【第54回全日本大学女子選手権大会(2019年インカレ)~3,4日目・準々決勝、準決勝、決勝の結果】

 2019年インカレが終了しました。
 優勝は2年連続で日本体育大という結果になりました。1回戦、関西大に敗戦寸前まで追い込まれた時はこれは今年は駄目だなと思いましたが、そこから1戦1戦チームが成長し、決勝戦では無敵なチームに変貌していましたね。逆に1回戦のあの苦戦があったからこそ、優勝にたどり着けたのかも。
 それを思うと、関西大はほんと余計なことをしてくれました、、、、、、じゃない(笑)、日本体育大関係者としては関西大に感謝しなければいけませんね(笑)
 どこかでも書きましたように、2日目までは観戦したのですが、9月1日からは小笠原諸島に島流しに遭いまして3、4日目は観戦できませんでした。
 しかも航海中は電波も入らず、父島に到着するやいなや電波が入り決勝戦の途中経過を知るという状況でした。
 さてそんな全く観戦していないインカレの準々決勝以降ですが、ひとまず全試合のイニングスコアを掲載します。そして試合を見ていないくせに、あたかも見てきたような感想を書きたいと思います(笑)。


【3日目・準々決勝】

<A会場-第1試合>
IPU環太平洋大
 020 2000…4-9-2
 000 0010…1-7-1
山梨学院大

【コメント】
 やはり昨日2試合計18回を投げ無失点に抑え、しかも2試合目が終わったのがほぼ18時前。そこからたった15時間後に再び先発となった山梨学院大のエース信田沙南投手には、極度の疲労が残っていただろうと容易に想像できる。この辺りが一発勝負のトーナメント戦の結果が読めない最たる部分だ。万全の状態ならこんな早くから失点することもなかっただろう。
 もちろん打ち崩したIPU環太平洋大は見事ではあるが。
 その信田投手も今年はまだ3年生。来年最後のチャンスは日本一を本気で取りに行ってほしいし、是非とも日本一の投手になってほしい。無関係のオッサンでもそう願ってしまうほど、この信田という投手はエースとしての全てを備えているように思える。

<B会場-第1試合>
同志社大
 000 0000…0-5-0
 121 001x…5-9-0
金沢学院大

【コメント】
 初出場で2試合勝利しベスト8に進出した同志社大。残った8チームの中ではもしかしたら唯一勝てそうな相手と当たったので、これは夢の「初出場ベスト4」もあり得るか!?と期待したが、残念、勝負はそんなに甘くなかった。そして、そう軽く思ってしまっていた金沢学院大にもお詫びを申しあげたい(笑)

<A会場-第2試合>
中京大
 000 00…0
 503 0x…8
園田学園女子大

【コメント】
 今大会、最も期待していた中京大で、そしてもっとも楽しみにしていた園田学園女子大との対戦が、まさか、まさかの5回コールド負けという結果になってしまった。
 「今年はまず間違いなく中京大が優勝する」とまで断言した自分からすると、いわば大外れという無能のレッテルすら貼られそうで大変申し訳ない。やっぱり銀猫予想はよく外れる(笑)
 ただでも、もしこの試合が園田学園女子大が勝つにしろ「5-2」とか「3-1」なら、「ああ予想外れたな、見る目ないな」と思っただろうが、さすがにこの2チームの対戦で8-0の5回コールドはない。確かに大阪大谷大戦でも今ひとつ調子が出ていなかった中京大ではあったが、いくら園田学園女子大相手でもコールド負けは考えられない。普通ではない何か、がチームにあったとしか思えない。個人的に気になっていたのが、地元愛知での固定インカレ初年度で、いわばホスト開催地のトップの大学として、選手にしろスタッフにしろ、集中して大会に臨めるような環境が用意されていたのかなぁと思う。もちろん、「当然選手は運営に携わっていないし大会に集中できた」というのであればそれは杞憂ということになるのだが、そんな危惧さえ抱いてしまうほどの信じがたい中京大のコールド負けだった。

<B会場-第2試合>
日本体育大
 420 0001…7
 001 0002…3
淑徳大

【コメント】
 試合をやるごとにベンチとスタンドが一体となって盛り上がり成長してきた淑徳大だったが、さすがに王者日本体育大の前には完敗となった。詳細は不明だが、2回で6点差でありながらコールドを阻止し、最終回に2点を返し意地を見せてくれた。ベンチもスタンドも最後まで盛り上がっていたことだろう。

【3日目・準決勝】
<A会場-第3試合>
日本体育大
 100 0040…5-9-0
 000 0000…0-3-0
IPU環太平洋大

日本体育大:○長谷川鈴夏、浅井茉琳 - 安川裕美
IPU環太平洋大:●後藤明日香、遠藤杏樺 - 女鹿田千尋
(本)
(三):須藤麻里子(日)
(二)
【コメント】
 詳細は不明だが、結果5-0と聞いて日体大が楽に勝ったのかと思いきや、終盤までは接戦だったようだ。
 決勝には駒を進められなかったがしっかりとベスト4の座を占めたIPU環太平洋大。大会直前までの戦い方を見ていると、今年はどうなのかな、そんなに期待できないのかな、と思っていた。もちろん園田学園女子大や日本体育大、中京大と当たらないラッキーな山に入ったとはいえ、そこをしっかり勝ち上がってベスト4に入ってくるのは立派。しかもバッテリーを中心に若手主体のチーム編成を考えると、むしろ来年以降がより楽しみなチームだろう。 

<日本体育大、スタメン>
1(4):亀田
2(8):阿部
3(9):長谷部
4(D):野上
5(6):角野
6(2):安川
7(3):須藤
8(5):宮本
9(7):山田
FP(1):長谷川→浅井

<IPU環太平洋大、スタメン>
1(6):岡田莉
2(5):徳嶺
3(4):西野
4(8):桃原
5(D):居内→武田
6(3):土居→(打)小山
7(9):齊藤→(打)井田
8(2):女鹿田
9(7):杉田
FP(1):後藤
→遠藤

<B会場-第3試合>
金沢学院大
 000 0000…0
 000 010x…1
園田学園女子大

金沢学院大:●福田莉花 - 氏丸陽南
園田学園女子大:○秋豆朱音 - 服部洋代
(本)
(三)
(二):白石望美(園)
【コメント】
 大学ソフトボール連盟のinstagramによると、0-0で迎えた5回裏、2死一三塁とチャンスを作ると、ここでキャプテンの加藤亜実が三遊間をゴロで破るレフト前へのタイムリーヒット。この1点を守り切って、園田学園女子大が決勝に駒を進めた。そうだ。金沢学院大、決勝戦が目の前まで見えていたのだが、無念…。
 1点差という惜敗だったが、金沢学院大といえば、つい10年弱前までは学生の有志が部を運営し、グランドを整備し、こつこつ手作りで作ってきたチーム。それが大学の強化指定になり、実績のある監督が就任し選手が集まってきたと思ったら、あっという間に一気にここまで登り詰めた。今回は悔しい負け方ではあったが、このインカレ3位という結果は、部としても、もちろん大学としても大いに誇りにできる見事な結果だろう。
 もちろんここまで強くした大学の運営や監督の手腕、現役選手の頑張りは賞賛に値するが、その前段階で部を作り育ててきた名もなきOG達の努力にも、是非とも光を当て感謝の言葉をかけてあげてほしい。


【4日目・決勝】
園田学園女子大
 110 0000…2-6-4
 001 310x…5-6-1
日本体育大

園田学園女子大:●秋豆朱音 - 服部洋代
日本体育大:○長谷川鈴夏、浅井茉琳 - 安川裕美
(本)
(三)
(二):下山絵理(園)、木原菜々子、安川裕美(日)
【コメント】
 どこかにライブ中継の残像がありますでしょうかね。
 詳細はのちほど確かめます。 

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