【2010年、日本ウェルネスの日本リーグ初勝利なるか!?】
(なんか最近このブログの仕様が変更され、コメントを入れるのがしちめんどくさいことになってしまっているようです。辛気くさいことするなよと言いたいのですが、タダで使わせてもらっている以上文句も言えません。すみません)
さてそんなわけで今回は「日本ウェルネス」。
東京にある2年制のスポーツ専門学校であり、2006年に、3部制から2部制に移行した日本リーグに参入した。
そしてその後4年間、1勝もあげることなく結局ここまで66連敗である。今年も全敗するととうとう80連敗に達し、いよいよ夢の100連敗も現実味を帯びてくる。
成績的には日本リーグの「お荷物」なのは間違いないが、しかし専門学校であり且つ、甲賀医専のように実業団や大学からの出戻りも少なくまた呼べる実績もなく、しかしそれでいても果敢に日本リーグにチャレンジし続ける姿勢に対しては、そんな「お荷物」などというような表現だけはしたくはない。
しかしそのためには、やはりなんとか1勝をあげて真の意味での「日本リーグの仲間入り」を果たしてもらわないと困るのだ。
そんな弱小・日本ウェルネスが果たして今年悲願の初勝利をあげることができるのか、2部ファンならドリームワールドの活躍以上に興味を持っている(ウソ)この問題について、今回は真剣に考えてみたい。
(1)日本ウェルネスの今までの成績
まずは過去4年間の成績を表にしてみたのでごらん頂きたい。
全敗の「0勝66敗」というのは先にも述べたが、その内容、負けっぷりがすごい。
66敗のうち42敗がコールド負け(ただし2006年については点差からの推測)でその他も大差。1点差負けが2回、2点差負けが2回のみ。
4年間の総得点が56に対して総失点が599。総得失点差が実に「-543」。チーム別にしても(1試合だけの佐川急便を除くと)湘南ベルマーレとの「-16」が最小で最多が日本精工相手の「-45」。
正直、ここまでくると気持ちが良い。
<過去4年間の成績(「c」はコールド試合、赤塗りは惜しかった試合)>
(2)惜しかった試合
実はそんな日本ウェルネスであるが、かつて何試合かは惜しい試合もあった。
トータルの成績ではどうしようもないくらいに引き離されてはいるが、この勝利までもう一歩の惜しかった試合を詳しく振り返ることで、少し自信を取り戻してみたい。特に2007年の3試合は惜しかった。
【2006年】
対大和電機(0-4)
対東海理化(0-3)
【2007年】
<第2節>
日本ウェルネス 000 0000 0…0
湘南ベルマーレ 000 0000 1…1
※0-0のまま延長タイブレイカーに持ち込むも8回サヨナラ負け
<第4節予備>
YKK 000 0001 6…7
日本ウェルネス 001 0000 3…4
※1-0で最終回を迎えるも同点にされ、延長の8回に大量失点、反撃も及ばず
<第5節>
日本ウェルネス 000 0230…5
甲賀医専 102 0003…6
※2点のリードを保ったまま最終回に突入もまさかの3失点逆転サヨナラ負け。この時甲賀医専で活躍したのが現靜甲の中心選手である萩藤寛子と植松尚子
【2008年】
<第3節>
三島中央病院 500 0000…5
日本ウェルネス 000 0000…0
※初回に5失点、その後無失点もスミ5完封負け
<第4節>
NECアクセステクニカ 220 0002…6
日本ウェルネス 000 0030…3
※6回裏に3点を取り1点差に迫るも最終回に突き放されて万事休す
【2009年】
<第3節>
YKK 101 1000…3
日本ウェルネス 000 0010…1
※投手陣がなんとか3失点で抑えるも打線が援護できず
<第5節>
日本ウェルネス 000 2000…2
東海理化 000 004x…4
※2点リードの6回裏に4失点逆転され力尽く
(3)今年、初勝利をあげられるか?
さてそこで本題。2010年日本ウェルネスは初勝利を得られるかどうか、である。
専門学校としての性格からチームのメンバーがどうなるのかまるで読めないし、もしかしたら昨年の板倉のように、実業団経験者が入っているかもしれない。という前提があるにしても、やはり今までの実績もある。もちろんどんなチームでも勝てる可能性はあるが、今回はもう思い切って率直に(失礼を承知で)、今年の対戦相手から勝てる可能性を書きたいと思う。
<2010年、日本ウェルネスの試合日程:ホープセクション>
1節:靜甲、湘南ベルマーレ、東海理化
2節:島根三洋、大和電機、日立マクセル
3節:甲賀医専、靜甲、
4節:島根三洋、東海理化、湘南ベルマーレ
5節:甲賀医専、日立マクセル、大和電機
今年の2部は大きく様変わりし、交流戦のない二つのセクションに分かれ、それぞれ8チームで互いに2試合ずつ試合をすることとなった。実力から言ってうまく2つに分かれているのでおそらくどちらに属しても可能性に大差はなかったであろう。
ウェルネスは上記7チームとそれぞれ2回ずつ戦うわけであるが、ハッキリ言って「靜甲、島根三洋、日立マクセル」に勝利できる確率は限りなくゼロに近い。
本気で1部昇格を狙うこの3チームも、ウェルネスにだけは絶対に負けられないだろう。
過去に惜しい試合をしており一見相性の良い部分もありそうな東海理化と甲賀医専も、実力的にはかなり差がある。同じ専門学校ではあるが甲賀医専には実力ある選手が2年生に残っており、ここは上位陣も侮れない。
そうすると可能性があるのは大和電機と湘南ベルマーレに限られる。
しかし大和電機もパナソニック電工津から選手を補強しており、且つ過去3年間は連続コールド勝ちをしている。ウェルネスとしてはそうそう良い試合すらさせてもらえそうにない。
やはり狙いは湘南ベルマーレであろう。2007年に延長タイブレイカーサヨナラ負けという惜敗のあと2年続けて3-7、3-7と一応試合の形にはなっている。休部したトーテック、東海理化と並んでここ2年間コールド負けしていない三つのチームの一つであり、唯一ここ3年間コールド負けしていないチームと同じセクションになれたのは幸運である。しかも今年は2試合戦える、というのも大きなポイントである。
第1節の2日目、第4節の3日目、果たして日本ウェルネスのリーグ戦初勝利なるか、あるいは湘南ベルマーレが意地を見せるか。はたまた他の試合で2部の強豪相手に金星を奪うのか、今年の日本ウェルネスには個人的にも大注目したい。
<とにかく存在感抜群、カネボウ小田原から移籍してきた板倉美里>
<なかなかいい選手ではと目についた大出美帆>
<捕手として苦労が絶えないだろうががんばって欲しい安次富愛>