【第2回大垣ミナモカップ観戦記~3日目~古巣対決・同デザイン対決・姉妹対決】

<観戦試合報告>

【3日目・観戦試合(4)~古巣対決~「デンソー5-0大垣ミナモ」】
 会場をうろうろしているとき「古巣のデンソー相手に増淵が最後の先発をするらしい」という噂を本人が話しているのを耳にし、急遽デンソーとミナモの試合を観戦することにした。
 よく考えたら「大垣ミナモカップ」なのにミナモの試合全く見ず、YKKの試合ばかり見ててはいかん、と(笑)
 で、その「増淵まり子vs.デンソー打線」の結果。

<1回>
江口:(1-2から)空振り三振
中岡:(2-2から)見逃し三振
永吉:(0-0から)レフト前ヒット
安永:(0-2から)空振り三振

<2回>
狩野:(1-0から)一直
松木:(2-1から)三ゴロ
今泉:(0-1から)右前打
竹林:(3-2から)空振り三振

 2回を投げ被安打2も4奪三振はさすが。ヒットを打たれた二人が移籍してきた二人で生え抜き選手は全員凡退。そう簡単には打たせませんよ。
 両チームとも全日本総合に出るからまだ可能性はあるけど、一応これで「増淵v.s.デンソー」の対戦は最後。
 2回の2死から今泉が打席に入った時に「どうせならデンソーで重なってることもある捕手の竹林までまわしてあげてほしいな」と思ったら今泉がライト前ヒット打ってくれた。
 本当なら一番長く一緒にやった増山と対戦するのを見たかったが、残念ながら増山はこの日は体調不良で病院に。ちなみにどういう不調なのかは、プライバシーに係わることなのでここでは胃炎。

<増淵vs.竹林。2008年の1部決勝トーナメントでは先発でバッテリーも組んだ間柄。その竹林を三振に斬って取り対戦終了。初日には「ミナモ増淵投手vs.東海学園大・東美幸監督」の旧バッテリー対決も実現しました>

<伊藤良恵さんもデンソーとは「古巣対決」だけど、やっぱルネサスのイメージが強いね>



【3日目・観戦試合(1)~同ユニ対決~「NECアクセステクニカ3-5シオノギ」】

 またしても「赤いユニフォームv.s.赤いユニフォーム」。しかも今度はデザインまでほとんど同じ。シオノギのパンツに申し訳程度に紺が入ってるのが違うだけ。採用はもちろんNECの方が先ですけどね。
 それにしてもシオノギの安福投手、スピードが格段に増してしかもあの投球フォーム、バッグネット裏から見てるだけでも恐くなるくらいの迫力。まともな選考すればジャパンの常連になってないといけないような投手なのに。
 こんな投手と真剣勝負できる機会もなかなかないからNECにとっても幸運、同じ左腕の宮崎投手にも勉強になっただろう。
 それにしてもNECの嘉屋はいい打者だ。安福相手にも簡単にアウトにならない。そんな嘉屋が打席に入った時に、捕手のハッシー(橋元)が「いいバッター」と内野に声をかけた。
 試合中しゃべり続けるハッシーにしたら2万語のうちの一語かもしれないけど、あんなインサイドワークにかけては日本一の捕手から「いいバッター」って言ってもらえるなんて、なんかとても嬉しかったな。

<ほんとよく似たユニフォーム。アカゲラとオオアカゲラくらいの差。宮崎にとって安福は最高のお手本、になったかな?>

<嘉屋は本当にいい打者だ。ハッシーもすぐに気付いたのかな。2部首位打者と知ってたのかもね>



【3日目・観戦試合(2)~姉妹対決~「NECアクセステクニカ0-1甲賀医専」】

 2試合目もNECの試合を観戦。
 この試合の先発はNECが川口汐里、甲賀医専が川口千晶、ともに愛知県出身で川口汐里は甲賀医専出身。そうこの二人姉妹なのです。
 教えてもらうまで気づかなくて、教えてもらってからも信じられないくらいに似てない姉妹。それは姉が細身なのに妹が結構貫禄があるからであって、でもそう言われて名鑑の写真を見比べてみるとなるほど姉妹、顔は実によく似てる。
 両投手好投して、ご両親にとったら嬉しい試合だったでしょうが、NECアクセステクニカ、負けてちゃいかんでしょうに…。
 ただ最近ようやく浦野監督が指導していることがなんとなく分かってきた。一つ一つのプレー、判断について、その場面ではどうすべきか、何を考えて次に動くべきかを口を酸っぱくして言い聞かせて徹底させようとしている感じ。選手が一つ一つ理解していけば、まだまだ強くなるね。

<これだとわかりにくいけど、顔はやっぱり似てる。姉ちゃんのソフトボール人生としての生きざまは妹として尊敬できるだろうな>

<甲賀の左腕と言えば「岩田みゆき」だが、陰に隠れてるがこの1年生の平井真理子もいい投手。しかもフォームが似てるから遠目で見て岩田と間違える人続出。コーチが平田真耶子さんなのもまたややこしい>



【3日目・観戦試合(3)「シオノギ7?-0?YKK」】

 これは最初の2回くらいまで見て、その後別会場のミナモ戦の最初を見て、戻ってきたらすでに終わっていた試合。
 7-0くらいでYKKがあっさりコールド負けしたらしいけど、やっぱりシオノギはこういう2部チーム相手には強さを見せつける。試合運びが素直すぎて1部ではなかなか結果は出ないけどしっかりした実力はあるチーム。
 こういう試合を見ていると、11月の入れ替え戦も安心して迎えられます(「縁起悪いこと言うな!」という怒りの声が多数聞こえる…笑)。

<投手の血分がこの試合ではDPで出場>

<陳列商品のようにきれいに並びました。沢山試合をみたYKKだけど、武田と森山のプレー見られなかったのが残念>



【3日目・観戦試合(5)「YKK1-1デンソー」】

 さて最後の試合もYKKの試合。
 2日目が雨になって予定が変更されたのが大きな理由だけど、結局はフルで4試合観戦、途中観戦も含めるとYKKの6試合を全部見た。大垣YKKカップ。ようやく顔と名前とプレースタイルが一致するようになってきた。
 さてそんなYKK、若手主体のデンソー相手とはいえ、先発の血分が好投し1-1の引き分け。どんな内容であれ、1部のチームと引き分けて終わって帰れるのは気分が悪いはずがない。
 見ていた父兄の方も最後にとても清々しい晴れやかな表情で会場を後にしていました。

<デンソーの山田からタイムリーを打った岡部智秋。この2番の岡部とか9番の坂井友里恵とか、なかなか渋い活躍する>

<「…(ふむふむ、次はヒットエンドランか…)」>


 さて大垣ミナモの本番前の大きなイベントもおそらくこれが最後で、あとは国体本大会を残すのみ。
 国体本大会では活躍が義務付けられるプレッシャーはあるでしょうが、最後の2カ月間はチームのみんなで思う存分「大垣ミナモ」を楽しんでほしいですね。

<終わってすぐに選手も手伝ってフェンス撤去。大会が終わって、この片付けられていく切なさが結構好きだ>

<では、国体の本大会で逢いましょう、ミナモちゃん。ソフトボールの大会期間は10月の6(土)~8(日)日>

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