【島根県雲南市加茂町に島根三洋ソフトボール部の試合を見に行く旅】

 高知県の馬路村での仕事を終え何十日か振りにまともに帰宅する途中、ふと思い立って島根三洋の練習試合が行われている島根県雲南市加茂町に行くことにした。
 今から10年と少し前、フェルメールのキーホルダーに付けた下宿の鍵を出雲市の山中で紛失し、夜中に京都の自宅に戻ってから気づいて泣く泣くドアの前で野宿をして以来、これで30数回目の島根への旅。そんなに行っていながら島根三洋のソフトボール部の試合や練習を一度も見ていないのはいかがなものかと思っての途中下車。
 とは言っても岡山での途中下車なので、寄り道にしてはえらい遠回りなんだけど、でもかねてから行きたい行きたい行かねばならぬ、行かねば死んでしまうと、常々思っていた島根三洋のホームでの練習試合だったので、しんどい体としんどい財布にむち打って頑張ってみることにした。
 試合相手が好きなチームの日本精工と平林金属というのも強く背中を押してくれた。島根三洋のブログにあった「30日、1日は練習試合です。球場でお待ちしています」という言葉も真に受けてしまった(笑)

 能書きはさておき、岡山からの寄り道の旅を写真とともに振り返ります(島根三洋ソフトボール部観戦ガイドも兼ねてるつもり)。

【その1~雲南市(旧大原郡)加茂町へ】
【写真1】

(1)前泊した松江から朝一の出雲市行き普通列車に乗り、
(2)宍道駅で下車し、
(3)宍道駅からは木次線の木次行きに乗り換える
(4)木次線の汽車は山と田んぼの景色を見ながら走り


【写真2】

(1)緑のトンネルをくぐり、
(2)松江からおよそ1時間で加茂中駅に到着
(3、4)加茂中駅は古い民家のような素敵な駅舎


【写真3】

(1)駅を出て、赤川にかかる橋を渡り、文化ホール「ラメール」の横を抜け
(2)54号線を渡ってHonda修理工場の前を右に入り、
(3)神社さんの手前を左に曲がり、
(4)アパートの横をそのまま道なりに登っていく。ジョギングのおじさんに教えてもらった通りの近道


【写真4】

(上)丘の上の公園に上がり、日本精工のバスが見えてひと安心
(下)島根三洋の(イレブンさんの)ブログでよくみる場所もあった。あれはここか~、と


【写真5】

<加茂中駅から加茂中央公園への経路。徒歩約20分。遠からず近からず>


【写真6】

<島根三洋ソフトボール部のブログでは選手以上に出番の多いチワワの諭吉くん。とうとう会えた(笑)>



【その2~試合開始から中断、再開】

【写真7】

(上)来たはいいものの試合前はかなり強い雨。心配していたけど、
(下)でもグランドの水はけが抜群で、小やみになるとすぐに試合が出来て予定通り10時に試合開始
第1試合「日本精工v.s.島根三洋」(2時間中断)
第2試合「日本精工v.s.平林金属」
第3試合「平林金属v.s.島根三洋」(時間の都合で中止)

※小雨が降りしきる中の観戦は辛いなあと思っていたところ、イレブンさんのご厚意でバックネット裏から観戦させていただきました。ありがとうございました。


【写真8】

(上)試合が出来て良かったと思ったのもつかの間、2回終了時に再び強い雨で試合は中断
(下)諭吉もお休み

【写真9】

(上)かなり強く降ったのでもうダメかな~と思っていたけど、
(下)2時間待って小やみに、とにかく水はけが抜群、選手たちはその間にお昼も済ませ、3回表から試合再開



【その3~試合再開、そしてついにその時は来た!】

【写真9】

<諭吉、乱入!!!>


【写真10】

(上)必死に追いかける柿山さん(島根)、笑ってる原野くん(日精工)
(下)諭吉、2試合目の日本精工v.s.平林金属戦を中断させ、逃げる、走る(笑)


【写真11】

(上)審判さんの手を軽くすり抜けるも…、
(下)最後は柿山さんにつかまってゲームセット。逆転勝利ならず



【その4~で、試合内容は…】

 それで肝心の試合内容ですが、とりあえず練習試合なので詳細はあまり載せません。でも本当は今眠いからであって、今度時間があったら載せておきます。
 でもよく考えたら、島根三洋の「さわやかイレブン」ブログにすでに詳細が載っていますvv
 とにかく久々にソフトボールの試合を見られて楽しかった。


【写真12】

<山陰のカリスマ、2部のミッシェル・スミス、現在ホープセクションで防御率1位の古瀬由梨亜をやっと島根県内で見ることが出来た。「Panasonic」ロゴのユニフォームも生で初めて。感無量>

【写真13】

<2試合目の平林金属戦で日本精工はエースの曽根原が登板するも、この時点で時間いっぱい。投球を見る前に帰路につくこととなりました。残念>

【写真14】
<本当はここに「DP 乾彩華」の写真を載せるつもりだったのだけど、ない。撮り忘れた。無念>



【その5~帰路、加茂中駅にて】

 加茂中央公園から歩いて加茂中駅まで戻ってきました。意外と早く着いた。

【写真15】

<再び加茂中駅に戻って、15分ほど時間があったので庭を散歩しました。手を入れすぎず、放置しすぎず、なんとも心安らぐ駅舎の庭>

【写真16】

<駅の柱に39年7月19日「山陰北陸豪雨」水害時の水位の印が。地面から2mくらいの高さ>


【写真17】


<興味深げに見ていたら、駅のおじさんが中で当時の写真を見せてくださいました>
(上)下半分が白く見えるのは全て流れ込んだ濁流
(下)引きで撮った写真。周辺は完全に水没


【写真18】


(上)線路も途中から水没
(下)貴重なアルバムを見せていただきました


【写真19】


<加茂中駅のもう一人の駅長さん「漱石」くん(諭吉に対抗し勝手に命名、雌ならもちろん「一葉」。「曽根原一葉」と一緒だ(笑))>



【その6~さようなら加茂町】

【写真20】

<あと30分くらい写真を見ながら話を聞きたかったのですが汽車が来たので急いでホームへ>


【写真20】


<さようなら加茂町、駅ホームからは心引かる看板も目に。次に来たときは絶対にこの町に泊まろう。加茂町で行われる大会には必ず来よう>

【写真20】

(上)2010年の冬に仕事の帰りに寄ったときに写した島根三洋の会社の看板
(下)実はその時はいくつかグラウンド、球場をまわったけどついに島根三洋の練習を見ることができなかった。そこには日々の練習場の加茂中央公園が入ってなかったんだから、そりゃ見られないのは当然(笑)その時はおろち湯ったり館で温泉につかり、中国地方を縦断して岡山に出てヒラキンライズ球場をチラ見して家に帰りました。


 さて日本リーグのチームの中では飛び抜けて離れた場所に位置している島根三洋ソフトボール部。大会に出るにも遠く、練習試合をするにも近くにチームがなく、実業団としては一番不利な条件におかれているのは間違いないはず。
 練習試合に事欠かない愛知県や関東、関西のチームと比べたら雲泥の差だけど、でも今回訪ねて思ったのが、もしかしたら自然に囲まれて一番いい環境で選手達は毎日を過ごせているんじゃないかな、ということ。
 僕が田舎が好きで緑が好きなのが最大の理由だとは思うけど、でもほんと、いいところでしたよ。
 また行きたい。

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