※ひとまず文章のみ、写真はこの後で随時追加します※
【日本精工】
退団選手:8人
(27/RF)原野友希 (6年,安芸南→愛媛短大)
(24/3B)瀧中美緒 (7年,北大津)
( 3/DP)村井彩乃 (6年,滋賀学園→甲賀医専)
(18/PH)平井真理子(6年,滋賀学園→甲賀医専)
(37/ p)吉田遥香 (6年,若狭)
(17/PH)須貝素美 (5年,門前)
( 5/RF)尾西未紗 (4年,東海学園)
(16/RF)山岡未歩 (3年,京都西山)
新人選手:5人
(18/ P)濱地沙歩 (北九州市立→園田学園女子大)
(17/ P)山田 蓮 (多治見西→日本体育大)
(24/3B)徳丸美羽 (三潴)
( 5/2B)黒木美佳 (兵庫大附須磨ノ浦)
(22/RF)山本悠未 (飛龍)
※退団選手
一気に8人も、それも5年以上チームにいた選手が6人も引退で、日本精工のひとつの時代がまた終わったなあという印象。
この8人の中で最年長だったのが一番童顔の原野友希。愛媛短大出身ということもあったが、安芸南高という広島の県立出身でもあったのでもうそれだけ1年目からずっと応援してきた選手。個人的にはルックスジャパンのレギュラー選手でもあったし(笑)。捕手として日本精工に入ったが、小柄で華奢なタイプだったのですぐにファーストにコンバート。でもその後3年間は出番もほぼ代走に限られていたが、さらに外野手にコンバートされた2015年からは一気に出場機会が増える。非力な部分を除けばもともとセンスのある選手で、コンバート組とは思えないくらい安心して見ていられるセンターの守備だった。リーグ最終戦、延長9回を戦った大垣ミナモ戦での難しいライナーを捕球した終盤の好プレーは今でも目に焼き付いている。2017年1部第4節のビックカメラ戦でのライト線へのライナーのダイビングキャッチも素晴らしかった。実は2016年にチームが1部昇格を決めた後は、翌年も選手を続けるかどうかかなり迷ったようだが、本当に続けてくれてよかった。まさか1部の舞台で原野のプレーを見られる機会が来るとは思っていなかったので、開幕のナゴヤドームでの代走での初出場と、勝利した伊那市での日立戦でのスタメン出場は感激で夢のようだった。打つ方ではとにかく選球眼がよく、凡打した打席も常に3-2くらいまで持って行くようなタイプで、結果は伴わなくても中身のある打席が多かった。ただそんな中でもやっぱり1部の舞台で1本、なんとかヒットを打たせてあげたかったなあと、そこだけが残念でならない。6節のSGH戦でジャストミートのライナーを放ったのだが、不運にもポーターの正面をついてしまった。
原野の話が長すぎて申し訳ないが最後に一つ。2016年に「来年の1部では試合前にサインボール投げがあるから、自分のサインを考えとかなアカンよ」と言ったら「えー!?私のサインボールなんか欲しい人いるんですか?どうしよう…。私の投げたサインボールが誰にも拾われずにコロコロ転がって野ざらしになってたら…」って、なんという可愛い選手(笑) 「少なくとも僕が拾いに行くから大丈夫」とは言っておいてたが、もちろん心配無用。実際にはみんな必死になってサインボールを奪い合っていたから(笑)
原野より1才下だがチームでは一番長かったのがサードを守った瀧中美緒。いかにも「サード」って感じのタイプの選手で、華麗というタイプでは無いがしっかり体で止める守備も安心して見ていられたし、何よりここぞという時にフェンスオーバーを叩き込む意外性が抜群だった。それも何の脈絡も無い場面で突然爆発するタイプで、敵も味方もいつ打ち出すか予想できない打者だった。あと守備でボールを捕って一塁に送球するときやホームラン打って一周するときなんかがいつもちょっとだけ、平均すると5度くらい体の角度が傾いていたのも特徴。写真撮って後で確かめるといつもちょっと傾いているから、「あれ、カメラが水平じゃ無かったかな」、とか思ったけどよく見ると、「いや、瀧中が傾いているんだ」、みたいな(笑)
村井彩乃は甲賀医専時代から2部でダントツの首位打者だったようにいわゆる一つの「天才打者」。村井を見るといつも、高卒1年目で織機で3番も打ったような天才打者の本田小百合さんを思い出していた。本田さんと同じく、バッティングでは小技も出来ないしスイングも理にかなっているとは思えないような極端に無茶苦茶な(失礼)ダウンスイング。それでいてどんな投手のボールもジャストミートするんだから、まさに説明不可能の天才打者だった。日本精工に入った年のトヨタカップでHondaの左腕メローと対戦しても唯一人ジャストミートを連発していたし、1部の舞台でも惜敗したSGH戦でパーナビーからライナーで左中間を破る二塁打を放ったように、外国人左腕の好投手にも一人対等に立ち向かえる打者だった。小柄で肩や腰に故障もあったようで、捕手としてや他の守備につくのは難しかったが、バッティングだけなら1部の中堅以上のチームでも十分やっていける実力だった。
吉田遥香はスピードは無かったが老獪なピッチングが特徴の貴重な左腕投手としてチームに長く在籍。ここ数年は出番が少なくスコアラー仕事がメインだったが、1試合とはいえ最後に1部の舞台で投げられたのはいい思い出になっただろう。そんな吉田が最も耀いたのが入団1年目2012年の第1節。新人ながら開幕2試合目のしかも強豪伊予銀行戦でエースの曽根原一葉を差し置いて先発で起用されると、なんと初登板で伊予銀行を完封してしまった。その年は結局チームは1勝差で伊予銀行を制してセクション2位になり、プレーオフにも進出したので、吉田の完封勝利がいかに重要だったかがわかる(ただ後半戦でも伊予銀戦に先発したが初回に4失点し結局0-9で敗戦、2匹目のドジョウはいなかった、笑)。
平井真理子は甲賀医専時代は大柄の左腕投手として活躍し、日本精工入団後もしばらくは投手だったがその後は持ち前の長打力を生かして打者に転向。1部では代打で6打席に立ち5三振と結果は残せなかったが、ただそれでもあの「当たれば果てしなく飛んでいくようなパワー」は魅力で、毎回夢を見させてくれる打席だった。
須貝素美は群馬出身で石川の門前を出た大柄の右打者。センス溢れる、というタイプでは無く、どちらかと言えば不器用なタイプだったが、とにかくチームが打てない試合などでチャンスで代打に出すと何かしら必ず仕事をしてくれる、まさに「困ったときの代打の切り札」だった。ポンとバットに当てて外野の前に落とすタイムリーを放ったり、時にはしっかり捉えて左中間を抜いたり、満塁で粘ってボールを見極め押し出しを選んだりと、まさに仕事人だった。
尾西未紗は入団1年目から将来のクリーンアップとして期待されていた右の大砲。ライトを守っているときに打球が飛ぶと思わず目を覆ってしまってはいたが、やはりあの長打力とバッティングセンスはチームに不可欠だった。大きいのを打つだけではなく、右に流して一二塁間を抜くような巧打も得意としていた。一番印象深いのは何と言っても1年目の実業団選手権決勝での特大弾。初回に村井のタイムリーで1点先制した後走者二人を置いてのレフトへのスリーラン。チームは尾西の一発で勝利を確実にして優勝を飾ったのだが、長年チームを率い大会後に癌で他界された福島監督の、あれが最後の試合となったので、チームにとっても特別な意味を持つ印象深い大会、試合になった。
さて思い入れのあった選手たちが多かったので長くなってしまった日本精工の引退選手だが、ここまではある意味やりきった感のある選手たちなので納得だが、唯一もったいないのが山岡未歩。打撃センスもあるしパンチ力もあるし、出された試合ではしっかり結果も出していた。凡退した打席でも鋭い打球を放つなど中身も伴っていたし、さあ今年から本格的に飛躍かなと思っていただけに引退はとても残念。個人的にはかなり好きなタイプの打者で期待もしていたので、昨年も一昨年ももう少し山岡にチャンスをあげても良いのになあと個人的に思っていたのだが。ちょっと応援する方にとっても不完全燃焼で終わってしまった選手だ。
※新人選手
高卒の野手は内外野ともに春のオープン戦で見る限りそこそこ守れそうな感じの選手。外野の一角が空いているのでそこは新人の山本が奪うのかも知れない。セカンドを守る黒木も、レギュラーの杉山まれいがポカを繰り返すようだと後半の守りで入れることもあるのかも。
【大和電機】
退団選手:2人
( 1/ P)平木綾佳 (4年,津商→鈴鹿国際大)
( 3/PH)岩田英莉 (5年,尾北→甲賀医専)
新人選手:6人
(16/ P)長野日花里 (津商)
(15/ P)小柳 結 (秋草学園)
( 2/ C)立川可純 (高崎商)
(28/IF)渡邊佳世 (山梨学院)
(20/IF)黒木明日華 (花咲徳栄)
( 9/IF)古市美也華 (鶴岡東)
※退団選手
今年は引退が2人と、主力選手はほぼ抜けず、逆に新人が一気に6人入った。
平木綾佳は鈴鹿国際大が2011年にインカレ準優勝したときのエース。当時は2年生で先輩の柏木奈菜とのWエースだったが、決勝では日立に入った同級生の泉礼花と先発で対決して0-1の惜敗だった。大和電機に入ってからはエースとまではいかなかったが、それでもピッチングの巧さはさすがだった。数少ない三重県出身選手なので個人的に応援していたが、代わりに母校の津商業から後輩が入ったので、マネージャーとしてチームに残りお目付役になる。
岩田英莉は尾北→甲賀医専と、同姓のシオノギ岩田みゆきと同じルートで進学。大和電機での3年間はあまり出場機会には恵まれなかったが、それでも3年目には持ち前の長打力が発揮できるようになり、貴重な代打として長打も放った。
※新人選手
6選手が入ったが全て高校生。創志や厚木商といった名門出身ではないあたりがいかにも大和電機らしいが、東海管生出身の強打者中嶋瞳の例もあるし、こういう選手たちが成長してくれるのを見られるのもファン冥利に尽きる。
【Dream Citrine】
退団選手:6人
( 3/SS)林 聖恵 (10年,三国→YKK)
(25/LF)平 千尋 (6年,東海大山形→ドリーム☆ワールド)
( 5/ C)寺門千奈美 (5年,水戸商→山梨学院大→ドリーム☆ワールド)
( 8/3B)児嶋麻由 (5年,創志学園→ドリーム☆ワールド)
(19/RF)藤田 恵 (5年,創志学園→ドリーム☆ワールド)
(17/IF)松岡志歩 (3年,創志学園→IPU環太平洋短大→ドリーム☆ワールド)
新人選手:6人
(19/ P)原 みなも (八尾翠翔→奈良文化女子短大)
( 9/ C)林 佑奈 (本巣松陽)
( 5/IF)硲 早希 (兵庫大附須磨ノ浦→東京国際大)
( 4/2B)森 萌香 (鳥取城北→東海学園大)
( 6/SS)岡野千穂 (興譲館→環太平洋短大)
( 8/OF)宮本星南 (兵庫大附須磨ノ浦)
※退団選手
林聖恵は2部では知らない人のいない有名選手。YKK時代から中心選手として活躍し、移籍したDream Citrineでは一昨年のシオノギ製薬との入替戦での大活躍も記憶に新しい。たまにポカもあるが、守備もバッティングもセンスがあってルックスも男前でとにかく交友関係の広い選手だったように思う。ただ退団と言っても引退するわけでは無く、今年9月の地元福井国体に向けて「福井県代表チーム」が活動の主体となる。クラブ選手権には福井フェニックスの一員としても出場するのだろうか。
平千尋も見た目もプレースタイルもスマートな選手で個人的にもドリームでは一番注目していた外野手。数少ない山形出身選手ということで、昔Hondaにいた新田愛美のような華のある選手になってくれると期待していて、もう少しプレーを見たかった選手だ。
寺門千奈美はどこでも守れるユーティリティープレイヤーで、最後はドリームの正捕手として活躍していた。まだまだやれるのにと思ったが、寺門も林と同様に来年の茨城国体に向けて茨城県代表チームでの活動が主体になるようだ。今年の全日本総合、来年の本国体ではプレーを見られるだろう。
児嶋麻由、藤田恵、松岡志歩はともに名門創志学園の出身。児島は姉が日本精工で活躍していた児嶋紗衣。姉が小柄な左打者でちょこまかちょこまかウルサいタイプのセカンドだったのに比べ、本人は大柄でどっしりしたタイプの右打ちの大砲の三塁手。この姉妹が逆になったような対比がまた面白かった。良い打者だったのだが、膝に爆弾を抱えていて常に怪我がついて回っていたのが残念だった。
藤田恵は入団1年目からライトのレギュラーとして活躍した選手。松岡志歩も1年目の開幕戦からスタメンDPとして出場していた。
※新人選手
原みなもがミナモではなくドリームに入ったのがやはり残念(笑)ミナモが一部に上がってしまったので対戦する機会はどこかであるだろうか。硲(はざま)は東京国際大で、森は東海学園大でそれぞれレギュラーだった選手で守備も安心。
愛短出身者好きな自分としては岡野には期待したい。
【YKK】
退団選手:4人
(18/ P)血分智香 (6年,本庄第一)
(11/ P)吉川美輝 (1年,滑川)
( 1/PH)小笠原麻鈴 (3年,山梨学院)
( 6/2B)金澤杏奈 (5年,京都西山→ルネサス高崎(3年))
新人選手:4人
( 1/ P)川尻いずみ (滑川)
( 3/1B)山根美優 (高松東→IPU環太平洋大)
( 9/ C)山崎ひかる (城南静岡)
(14/OF)馬場捺夕 (兵庫大附須磨ノ浦)
※退団選手
正直、血分智香が今年引退してしまうとは夢にも思わなかった。坂本佳子との二人体制時代は遠慮していたような部分もあったが、2016年に一人エースとなってからはそれこそ毎試合ごとに成長する感じで、1節では理化、靜甲といった強豪相手に3試合連続完封勝利と完全に2部を代表する投手になった。ピッチングフォームも投げるボールにも迫力が出てきていたし、普通に2部ではワンランク上の投手だった。野手に足を引っ張られて全日本総合などでは大量失点することもあったが、1部時代のペヤング相手に勝利する好投もあったし、しっかりしたバックがあればもっといい成績を残せただろう。何より、まさにこれからどんどん良くなっていく途中にいたので本当にもったいない。個人的にも数少ない仲の良い選手の一人で、人懐こい愛嬌のある笑顔でいつもニコニコした可愛い投手だった。
小笠原麻鈴は1年目から代打として起用され、渋いヒットも放つがしっかりボールを見極めて四球を選びチャンスを広げる打席も多かった。金澤杏奈は強豪ルネサス高崎で3年間過ごした後、4年間のブランクを経てYKKで日本リーグに復帰。2年間での引退となった。4年間の間はどこかのクラブチームでソフトボールを続けていたと聞いたことがあるが、もっとちゃんと確かめておけば良かった。
※新人選手
恒例の地元滑川からエースだった川尻が入団。先輩の吉川美輝が1年で辞めてしまったので川尻にはその分も頑張ってもらわなければ。大学の強豪IPUからYKKに入団するのは恐らく山根が初めてでは?出来れば長く続けて欲しいものだ。
【花王コスメ小田原】
退団選手:5人
( 6/CF)佐々木百合香(12年,秀岳館→愛媛短大→三島中央病院(3年)→監督就任)
(22/1B)大庭早織 (6年,豊橋商→甲賀医専)
( 7/3B)人見夕希 (5年,宇都宮文星女子)
( 4/RF)金野朝美 (5年,宇都宮文星女子)
(25/LF)深江 晶 (4年,木更津総合)
新人選手:6人
( 4/ P)飯島咲耀子 (埼玉栄)
(25/ C)棚原 栞 (京都西山→甲賀医専)
(47/IF)奈佐 唯 (飛龍)
(13/OF)南 早紀 (天理→奈良文化女子短大)
(22/OF)岡田 南 (厚木商)
(21/OF)安逹佳歩 (神村学園)
※退団選手
世の男性ソフトボールファンには悲しいお知らせをしなければなりません…。他の追随を全く許さない、10馬身差くらいつけて常に先頭を走っていたソフトボール界ナンバーワンの美人選手、人見夕希が引退してしまった、のみならず、どうやら寿引退のようです…。よく「まだまだやれそうな選手」が引退したのを「もったいない」と表現してきましたが、この人見の引退は本当の意味での(?)「もったいない」引退でしょう。何もそんな焦って結婚しなくてもいいのに…(焦ってはないか、笑) 後継者を探さなければならないが、人見の後継者なんてハードルが高すぎるなあ。
「ささやん」こと佐々木百合香は引退とはいえ監督に専念ということで毎試合試合会場では会える。バッティングセンスが抜群で、しかもいつまで経っても衰え知らずの若々しいプレースタイル。1番センターが定位置で、移籍選手ながらも長年に渡り花王チームのまさに顔だった。今後は監督としてどういう手腕を発揮してくれるのかに興味が移る。人柄も性格も良いので、また2部に若くて才能のある監督が一人増えた。ちなみに本人としては選手登録もしたかったのかも知れないが、人数が多すぎてベンチに入りきらない選手もいるので出来なかったか。
金野朝美も2016年まではレギュラーでチームの中心選手だった。なぜ金野がレギュラーだったのかパッと見は分からないが、試合を見れば一目瞭然。ほんと良いところでしぶといヒットを放つし試合を決める一打も多かった。まさにいぶし銀的な玄人好みのプレーヤーだった。でもプレースタイルと実際の性格は正反対みたいで、実はハデでキャッキャしている性格みたい(聞いた話、笑)。それで今後は花王の男子ソフトボールのマネージャーとして活躍するようだ。
大庭早織は甲賀時代からリーグで活躍し、花王ではやや出番が減ったが代打やファーストで出場。深江晶は花王の大ベテラン深江由樹の妹で、姉と同じく大阪から木更津総合へ進みカネボウへと入団していた。
※新人選手
昨年も人数が多く25人のベンチ入りに入りきらない選手がいたが、今年はすでに25人いる中で6人が入ったので総勢31人。新人6人がそのままベンチの外で応援することになるだろうか。日本リーグのサイトにはこの6人の掲載は見送られている。
ただ恐らく入れ替えもあるはずで、そうするとやはり棚原は最初から使ってみたい選手だ。内野も捕手も守れてバッティングも良い。加えてルックスも良いあたりは近年の花王の獲得方針(?)にも叶っている。
【平林金属】
退団選手:5人
( 3/2B)嶋﨑 桂 (7年,厚木商→日本女子体育大)
(14/ C)外間 光 (5年,浦添商→IPU環太平洋大)
( 6/SS)呉屋知紀 (4年,神村学園→大阪国際大)
( 5/SS)園田里紗 (3年,小倉商→太成学院大)
(26/LF)福井実咲 (2年,金光藤蔭→IPU環太平洋大)
新人選手:3人
(22/ P)浜西千那美 (明石商→神戸親和女大)
(24/IF)前田亜美 (高川学園→九州共立大)
( 5/OF)齋藤梨加 (創志学園→IPU環太平洋大)
※退団選手
嶋﨑桂はキャプテンも務めていたチームの中心だった選手。川渕の入団でポジションを奪われたが、平林金属のセカンドと言えば嶋﨑という印象がやっぱり今でも強い。意志の強そうなタイプの選手で、チームが勝てないときも先頭に立って鼓舞するキャプテンだった。
正捕手の外間光、正遊撃手でキャプテンだった呉屋知紀は、ともに沖縄出身の中心選手だった。この二人がいっぺんに辞めてしまうのはチームにとってはかなりの痛手だろう。おかげで捕手登録も弦田だけ、内野手登録もギリギリの4人だけでは、チームは開幕前からピンチだ。
そんな時に園田里紗が残ってくれていたら助かったのだが、なんと園田も昨年で引退となった。双子の姉妹の戸田中の園田未紗も辞めてしまったのだが、何もそこまで同調しなくてもと思う…(笑)何故かここ1、2年は出場機会が少なかったが、入団1年目の印象はよく覚えていて、「ようやく平金にも高いレベルで守れる新人野手が入ってきたか」と安心したのだった。
まさか引退するとは思わなかったといえば、平金の福井実咲も同じくらいショック。レフトの守備でチームを救ったことも数知れず。もちろん中心打者として打つ方でも活躍し、時には投手も努めたようにどこでもできる器用な選手だった。日本リーグナンバーワンの色白の選手としても対戦相手の目を引いた。
※新人選手
上述したように内野手が二人引退し、残っているのがサードの岡田、セカンドの川渕、ファースト(および捕手)の佐藤だけなので、コンバートでもしない限り新人の前田が少なくとも二遊間のどちらかを最初から守らないといけない。まあ本人にすれば願ってもないチャンスだろう。
【日本ウェルネススポーツ大学】
退団選手:5人
( 6/IF)角田奈菜 (2年,健大高崎)
(20/3B)三上万凜 (1年,秋草学園)
( 2/RF)高木佑里 (2年,伊勢崎興陽)
( 3/LF)藤枝美咲 (2年,荏田)
(15/OF)山口若彩 (1年,山梨学院)
新人選手:2人
(56/IF)住吉茜音 (札幌東商)
(18/IF)植木千尋 (下妻第二)
復帰・移籍加入選手:2人
(32/ P)峯 美穂 (宇都宮女子商→→日本ウェルネス(2年))
(14/OF)外岡羽織 (湘南学院→日本ウェルネス(2年)→佐川急便東京(2年))
※退団選手
大学とはいえ基本は2年生の専門学校みたいなものなので、やはり2年、1年で引退してしまう選手が多い。人数が少ないので引退した選手も全てレギュラー選手。一つ残念なのが今年はリーグの実業団チームに進めた選手がいなかったことか。
この中で藤枝美咲はなかなか良い選手でどこかに行かないかなと期待したのだがその話は聞かない。ただこの選手の出身高のおかげで「荏田」を「えだ」と読むと言うことを一つ勉強できた。
※新人選手
マガジンの名鑑に住吉の出身校が「札幌東高」となっていて「出身、あんな名門の進学校なのか!?ソフトボール部もないのに!?」と思ったが、やっぱり「札幌東商」の記入間違いだった。札幌東商はソフトボールではかつての強豪校。とわの森三愛みたいな全国から選手をかき集めてくる、禁煙の試合会場で平気でタバコ吸うチンピラみたいな関係者がいるえげつない高校が出て来たせいで、北海道内の公立高校は蹂躙されているが、それまでは北海道と言えば札幌東商で、ここ出身でデンソーに入った選手もいた。久しぶりにこの高校の名前を聞いてなんだか少し懐かしくなった。
植木の出身は下妻第二。ここ最近はウェルネスと言えば下妻第二、というイメージが強い。
※復帰・移籍加入選手
そして最後になったが、出ました!我らがメガネ界のスーパーアイドル、「面白メガネ」こと外岡羽織が再び2部の舞台に復帰!(笑)まあ佐川急便東京でやってるのを去年も見ていたけど、ウェルネスのユニフォームを着てまた栗原のり子コーチに怒られる姿を見られるのかと思うとドキがムネムネする(笑)
その栗原さんたちと栃木のBig Blastというレディースチームでソフトボールやっていたこともある峯美穂さんも3年ぶりに日本ウェルネスに復帰した。