵子を擁してベスト8で、しかも優勝したIPU環太平洋大に0-1での惜敗だった日本文理大が若干有利か。
というか、宇野有加里は日本体育大と福井フェニックスのどっちで出るんだ???
A3:「◎戸田中央総合病院(98%) v.s. 立命館大」
ここは間違いなく戸田中。外国人投手テーラーを温存しても、日本人エースの大平未沙稀が同じくらいの力があるので取りこぼすことは考えられない。
A4:「◎トヨタ自動車(99%) v.s. 花王コスメ小田原」
ここも1部で2位のトヨタ自動車が落とすことあり得ないが、試合内容には大いに注目したい。
花王コスメのエース高橋悠衣は以前デンソー相手に好投した経験もあり、いつものような丁寧なピッチングをすればきっと試合を作れるはず。
## 【Bブロック】
<Bブロック組合せ>
<Bブロック・ベスト4進出確率>
40%…日立
30%…SGホールディングス
30%…デンソー
<コメント>
何故か同じブロックに分けられることの多い日立とデンソー。今年もともに1回戦を勝てば2012年、2016年に続いて2回戦で当たるが、その2回とも日立が勝利している。
パーナビーが絶好調のSGHも含めこの1部3チームがほぼ同じくらいのベスト4確率。デンソーは今年はリーグ戦でどん底を味わっているが実力的には十分なので、ここは気持ちを切り替えて是非とも優勝を狙って欲しい。
個人的には去年に引き続いて日立と1回戦で当たる2部の大和電機工業に大注目。
【Bブロック・1回戦(16日)~対戦カード別予想】
B1:「◎SGホールディングス(90%) v.s. 富士大」
できるだけ後ろの方にパーナビーを取っておきたいSGHは1、2回戦が大学生相手と理想的な組合せ。この試合も加藤あずさが先発か。
富士大もインカレで東海学園大に勝っているので侮れない。
B2:「城西大 v.s. 武庫川女子大」
大学生同士の対決となったが、インカレの結果を見ると互角の戦いか?
B3:「大和電機工業 v.s. (70%)日立○」
一回戦屈指の好カード。個人的には今年最も注目の組合せ。
昨年も同じ組合せで、日立の泉花穂から大和電機の中嶋瞳が先頭打者ホームランを叩き込んだが、今年は望月朱里が度肝を抜かせてくれる(はず)。
昨年は中盤まで接戦で、大和電機が1死満塁、一打逆転というところまで追い詰めた。大和電機の新エース大串都未希がかなり良い投手なので、今年もきっと接戦になると大いに期待している。
B4:「◎デンソー(90) v.s. 東北福祉大」
上にも書いたが、デンソーは今年はリーグ戦では本当に全ての歯車が空回りまくりのズンドコベロンチョ。
たまりにたまった鬱憤を一回戦から爆発させたい。
## 【Cブロック】
<Cブロック組合せ>
<Cブロック・ベスト4進出確率>
55%…伊予銀行
35%…シオノギ製薬
5%…日本精工
3%…大垣ミナモソフトボールクラブ
2%…園田学園女子大
<コメント>
1部の上位チームがいない全チームに大チャンスのブロックで、大学生にだってチャンスはある。
今のチーム状態を考えると、シオノギ以上に伊予銀行の方が可能性は高いとみた。とにかく、内海花菜と庄司奈々が良いので、決勝に残ったとしても驚かない。
日本精工はエースの藤嶋涼菜次第、大垣ミナモも竹原由菜がどれだけ投げてくれるか、園田学園女子大も原奈々の頑張り次第、ということなので、この3チームは同じくらい。
YKKは血分智香が凄い良い投手なのだが、いくら0点に抑えても全然点を取ってくれないので厳しい(笑)
【Cブロック・1回戦(16日)~対戦カード別予想】
C1:「◎日本精工(90%) v.s. ALSOK鹿児島」
ALSOK鹿児島には元リーグ選手が何人もいるので日本精工も侮ってはいけない。
C2:「◎伊予銀行(90%) v.s. 日本体育大」
今までの伊予銀行なら「確率55%」くらいにしたと思うが、今の伊予銀行は違う。いくらインカレ3位の日本体育大相手とはいえ落とすことはない。
C3:「園田学園女子大 v.s. (55%)大垣ミナモソフトボールクラブ」
力関係的にいうと、この試合も1回戦の好カード。ただミナモは昨年は2回戦で日体大に負けているので、2年続けて大学生に負けるわけにはいかない。
C4:「○シオノギ製薬(70%) v.s. YKK」
和歌山大会に続いての対戦となったこの組合せ。シオノギが勝つだろうが、「◎」にしなかったのはYKKの投手血分智香が良いから。血分がシオノギ相手にどれくらいのピッチングをしてくれるのかが非常に楽しみ。
## 【Dブロック】
<Dブロック組合せ>
<Dブロック・ベスト4進出確率>
55%…太陽誘電
35%…豊田自動織機
10%…Honda
<コメント>
ここは力関係的には太陽誘電と織機の一騎打ち。
本来ならば総合に強いHondaも含めて三つ巴、と言いたいところだが、やはりトーナメントを勝ち上がるには今年の投手陣では不安。ただそれでも総合には強いという相性を考慮して確率を直前で5%から10%に上げてみた。
【Dブロック・1回戦(16日)~対戦カード別予想】
D1:「環太平洋短大 v.s. (100%)太陽誘電◎」
とにかく、愛短頑張れ!ちなみに、今年のマドンナカップではこの両者の対戦はなかったが、参考までにHondaとの対戦では1-24でIPU短大の負け^^;
D2:「東海学園大 v.s. (80%)Honda○」
まさかのインカレ1回戦負けだった東海学園大。東海予選ではNEC-PFに7回に奇跡の大逆転勝ちで総合の切符を手に入れただけに、ここは思い切ってぶつかって欲しい。
D3:「IPU環太平洋大 v.s. 山梨学院大」
今年インカレ初優勝を飾ったIPU環太平洋大と、総合では常に結果を残す山梨学院大の対戦という好カード。確率は五分五分か。
D4:「多聞クラブ v.s. (100%)豊田自動織機◎」
ここは織機が勝つだろうが、あんまり無茶苦茶打ったりしてあげないで欲しい(笑)
多聞クラブには元戸田中の中條未香子選手がいるはずで、そのほかどんな選手がプレーしているのか確認するのも楽しみ。