一般女子関連の公式戦としては、恐らく全国一早い愛知県一般女子選手権大会が先週末(土、日)に行われました。
記事は後ほど加筆しますが、ひとまず結果だけを掲載します。
→試合の感想を加筆しました(3月26日18時)
<3月23日(土)>
【1回戦】
東海学園大
002 0001…3
000 1100…2
Dream Citrine
【コメント】
3回表に東海学園大が4番森日菜子、5番昆野藍加の連続長打で2点先制。7回にも森の右中間三塁打で追加点。長崎商出身の4番森、この日は4打数3安打2打点、単打、二塁打、三塁打の大活躍。
Dream Citrineは4回に森光眞子の犠飛、5回に青野可奈の三塁打で2点を返すも、東海学園大の投手山田玲菜に抑えられた。
トヨタ自動車
100 12**…9
000 1000…1
日本福祉大
【コメント】
トヨタ自動車が大勝。
この試合、4回からトヨタは期待の新人、後藤希友が公式戦初登板。さすがにスピードもあっていきなり2連続空振り三振を奪うも、本多絢音にショート内野安打を打たれると、続く村上純菜にパチンと合わされ打球が軽々とライトをオーバーする三塁打になり1失点。キレもスピードもさすがだけど、こうやって雑に投げて上手く当てられると意外と長打も食らう球質なんだろうかな、と感じた。ただ実際スピードもある上にボールも左右に良く動くし、丁寧に投げたら日本リーグでもそうそう打たれることはないだろう。ただ日本代表は完全に私物化されているので、どんなに凄い投手になってもオリンピックに選ばれることはないだろうな。
中京大
022 1021…8
100 0000…1
星城大
【コメント】
この試合は観戦できませんでした。
佐川急便中京
000 00…0
511 0x…7
豊田自動織機
【コメント】
織機は5回表で7点差コールドという、時間と労力を最大限に節約した非常に効率的な試合運び。
佐川中京のここ数年のエースの相澤優希投手、そこそこ良いボールを投げるので逆に1部のチームにはバッチリ合ってしまって連打を食らうパターン。
織機でいえば、2番ショートで竹中真海(日本体育大卒)、8番ライトで中川彩音(IPU環太平洋大中退)が公式戦初出場。7番センターでデンソーから移籍した江口未来子も織機として初出場で、初打席ホームラン。しかし、ホームラン後にベンチ前に戻ってきてチーム全員で声を合わせ「Let’s go~shokki!!」と叫ぶルーティンで、前の「レッツゴー」を抜かして「shokki!」とフライングで叫んでしまったため、江口の大声だけがむなしく球場に響き渡ったのだった(笑)
【2回戦】
デンソー
000 2110…4
100 0000…1
東海学園大
【コメント】
序盤東海学園大がリードする展開も、中盤になんとかデンソーが逆転。デンソーは野手メンバーは江口が抜けただけでほぼ去年と変化はなし。
そしてこの日はようやく新外国人投手のカーリー・フーバーが初登板。とにかくでかくて迫力満点。しかも球速も110~115km/hくらいは常時出そうで、さらにコントロールも良い。
まあ半分くらいの力の入れようかなとは思うが、今日のピッチングでも東海学園大の打者に比較的よく当てられていたので、意外とボールは見やすいのかな、という印象。でもブルペンで受けてた捕手の吉松梨乃がキャッチャーミットを持っていかれるような場面も2回ほどあったし、やっぱり気合い入れてきたらえげつない投球をするのかも。今年はデンソーが優勝争いに絡んでくるのは間違いないはず。
中京大
000 0000 0…0
000 0000 1…1
東海理化
【コメント】
中京大は村田未幸→丹羽萌→村田未幸、東海理化は鈴木成実→永谷真衣(新人)の継投でそれぞれ好投。お互い三塁打1本ずつの4安打もともに散発で7回まで無得点。
延長8回、中京大が1死一三塁で一邪飛、捕邪飛でチャンスを潰すと、理化はその裏、1死三塁から川辺ちなつの打席でしつこくエンドランをかけて3回目か4回目くらいにやっと成功しサヨナラ勝ちに。
至学館大
000 00…0
530 0x…8
豊田自動織機
【コメント】
織機はこの試合も、点数は8点ながら5回表でのコールドと、時間と労力を節約した効率的な試合運び。
この試合では前の試合で初出場の中川彩音が3番ライト。7番サードで富士大出の金田汐央里が、9番捕手で多治見西出の福重さくらがそれぞれ公式戦初出場を果たした。
<3月34日(日)>
【準決勝1】
デンソー
000 0001…1
000 003x…3
トヨタ自動車
【コメント】
この試合、序盤で赤ちゃんがウンチしたのでおむつを替えていて終盤からしか見られなかった。なのでそこまで誰が投げていたのか不明。
トヨタは6回裏、3番の石川恭子から山崎早紀、アリー・アギュラーまで3連打で1点。古澤春菜が送った後、たぶん鎌田優希が2点タイムリーを放って追加点。
デンソーは最終回、三輪さくらから榎本千波、甲野紋加のヒットでチャンスを作ると、2死後に松木瑛里が右中間にタイムリー二塁打。川畑瞳が四球で満塁まで攻めるも、田中真紀子が詰まった右飛に倒れて試合終了。
【準決勝2】
東海理化
000 00…0-3-0
070 0x…7-8-0
豊田自動織機
【コメント】
この試合も織機は5回表で7点差コールド勝ちという、時間と労力を最大限節約した省エネゲーム。
個人的には別会場の佐川中京の試合をチラ見してから急いで移動して着いたのが2回裏、田井亜加音がタイムリーを放った。その後福重さくらの打ち損じの左飛が譲り合ってヒットに。1番のカースティ・メリットが完璧にライトオーバーを放つも、一走の福重が走っていなくて単打に。竹中真海のセンター前タイムリー、佐藤光紗のセンター前2点タイムリー、燃えろ夏子のレフト前タイムリーと続いて一挙7点。しかしどっちもどっちの締まらない好守の回ではあった。
【決勝】
トヨタ自動車
003 0304…10-11-0
000 0000… 0-5-0
豊田自動織機
【コメント】
この試合、織機は6回までに6失点するもコールドにならず、7回表に4失点入れられて10点差という、時間と労力を最大限無駄にしたなんとも効率の悪い試合運びだった(笑)
しかし織機のバッテリーには恐らく巨大なお灸がすえられただろう。
3回表は先頭の9番打者にストレートの四球を出すと、当たり損ねのヒット2本で満塁にされたのはまあ不運とはいえ、その後「暴投(1点)、パスボール(1点)、さらに四球、盗塁時に捕手の悪送球(1点)」で計3失点。5回も先頭打者から「四球、四球、犠打、内野ゴロ(1点)、暴投(1点)、ヒット、ヒット(1点)」で3失点。そこまで良い当たりを打たれてはいないのに完全に自滅。
ちなみに7回の4点の内最初の2点は山本絵梨奈のツーランだったが、とにかく山本の打球は当たればどこまででも飛んでいく、ど迫力のホームラン。あれは凄い打球。
この大会はできるだけ多くのチームに2試合する機会を与えるため、1日目の1回戦で負けたチーム同士が2日目に対戦する組合せが用意されています。
その対戦で勝ったチーム同士がさらにもう1試合対戦します。
【負け下がり対戦1】
Dream Citrine
173 1…12
000 0…0
日本福祉大
【負け下がり対戦2】
佐川急便中京
000 0000…0
021 000x…3
星城大
【負け下がりの勝ち上がり】
星城大
…0
…4
Dream Citrine