【飛躍してほしい選手、するかも知れない選手2011年~その1】

【飛躍してほしい選手、するかも知れない選手2011年~その1】

さて「飛躍しそうな選手」に続いてまたしても蛇足、「飛躍してほしい選手」。

 

【トヨタ自動車】
 さすがに今年のトヨタ自動車は、野手に関しては一気に飛躍を期待できる選手は渥美万奈以外にはいない。今はちょっとレギュラー陣がしっかりしすぎてるせいで、何人か怪我人でも出ない限り入り込む余地がないだろう。そんな中で間違いなく“出た分”だけは活躍しそうなのが山崎早紀。伊藤幸子が引退して空いた一塁とDPに関しては、藤崎由起子と渥美万奈でまかなうと書いたが、もしかしたらその中にこの山崎や、あるいは新人の長崎望未なんかが入ってくるかもしれない。とにかく山崎に関してはどれだけ出場機会が与えられる状況になるか、結果もそれで決まるだろう。
 投手陣に関しては移籍後いま一つパっとしない山根佐由里がアボットに次ぐ日本人エースの立場を担えるかどうかにかかっており、今年は森田千晶や細野了華などにも十分チャンスが回ってくるかもしれない。
 それで森田で思い出したのだが、よく調べてみたら高校時代えらい打つ打者だった。先日は失礼つかまつった。もしかしたら、今年は打つ方で試合に出てるかも!?

 

【日立ソフトウェア】
 本当は先の「飛躍する選手」で個人的には☆を2つくらいつけたかったのが杉浦舞。しかしソフトウェアファンでもあるhopperさんにそれとなく探りを入れても杉浦に関しては全く芳しい評価が聞かれないのでつい躊躇して掲載を見送ってしまった。それでもやっぱり、1年目の熊野で見た時から大物になるんじゃないかという雰囲気は持っていたので個人的には大いに期待している。でもやっぱり今のところその気配はない(笑)。それでも今年は馬渕智子が引退したしいよいよかと期待していたところで田邉奈那という選手が入ってきた。この、大学時代に常にそのクラスの日本代表だった選手がIPUから入ったことで杉浦のレフトのレギュラー獲得は厳しくなったが、いずれ数年後にはどこか外野の一角を守らないといけなくなるのは確実なので、今年くらいから徐々に結果も残していかないといけないだろう。

 

【ルネサス高崎】
 守備と走塁には定評があり、バッティングも含めいよいよ今年から本領発揮と思われた城戸絵理沙が引退してしまった。ルネサスでありながら大好きな選手だっただけに本当に惜しい、もったいない。しかも結局、2年間の通算打率も1割に届かなかった。むごい仕打ちだ。
 そんなわけで長年期待し続けている西舘果里にしろ、今年いるのかとうか、どうなっているのかわからないので何とも期待のしようがないのだが、逆に今年いったいどんな選手が出てくるのかを変に期待して待ちたいと思う。

 

【豊田自動織機】
 ソフトボールマガジン誌上でも期待の選手として挙げられていた横野涼は、いずれ大成することは間違いない大器なのだが、いかんせん織機の外野は層が厚すぎてなかなかチャンスが回ってこない。それでもあそこまでバッティングが素晴らしいと、去年で引退した小森由香の代わりにDPとしてかなり起用されるかも知れず、すると日本一の馬鹿天才打者の本田小百合もうかうかしていられないだろう。それに去年はレギュラーだった国吉早乃花だって安泰ではない。とにかく横野は出れば去年以上に活躍することは間違いない選手で、したがってどれだけ自力で出場機会を得られるかどうかにすべてがかかっているだろう。もし規定打席到達くらいの出番が奪えたら、去年の大鵬薬品の中山亜希子くらいに大化けするかも知れない。
 そんな横野とは対照的にここ数年若干影が薄くなってきたのが千葉逸美と藤崎絵未莉。織機ファンなら誰しもが無性に応援したくなってしまう選手たちで、しかも千葉なんか一時期かなり期待されながら今は思い切り壁にぶつかっている。藤崎はどこでも守れる器用さも持ち合わせているしバッティングもセンスいいし何より彼女のキャラクターはチームに不可欠。とにかくいろんな選手が個々の役割をこなせるのも織機の強さの秘訣。この二人にもどんな形でもいいからチームに貢献できるような選手になってほしい。

 

【デンソー】
 デンソーは去年、今年で代表クラスの日本人選手を三人(永吉理恵、今泉早智、伊藤綾香)も補強して、下手したら最近調子に乗ってる(?)レギュラー野木ちゃんですら、再びBチーム降格の憂き目に遭うか、という状況にすらなってきた。キャプテンの衣笠久美や正捕手の竹林綾香ですらレギュラー確保が難しくなってきたが、特に竹林なんか名前も同じで心中穏やかではないのではないか(笑)
 ただとにかくこういう競争は強いチームになるためには絶対に必要なことで、この競争をどういうようにいい方向に持っていけるかどうか、そこはすべて監督の手腕にかかっている。これだけ選手を揃えたら最低限のノルマが決勝トーナメント進出で、4強に入れるかどうかのレベルでもたもたするようならもうこれは監督の問題以外の何モノでもない。名監督・望月監督の最大の試練の年だ(笑)
 それでもやはりこれだけ補強選手が来るとファンとしては若干複雑な気持ちにもなり、生え抜きの選手を応援したくなる。この状況を打破して今年こそ特に飛躍してほしい選手が、長年眠り続ける大砲の新崎涼子と中岡理美、それに大怪我から復帰してきた江口未来子だ。中岡も新崎ももう後がないし、江口は良いということをどぶちゃんから常に聞くのだが実はほとんどプレーを見たことがない。ズーさん(東美幸)が抜けた穴のレフトあるいはDPをこのうちの誰かが奪ってほしい、という気持ちは、デンソーファンのどぶちゃんと全く同じなのであって、何もネタをパクったわけではないw。
 っていうか、新崎辞めてないよな?

 

【Honda】
 昨年プチブレイクはしたけど、思った以上に打率が低すぎて「飛躍した選手」にもあげづらいは「今年飛躍する選手」にもあげづらいはで取扱いに困ったのが「唯一神」又吉薫。昨夏に見た時はびっくりするほどバッティング内容が良かったし、そんな中であれだけチャンスをもらえたのだからやっぱりもっと結果を残してほしかった(打率1割未満でレギュラーを許されるのは中村瞳クラスの名手だけなのだ)。今年は勝負の年で、加藤恵理も怪我から復帰するし、しっかり競争に勝ってHondaのショートのポジションを死守してほしい。それに半分くらいの出場で4失策はやや多かった。今年はもっと出場機会を増やして失策は3つまで、打率も2割以上が最低限のノルマだ。
 それからHondaでもう一人何とかしてほしい選手が外野手の芝﨑恵梨。1年目(2005年)からレギュラー獲得で規定打席に到達しながらも6年間で2割を超えたのが2年目だけ(0.224)。2007年から3年間は怪我もあったのかもしれないが出場機会も減り続け、昨年再び規定打席到達したがまたしても打率は1割台。確かにいいところで上野から長打を放ったりもしたが、やっぱりこれだけ期待されて素質もあるしチャンスもらっていたらもっと結果を出さなければ。今年は最後のチャンスくらいに思って、それこそベストナイン取るくらいの意気込みで頑張ってほしい。女磨きは引退してからでええねん(笑)。
 あとHondaで名前を挙げるとしたら今まで裏切られ続けてきた沢幡優佳、ではなく今年は穴澤那月と武藤理恵。特にキャッチャーとして能力の高い武藤はそこそこ結果は残すんじゃないかと密かに期待している。

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