【2010年1部リーグ決勝トーナメント~Game-1(織機 vs ソフトウェア) ~ 藤原の好投とバックの堅い守りでソフトウェアが勝利】

【2010年1部リーグ決勝トーナメント~Game-1(織機 v.s. ソフトウェア) ~ 藤原の好投とバックの堅い守りでソフトウェアが勝利】

豊田織 100 0001…2
日立ソ 010 101x…3

織機:バークハート-トッピング
日立:藤原-鮫島
(本):馬渕(ソ)
(二):白井、国吉、小柳(織)

【テーブルスコア】


 ※悔しさのあまりに「誤審」と書いてしまった。
 確かに完全にキャッチしてるが、その直後に狩野の手首がフェンスにぶつかりその反動でボールがフェンスの向こうに落ちてしまっていた。 先ほどなんども映像で確認したが、あのタイミングで落ちたらホームランになるのは仕方がないか。審判の判定に問題はなにもなかった。申し訳ない。

 ※4回の馬渕のホームラン判定を検証してみた。GAORAで映像も見た。センターの狩野は明らかにグラブに入れてキャッチ。そして審判もアウトの判定。しかしその後、フェンスにぶつかった際にグラブからボールがこぼれ不運にもフェンス向こうに。
 しかしながらこれはアウト判定以後の、つまり完全捕球を審判に認定されたあとの出来事でそのままアウトでも問題なかったかもしれないが、仕方がない。
<ここまで完全捕球し、しかも審判がアウト宣告をした後にグラブからボールがこぼれて本塁打に判定が覆る。余りにも不運なホームランで勝ち越し点を許す>


【1回表:織機~1点】

 白井が右中間に会心の二塁打。古田が三遊間を破ると、これを馬渕がファンブル。それを見て白井が生還し、織機が先制点をあげる

 

【1回裏:ソフトウェア~0点】
 ケイティは立ち上がり好調。三人で抑える。

 

【2回表:織機~0点】
 小森の四球と国吉の目の覚めるような会心の二塁打で1死二三塁。織機は勝負するとしたらここだったか。藤原を相手に点を取るなら序盤が勝負と決めて代打に本田、あるいは池原という選択肢があったが、ここは菅野に任せた。
 任せるなら強引にでもカウントを選んでエンドランをかける選択肢もあったのだが、普通に打たせた菅野の打球はいい当たりながら投手の正面へ。
 藤原もこれを好捕して一塁に送球、2死とすると、続く狩野も中飛に抑えてこの絶体絶命のピンチを無失点に抑える。

 

【2回裏:ソフトウェア~1点】
 四球と犠打で1死二塁から杉山の打球はライン際に上がった大きなライトフライ。国吉が打球に合わせてゆっくりと追ってしまい十分追いついていたが最後は半身の形でグラブを差し出すも落球。
 あまりにも痛いエラーでノーヒットで同点とされてしまう。

 

【3回表:織機~0点】
 当たっている2~4番も藤原が無難に抑える。

 

【3回裏:ソフトウェア~0点】
 先頭の鮫島が初球を完ぺきにとらえ右中間を破る二塁打。西山が送って1死三塁と絶好の追加点のチャンスも、ここはケイティが踏ん張り溝江、山田を抑える。

 

【4回表:織機~0点】
 先頭の松岡のライナーをサードの林が好捕。次の小柳が右中間をライナーで破る二塁打を放つも、小森の左中間へのライナーは山田が俊足を飛ばして好捕。国吉もショートゴロに倒れ、バックが藤原を盛り立てて点を与えない。

 

【4回裏:ソフトウェア~1点】
 先頭の馬渕の打球は左中間に上がった大きな当たり。この打球を俊足狩野が追いついてグラブにしっかり収める。捕らなかったらギリギリ入っていた当たりだっただろう。
 狩野もフェンスにぶつかりながらもしっかりグラブのポケットに納めており、審判もアウトの判定をしたが悲劇はそこから起きた。
 フェンスにぶつかった時にグラブがフェンスの向こう側に行ってしまい、どうもその拍子に落球してしまったようなのだ。
 完全捕球後の落球は明白で、アウトでいいのではないかと思ったが、ただホームランの場合はそうならないケースが多いのも事実。
 この場面でも判定が覆り、ホームランに。
 織機としてはあまりにも痛すぎる出来事(ミスとは言いたくない)で、ついに逆転を許してしまう。

 

【5回表:織機~0点】
 代打の本田から2番白井に続く打線を三者凡退。狩野と白井が平凡なセンターフライ2本と、藤原の術中にはまりだす。

 

【5回裏:ソフトウェア~0点】
 2死一塁で、投球後に西山が隙を突くようなリレイドスチールを試みるもここはトッピングが落ち着いて二塁に送り、織機としては珍しくすんなり挟殺プレーでタッチアウトに。

 

【6回表:織機~0点】
 簡単に2死をとられるも二つの四球で同点のチャンスとし迎えるは小森。この試合最大のピンチ、チャンスの場面だったが、ここは藤原が前回のリベンジをし小森をセンターフライに打ちとる。

 

【6回裏:ソフトウェア~1点】
 山田の内野安打、林の左前打で作った2死一二塁のチャンスに杉山がライト前に。国吉からストライクの返球がきてアウトのタイミングでトッピングがタッチにいくも山田がこれを回り込む。
 しかし回り込みすぎて大きくベースから離れてしまい、普通なら完全にアウトだが山田も粘る。
 トッピングもすぐにタッチ行けば良かったが一瞬遅れ、それでもアウトかと思われたが山田がタッチをすり抜ける感じでベースに一瞬早く触塁。
 山田の好走塁で貴重すぎる1点をもぎ取る。

 

【7回表:織機~1点】
 期待の先頭国吉が二ゴロ。続く菅野の打席で池原が代打かと思われたがここは今年の新生織機を象徴する選手でもある菅野に任せる。しかし結果は残せず藤原に抑えられ2死。
 それでも意地を見せる織機は、先ほど馬渕のセンターフライをホームランにしてしまった狩野が今度は打った瞬間山田が完全に諦めるような完璧な当たりのホームラン。
 これで1点差とし白井、古田と続く打順では同点、逆転の夢も見え始めたが白井の打球はライナー性のいい当たりもライトの正面へ。
 これを今日のラッキーガール杉山がグラブに収めゲームセット。
 この決勝トーナメントの舞台で、とうとう日立ソフトウェアが織機を撃破した。


【試合詳細】

【1回表:織機~1点(藤原)】
狩野:投ゴロ・初球セフティバント
白井:右中間二塁打
古田:左前打・ファンブル適失
トッピング:二ゴロ二進
松岡:左邪飛

 

【1回裏:ソフトウェア~0点(ケイティ)】
西山:ニゴロ・初球
溝江:空振り三振
山田:二小飛(詰まり)

 

【2回表:織機~0点(藤原)】
小柳:遊ゴロ
小森:四球
国吉:右中間二塁打(二三塁に)
菅野:投ゴロ(強い打球を藤原好捕)
狩野:中飛(泳がされた)

 

【2回裏:ソフトウェア~1点(ケイティ)】
馬渕:四球
林:三犠打
杉山:右飛適失・三進(深い当たり追いついたがグラブに当ててポロリ)
濱本:ニゴロ
来條:一飛

 

【3回表:織機~0点(藤原)】
白井:遊ゴロ(どん詰まり)
古田:三ゴロ
トッピング:左飛

 

【3回裏:ソフトウェア~0点(ケイティ)】
鮫島:右中間二塁打(初球不用意に入る)
  ※代走に横沢
西山:一犠打
溝江:空振り三振
山田:左直

 

【4回表:織機~0点(藤原)】
松岡:三直(林好捕)
小柳:右中間二塁打
小森:中直(山田好捕)
国吉:遊ゴロ

 

【4回裏:ソフトウェア~1点(ケイティ)】
馬渕:左中間本塁打(狩野がグラブに入れたがフェンスにぶつかりフェンス向こうにボールを落とす)
 ※普通にグラブ戻せば良かったのにホッとしてグラブをフェンス向こうに垂らしてしまった時に落ちる痛恨のミス
林:左飛
杉山:空振り三振
 ※杉山の時に普通の捕邪飛をお見合いして落球
濱本:二小飛

 

【5回表:織機~0点(藤原)】
本田小百合(←菅野):二ゴロ
狩野:中飛
白井:中飛

 

【5回裏:ソフトウェア~0点(ケイティ)】
 ※菅野再出場
来條:空振り三振
鮫島:死球(背中の真ん中)
西山:一ゴロ二封
代打栗原志帆(←溝江):
 ※リレイドスチール試みるも西山挟まれてアウト

 

【6回表:織機~0点(藤原)】
 ※セカンドに溝江再出場
古田:中飛
トッピング:遊ゴロ
松岡:四球
小柳:四球
 ※セカンド代走に千葉
小森:中飛

 

【6回裏:ソフトウェア~1点(ケイティ)】
溝江:三ゴロ(セフティバント)
山田:二内野安打
馬渕:二飛
林:左前打
杉山:右前適時打
 ※山田が回り込みベースから離れるもトッピングがタッチし損なう
 ※杉山二盗
濱本:遊ゴロ

 

【7回表:織機~1点(藤原)】
国吉:ニゴロ
 ※ファースト交代、手塚沙也花
菅野:投ゴロ
狩野:中越本塁打
白井:右直

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です