えーっと、楽しみにしていた山口国体が終わってしまいました。
刈谷大会の観戦記を書いてからここも放ったらかし。青森県の深浦にある千畳敷で土産物屋のおばちゃんに捕まってスルメ食わされつつ津軽弁で昔話を聞かされている間にもう10日間も経ってしまいました。なんてこった。
そんなのっぴきならない理由もあって山口国体をまったく見ていないのですが、そこはそれ。「ありがとう浜村淳です」みたいに、いかにも見てきたかのような顔してしれっと国体の試合報告をさせてもらおうと思います。
まずは1回戦5試合から。
【1回戦10月08日@下関球場】
群馬県 000 0000…0
神奈川県 000 200X…2
群:上野、森-峰、谷川
神:藤原-鮫島
(本)山田(神)
(二)西山(神)
【コメント】
長年連覇を続けてきた(8チーム同時だろうが優勝は優勝)「群馬県」(誘電の選手も多い選抜チームなんだから「ルネサス」なわけがない)が1回戦で神奈川県(日立ソフトウェア単独なんだからむしろこっちが「ソフトウェア」なんだが)に敗れて連覇が途切れた。
それにしてもここ最近の山田恵里はいくら「山田」にしても、もうすぐ死ぬんちゃうかっつーくらいに打ちまくり。ソフトボールというスポーツの枠を超越したステージに到達してしまったようだ。喩えて言うなら身長5mで球速110km/hの投手が出現したかのような。
まさに「山田(神)」。
【1回戦10月08日@下関球場】
山口県 000 0001…1
兵庫県 005 010X…6
山:平田-永江
兵:安福、洞井-橋元
(本)椎木(兵)
(二)陽山、宮、橋元2(以上、兵)
【コメント】
なんとなく毎年しっかりしたいいチーム作って、たまに学生を補強もして、それに他県に選手も派遣して、という「国体の優等生」的なチームであるシオノギを主体とした兵庫県。
この試合も国体の地元山口県を相手に実業団の力を見せつけしっかり勝利しつつも、10点差以上をつけて恥をかかせるようなこともしないというまさに「優等生」的な試合結果。
その山口県というのは国体用にチームを作った「山口ACドリームズ」でエースは元レオパレスの平田真耶子。キャッチャーは元大鵬薬品の永江悠理。他にも眞鍋友里江が元大鵬薬品で辻佳子が元三島中央病院と、こんな感じ。ここ最近好調のシオノギに対してこの結果は十分。お疲れ様でした。国体終わっても、なんらかの形でみんながソフトボール続けられることを祈ってます。
鹿出に、じゃない、ちなみに、言わずもがななことではあるのだが、椎木のホームランは柵越えではなくランニングホームランなのだ。
【1回戦10月08日@下関球場】
富山県 000 0000…0
岡山県 022 100X…5
富:高橋、坂本-古藤
岡:木村、海部-六與
(三)神山、浜渦(以上、岡)
(二)永溝、浜渦(以上、岡)
【コメント】
個人的にはこういう対戦をとっても見たかったのだが、2部のYKK主体の選抜チーム富山県がIPU環太平洋大単独の岡山県に完敗してしまった。
富山の投手の高橋と坂本はともにYKK。IPUも強いけど2部なんやしもっと頑張ろうよ!来年はYKK推しで行こうかな。
まあそのIPUに予選で負けてる平林金属にも同じことを言いたいのだが。
【1回戦10月08日@下関第2球場】
長崎県 100 0000…1
愛知県 120 110X…5
長:安永ゆ-妹山
愛:森田、宮本-渡邉
(本)安永美(長)、鈴木(愛)
(二)白井、国吉(以上、愛)
【コメント】
長崎県の「安永ゆ」というのはもちろんデンソーの安永ゆり。デンソーでは不遇であるが佐世保の小学生時代は全国制覇も成し遂げた名投手だったのだ。デンソーに入って今年から再び投手をやらされているが、スピードはないけどピッチングがさすがに巧い。まさに昔取った杵柄。だから九州予選で負けたからっつーて「安永ゆりが遅すぎて打てへん」「シオノギの○井より遅い」とか言わんとってあげて下さいよ大分県チームの田城博美さん(笑)。
そうそうピッチングはスピードだけじゃない、コントロールが命。だから洞○もこれからどんどん伸びる。僕はかなり好きな投手で期待してるで!洞井!(あ…)。
そして安永が「ゆ」になっているということはデンソーにおけるもう一人の安永で従妹にあたる安永美穂も補強されていたということで、どころかホームランも放って大いに貢献もしている。
その二人のいる長崎県が一回戦で愛知県と当たるというのもなんだが、その愛知県にデンソーの選手が一人も補強されていないというのも、なんだ。
P.S.
この対決、長崎県にはデンソーだけじゃなく東海理化の越智と中村も。愛知県代理戦争だったのか。
【スタメン】
<愛知県(選抜)>
1(7):白井沙織(15、織機)
2(8):狩野亜由美(5、織機)
3(9):国吉早乃花(23、織機)
4(5):坂元令奈(3、トヨタ)
5(6):渥美万奈(6、トヨタ)
6(4):鈴木美加(2、トヨタ)
7(3):馬渕朝子(12、トヨタ)
8(D):前薗理恵(1、トヨタ)
9(2):渡邉華月(10、トヨタ)
FP(1):宮本直美(14、織機)
<長崎県(選抜)>
1(6):越智華奈子(6、東海理化)
2(D):中村直子(12、東海理化)
3(4):安永美穂(4、デンソー)
4(1):安永ゆり(1、デンソー)
5(5):佐藤友麻(5)
6(7):廣川愛(7)
7(2):妹山玲奈(13)
8(3):松下紅美(8)
9(8):朝長史織(8)
FP(9):中川あゆみ
(コーチ):松崎絵梨子(誘電)
【1回戦10月08日@下関第2球場】
京都府 000 1300…4
岩手県 001 1100…3
京:信長、豊崎-中村
岩:榎林-郷間
(本)篠田(京)、藤野(岩)
(二)柳瀬(京)
【コメント】
個人的にはもちろんこういう対戦もとっても見たかった京都府対岩手県。
マクセルと佐川急便の連合チームというのも、なんか普段そんなに仲良くない学校の同級生同士が何かの拍子に一緒に街に遊びに行くことになったみたいなちょっと気恥ずかしい感じがするのは、まあ自分だけだろうな。
そしてなんと言っても岩手県の「藤野」であるがもちろん彼女はトヨタ自動車の藤野遥香で、岩手県は一関市の千厩の出身。
これで2年連続岩手県からの出場になるのだが、誰だ去年「藤野も今年で引退だから思い出作りのために故郷から出るんだろうな」っていうデマ流してたのは!?俺か…
しかし藤野が出るんなら麻起子さんにもいつかは岩手から出て欲しい。今年優勝して神奈川には恩返ししたから、2年休んで次はぜひとも故郷の岩手県で。
そしてこの岩手県の「榎林」というのは富士大の好投手で元トヨタ自動車の榎林美里さんの妹の榎林茉実ではないか!?
まあマクセル期待の大砲である篠田美穂のホームランにもちょっと触れておいてあげようか。ぐっじょぶ!
うーん、全然観戦記風になってないな。
次こそもっと話をでっち上げなければ。