(2019年9月8日,10:30~)
SGホールディングス
000 0000…0-8-0
202 000x…4-7-1
伊予銀行
SGホールディングス:●加藤あずさ - 山科真里奈
伊予銀行:○山口清楓 - 二宮はな
(本):正木朝貴(伊)
(三):
(二):
【テーブルスコア】
<戦評>
伊予銀行の4点は全て4番の正木朝貴があげたもの。初回は2死一二塁から左中間突破の2点二塁打、3回は2死二塁から右中間に2点本塁打と、ともに2死からの一打で、SGHの先発投手加藤あずさにしてみたらまさに正木一人にやられた感じだろう。正木はセオリー的には1番あるいは2番打者のタイプではあるが、1番に樋口菜美を置いているように、打者の調子を見て柔軟な発想で打順を組むのは伊予銀行秋元監督が得意とするところ。今日はそれがばっちりはまった試合になった。
一方のSGホールディングスも実は安打数では伊予銀行を上回る8安打も放ちはしたが無得点。1、2、4回は先頭打者が出塁。3、5回は1死から連打と毎回チャンスを作りながらも走者を送れなかったり一本が出なかったりとファンとしては欲求不満のたまる攻撃の連続。7回表の中島香澄の一打がフェンス際でキャッチされるような不運もあったが、5回の1死満塁で山科真里奈が併殺打に倒れたように、この試合に限ってはやはり4番の差が出てしまった。
ただそれよりも今日は伊予銀行の山口清楓が良かった。ヒットはよく打たれたにもかかわらず、見ていても失点する気配がなかった。「最速108km/h」はちょっと電光掲示板がサービスし過ぎではあるが(安城の電光掲示板は5~6km/hほど速く出る)、しかしそれくらい出てても不思議ではないくらいの威力のある速球をバシバシ投げ込んでいた。
おそらくこれがリーグ戦初勝利。元はといえば高校から日立に入った期待の投手。とうとう持っている才能が開花し始めたということか。
<完封でリーグ戦初勝利をあげた伊予銀行の山口清楓(スマホ版ではなぜか画像が回転してしまうかも)>
【SGホールディングス:先発と交代選手】
1(8):中島香澄
2(9):中村光里
3(3):ステーシー・ポーター
4(2):山科真里奈
5(D):藤原麻由
6(7):田中瑠莉
7(6):柳瀬友紀
8(4):釣春香→(打)上田爽樺→(再4)釣春香
9(5):市川咲子
FP(1):加藤あずさ→(1)樋口麻知子
【伊予銀行:先発と交代選手】
1(D):樋口菜美
2(9):松成あゆみ
3(2):二宮はな
4(4):正木朝貴
5(3):浅石彩菜
6(5):飯田瑞稀
7(6):甲斐はづき
8(8):照喜名真季→(打)若林舞→(再8)照喜名真季
9(7):吉田愛純
FP(1):山口清楓
【1回表:SGホールディングス~0点】
中島:左線安(綺麗な流し打ち)
中村:スラップ二ゴロ・二封
ポーター:右飛
山科:空振り三振
【1回裏:伊予銀行~2点】
樋口:三遊間左前打(高めの球を強引に)
松成:一飛
二宮:死球(2-2から、この死球がSGHには痛かった)
正木:左中間2点二塁打(粘って3-2から、真ん中の失投)
浅石:投ゴロ・二三塁間挟殺(浅石は二塁へ)
飯田:三飛
【2回表:SGホールディングス~0点】
藤原:一内安
※一二塁間のゴロ、ファースト浅石がバックハンドで弾く
田中:投ゴロ・二封(山口好フィールディング)
柳瀬:右飛
釣:※
※釣の打席で一走の藤原が走り、二宮からの送球が逸れるもその前に離塁アウトを宣告される
【2回裏:伊予銀行~0点】
甲斐:左邪飛(レフトの田中がフェンス際スライディングキャッチ!)
照喜名:左飛
吉田:三遊間遊ゴロ(間一髪)
【3回表:SGホールディングス~0点】
釣:遊飛
市川:遊直安
中島:中前打(投手山口の股間を抜ける)
中村:投ゴロ・二封(一三塁)
ポーター:二ゴロ
【3回裏:伊予銀行~0点】
樋口:中前打(投手加藤の股間を抜ける)
松成:三犠打
二宮:見逃し三振(1-2からインコース)
正木:右中間2点本塁打
浅石:中前打
飯田:右飛
<右中間に完璧な一発を叩きこんだ正木朝貴>
【4回表:SGホールディングス~0点】
山科:中前打
藤原:二ゴロ二封
田中:スラップ右前打(一二塁)
柳瀬:投ゴロ(二三塁に)
(打)上田(←釣):空振り三振
※代打の上田に代わり釣が再出場
【4回裏:伊予銀行~0点】
※SG-HDはこの回から投手に樋口
甲斐:中前打
照喜名:一犠打
吉田:空振り三振(高い)
樋口:左飛
【5回表:SGホールディングス~0点】
市川:見逃し三振(2-2からインロー)
中島:右飛安(右翼線前にぽとり)
中村:右前打
ポーター:四球(3-1)
山科:二ゴロ併殺打(4-6-3)
<1死満塁と大チャンスだったが、結果は最悪の併殺打…>
【5回裏:伊予銀行~0点】
松成:左邪飛
二宮:中飛
※二宮の打席で、彼女が打席に入るのに時間が掛かりすぎて最初にワンストライクを取られる
正木:二ゴロ
【6回表:SGホールディングス~0点】
藤原:一直(弾丸ライナーも正面)
田中:遊直
柳瀬:遊内安
釣:遊ゴロ
【6回裏:伊予銀行~0点】
浅石:遊ゴロ
飯田:捕邪飛(フェンスギリギリ、山科が好捕)
甲斐:左前打
(打)若林(←照喜名):空振り三振
※若林に代わり照喜名が再出場
【7回表:SGホールディングス~0点】
市川:空振り三振
中島:中飛(大飛球)
※飛距離的にはフェンスを越えていたが、高く上がったのでセンターの照喜名も余裕を持ってバックしてジャンプ
中村:左邪飛
<中島香澄の打球は飛距離的にはオーバーフェンスも、高く上がったのでセンターの照喜名真季が余裕を持ってキャッチ>
<完封勝利をあげた山口清楓、二宮はなのバッテリー>
【試合終了】
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