【女子ソフトボール日本リーグ第8節の展望】

 現在ネット無用の滋賀の山中にて作成中♪
 明日投稿予定デス

 書きました。個人タイトル争いに関連させつつ選手紹介みたいなものも載せました。
(ちなみに現在の順位です)
14-1 ルネサス高崎
13-2 日立ソフトウェア
11-4 デンソ ー
10-5 レオパレス21
9-6  豊田自動織機
8-7  太陽誘電
8-7  トヨタ自動車
6-9  佐川急便
4-11 戸田中央総合病院
3-12 Honda
3-12 シオノギ製薬
1-14 日立マクセル

 

 

【刈谷大会】
豊田自動織機にとっては正念場、トヨタ自動車にとっては今年の集大成、シオノギ製薬にとっては崖っぷちの大会。

「日立ソフトウエア」
 順調に星を重ねてきた日立ソフトウエアにとっては無難にまとめたい大会。
 全日本総合でどん底だったチーム状態がどうなっているのかが一抹の不安か。
 決勝トーナメント進出は安泰だが、2位以上を確保は譲れないし何より良い状態で入りたい。そのためにもあまり下手な試合をして自チームの士気を自ら下げるような真似はしたくないところ。
 __現在4割5厘で打率4位の山田の逆転首位打者はなるか?開幕からトップを走り続けてきた峰の打率が下がってきたので、今節の3試合で一気に逆転も!?__

「豊田自動織機」「トヨタ自動車」
 まずは初日の初戦、ここで豊田同士の姉妹会社の運命が分かれる。
 今年、内藤恵美を欠いて後半戦に入っても苦戦を強いられている織機と、補強に成功し序盤は星を重ねつつも惜敗続きで決勝トーナメント進出にはもはや1敗もできないトヨタ自動車、どちらも厳しい状態での対戦である。
 この試合で勝ったほうが断然有利になる、というか負けた方が脱落するであろう。ただトヨタ自動車もまだまだ諦めてはいないだろうが赤信号が点滅状態で、勝敗によって実際には以下のようであろう。

(1)織機の勝利→織機が決勝トーナメント進出に向けて踏みとどまる。トヨタは脱落
(2)トヨタ自動車が勝利→織機、トヨタ自動車ともに決勝トーナメント点滅赤信号、レオパレスが漁夫の利

 この試合の結果がどう出るかが、今節3大会初日においてはもっとも注目される結果であろう。
 __トヨタ自動車の露久保が投球回数は少ないながらも防御率トップを快走している。上野、スミスといった大投手を抑えてタイトルを穫れればすごい。タイトルを穫らせるような起用法も考えるかも知れない。
 __ __織機はスミスが最後に逆転の防御率タイトル獲得なるか。露久保の数字が落ちるのを待つが、とにかくこれ以上は失点できない。
 __ __打率3割8分2厘で第8位につけ、虎視眈々と2年連続首位打者を狙っているのが狩野亜由美。この節でどこまで数字を上げられるか。__

「シオノギ製薬」
 10位以上の無条件残留(11位は入れ替え戦)に上がるにはどこかで強豪を破らないといけない。9節で戸田中、総合でHondaに破れている日立ソフトウエアはもしかすると自滅してくれるかもしれない。決して捨て試合にせずに臨みたいところ。
 ただしソフトウエアもそんなにいつまでもモタモタはしていられないはず。簡単に勝たせてはくれないだろう。
 シオノギにとっては今節は非常に苦しい3試合になるが、是非ともどこかで白星を挙げ1勝したいところだ。
 __タイトル争いとは無縁のチーム。本当は松村&安福両投手がタイトルに絡むくらいの活躍をしてくれないといけないチームだが、それが現在の順位に表れているか。チーム唯一の3割打者(3割2厘で21位)の安田真富果選手にはなんとか3割をキープしてもらいたい。

 

 

【熊本大会】
 レオパレスが織機にどこまでプレッシャーをかけられるか?デンソーと戦う試合は3日目一番の注目カードである。佐川急便がこの2強に勝てるかも見もの。Hondaには苦しい対戦カード

「佐川急便」
 上に行くのももう絶望的だが下に落ちる心配もなくなった佐川急便にとっては今後はノビノビ戦えるであろう。しかも実力ある選手も揃っており豪州代表もいる。上位を争ってるチームにとっては実に嫌な存在ではないか。
 とはいいつつも、実は上位陣にはしっかりと負け、かつ下位チームには絶対に取りこぼさない、非常にわかりやすい典型的な中堅チームでもある(織機、レオパ、ルネサス、誘電、デンソー、ソフトウエアには全敗。それ以外のチームにはトヨタ自動車に1勝1敗で残りは全勝)。
番狂わせの一つも起こせないなんて豪州代表を揃えながら実に不甲斐ない!とってもつまらん!という非難になんとか応えてくれるよう、期待します!^^;
 佐川急便みたいなチームが頑張って上位陣を破らないとほんとでも面白くない。
 __去年打率5位の中村歩が今年は更に好調で現在3位。本当に良い打者だ。1980年生まれだから九州女子校時代は織機の内藤恵美の1年後輩。ルネサスの上野が1年時の3年生。すごい時代を経験してきた選手。この打撃成績も容易にうなづける。__

「レオパレス21」
 織機とトヨタ自動車が今節一番の注目といったが、同じくらい注目なのが3日目13日(月)の「レオパレス対デンソー」である。
 レオパレスは初日、二日目、ともに星は落とせない戦い。勝った勢いでデンソーに挑みたいところ。3連戦となるのでローチはおそらく最後のデンソーのみか、もしくは佐川急便との2試合。Honda相手に新人の山根、もしくは秋元がいい投球でローチを休ませられれば、そしてデンソー戦でローチが2点以内に抑えられればレオパレスの3連勝も見えてくる。
 この大会で3つ勝てば、トヨタ自動車、ソフトウエアと戦うことになる織機にかなり強烈なプレッシャーをかけられる。
 __去年は最終戦の最終打席で首位打者を逃した河野美里だが、今年も4割に迫る高打率を残して首位打者争いに顔を出している(現在6位)。実は山田、狩野以上に今年の首位打者の本命ではないかとひそかに思っている。__
 __ティッカムも打率7位と今年も好調だが、それ以上に感心なのが3割4分以上を打ち11位につけている永吉理恵である。去年で引退した大ベテラン渡邊潤子の抜けた穴を本当によく埋めている。永吉の頑張り無くしては今の順位はない。__

 「デンソー」
 デンソーもレオパレスと同じように使う投手を毎試合計算しての戦いだろう。しかし投手に余裕のあるこのチームは3試合とも染谷を軸に増淵、フリードとの継投でくるだろう。ただし増淵、フリードが防御率2点台なのに対し染谷が0.9。これからは大事な場面ではますます染谷に期待がかかるはずだ。
 これら好投手がいることから、バトラーを軸に俊足の好打者揃いの打撃陣が2点を取れば普通に勝てるだろうが、大事なレオパレス戦でどう戦えるか。3点勝負くらいになる試合でローチから3点取れれば、決勝トーナメント進出がかなり現実味を帯びてくる熊本大会3連勝を手に入れることになるだろう。
 ただ恐らく1リーグ制に移行後は今年が初めての決勝トーナメント進出(争い)である。そのプレッシャーに対して選手や監督が冷静でいられるかも、今後の大きな課題だろう。
 __投手陣は別格として、東、増山、バトラーという好打者がやや打率が低いのが気になる。そんななか、9番を打つ狩野香寿美(織機の狩野の妹)と2番を打つ衣笠久美が打率3割超え。今年の快進撃は実はこの二人が支えているのかも知れない。__

「Honda」
 前節(と言っても一月前だが)で下位を争うシオノギ戦に直接対決で勝利し、マクセルに負けた借金を返してさらに貯金ができたくらいの安心感が出たのではないか。 しかし勝敗は未だ降格圏争いの3勝12敗の同率10位。尻に火が付き社員への土下座がちらついていることにはなんら変わりはない。
 ただシオノギ戦勝利のあと全日本総合でソフトウエアを破るなど、チームが良い方向に走り出している感じがする。選手起用をどうするのかも楽しみだが、1番島崎、4番田中がのびのびとフルスイングできればチームはますます乗ってくる。乗せるとこわいチームなだけに、レオパレスもデンソーもうかうかができない。主戦ジーナの好投があれば、もしかすればもしかする。
 今節は順位が上の3チームとの対戦だが、とにかく自分たちが去年7位だったことを思い出して堂々と戦って欲しいものだ。
 __タイトルを争うような選手はいないが、見ていて楽しみな選手が意外と多い。4番を打つ長身の田中はどこか魅力のある選手でついつい応援したくなる。今節で念願の初ホームランは生まれるのかどうか。__
< span style="color: #ff0000;">__さらにセカンドの名手中村瞳にファインプレーがいくつ出るかも楽しみだ。熊本のファンを大いに湧かせて欲しい。恐らく日本リーグでは右に出る選手がいないナンバー1のセカンドだと個人的には思っている。__
 __さらにさらに地元九州ということで島崎と高校時代同期の又吉の出番もあるかもしれない。佐賀大会で代打で初打席ヒットを打った再来なるか。

 

 

【高崎大会】
 五輪後絶好調の坂井寛子擁する太陽誘電の再浮上なるか!?負ければ決勝トーナメント進出の目が消失するルネサス戦で、雨中の全日本総合決勝の復讐を是非とも!

「戸田中央病院」
 ルネサス、誘電の強豪2チームにとって今回非常にやっかいな相手が戸田中だろう。去年は織機を破って後半波に乗り、今年もソフトウエアを破って降格争いから一歩抜け出た。その得意の大物食いがこの節でも見られるのか楽しみである。しかしせっかくリーグでソフトウエアを破った勢いも全日本総合で2部の靜甲に初戦敗退しドブに捨ててしまった。
 今後の戦いはなりふり構わず1部残留に最大の力を注いだ戦いをするはずで、そうするとこの大会は万全な状態で3日目のマクセル戦に堤を先発させたいであろう。それを考えると、2日目のルネサス戦は出来れば堤を温存し、1日目の誘電戦に堤が来るはずである。
 好調時の堤と坂井の投げ合いになれば、これはファンにはたまらない投手戦になるはずである。
 __このチームも直接タイトル争いに関連した選手はいない。しかし昨年2000球以上を投げた堤投手が今年もどれだけ投げるのか、その鉄腕ぶりには大いに注目である。__
 __佐川急便の稿にも九州女子校出身の好打者中村歩について書いたが、実は戸田中で今一番当たっており打率10位に食い込んでいる今泉早智も九州女子校出身である。今泉はさらに年は下で上野が3年時の1年生。その後福岡大を経由しているが、さすが名門校出身だけにしぶとい良い打者である。__

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