【2012年2部第3節アドバンスセクション観戦記~1日目】

【2012年5月25日・第1試合-B】
東芝北九 200 0000…2
日本精工 020 100x…3
(本):波多江紗希(日)
(二):大満百央(日)
※コメント※
 日本精工のエース曽根原一葉が好投。東芝北九州打線を自責点ゼロに抑える。川上のエラーと森田のヒットで2点先制されるも2回に波多江紗希がレフトに同点ツーラン。4回は大満百央の二塁打と波多江のライト犠牲フライで決勝点をあげた。
 東芝北九州はヒットは出たものの今日は流れが悪く初回以降追加点を奪えず。森田にも初の黒星が付いた。でもそろそろここらで一つ負けておかないと、あまりにも勝ちすぎるのも可愛げがない(笑)
 日本精工は3回、1死一三塁で安井がショートゴロ。ツーバウンドくらいしたような普通のゴロだったが、なぜか一走の川上奈月がライナーと勘違いしてしまうミス。ゴロを処理した山本澪が一塁に送球し打者走者をアウトにした長澤佳子が前を見ると、なぜか二塁に進んだはずの走者川上が一塁ベースに戻ってきてタッチアウトのダブルプレー。「飛んで火に入る夏の虫」とはまさにこのこと(笑)まるでファミスタのような自動アウトランナーだった。

<全勝の東芝北九州にストップをかけた日本精工のエース曽根原一葉。意外と美形投手>

<東芝・笹田知里の打球は良い当たりだったがレフトの遠藤麻美がナイスキャッチでゲームセット>

【2012年5月25日・第1試合-A】
東海理化 200 0001 5…8
靜 甲  001 0200 3…6
延長タイブレイカー8回
(三):片山郁乃(理)
(二):片山郁乃、松本七海(理)、中村夏美、白井奈保美(靜)
※コメント※
 終盤靜甲が逆転し、このまま行くかと思った7回表に東海理化が同点に追いつく。
 延長タイブレイカー8回、先頭秋山麻美の犠打をファースト菊池美咲がサードにフィルダースチョイス。その後ヒットで1点勝ち越しさらに満塁とした場面で片山郁乃が右中間を破る3点タイムリー三塁打。さらにエンドランで1点を入れ5点差とし、完全に勝負あったかと思われた。
 しかし粘る靜甲もその裏、中村夏美の二塁打で2点、萩藤寛子のライナーはファースト強襲のゴロとなったがその間に1点で2点差。ここからさらに粘り、菊池と松井志帆実の四球で2死満塁に。ここで白井加奈絵が鋭い当たりをセンターに放ち、同点かと思われたがショートの片山がダイビングキャッチ!二塁に送りフォースアウトとなって試合終了。今日は片山郁乃の一人舞台だった。
 靜甲としては1点もやりたくないという焦りの守備が結果的に5失点に繋がってしまったのが響いた。最近こういう展開の試合を1部でも2部でもよく見る。靜甲の打力を考えると、相手投手がアボットや上野でもないのだし1点くらい覚悟してタイブレイカーを戦ってもいいと思うのだが、負けが続いているとそういう余裕もなくなるのは仕方がないか。

<延長8回表、満塁で走者一掃の三塁打を放ちガッツポーズの片山郁乃>

<8回裏、2死満塁で白井加奈絵のヒット性の打球をダイビングキャッチしセカンドでアウトにした片山郁乃>

【2012年5月25日・第2試合-A】
湘南厚木 000 0001…1
平林金属 000 0000…0
湘南ベルマーレ厚木:○佐藤-常世田
平林金属:●井茂-野口
※コメント※
 平林金属の井茂麻由、湘南ベルマーレ厚木の佐藤真澄の好投で0-0のまま最終回。6回まで無安打の井茂が小川黎子にヒットを打たれると2死二塁となって青木瞳の2球目に小川が三盗。サードベースにショートの嶋﨑桂が入るのが遅れたが捕手の野口悠子が焦って送球。このボールを嶋崎が捕れずに後逸する間に小川が生還し、これが決勝点になってしまった。カバーも入っていないしタイミング的に送球する必要はなかったのだが…。
 湘南ベルマーレとしては明らかに「ミスを誘うのを目的とした」盗塁。その罠に平金がまんまとはまってしまった。
 平林金属としては攻撃では良い当たりが正面をつく不運な打球が多かった。3連打しながら積極策が裏目に出ての盗塁死とライナーの併殺もあった4回の攻撃がもったいなかった。

【2012年5月25日・第2試合-B】
伊予銀行 000 0011…2
甲賀医専 000 0001…1
伊予銀行:○木村-上田
甲賀健康医療専門学校:●岩田-村井
(本):外山(伊)
(三):古賀(伊)
(二):矢野(伊)、笹井(甲)
※コメント※
 伊予銀行木村久美と甲賀医専岩田みゆきの投げ合い。伊予銀行は2回に1死三塁、2死満塁、5回に2死満塁と攻めるも決定打が出ず、甲賀医専も4回の2死満塁で得点できず、5回まで0-0の展開。
 伊予銀行は6回に外山裕美子のホームランで均衡を破ると7回には捕手の送球エラーで2点目をあげる。
 しかし甲賀医専も粘り、最終回に四球と3安打で1点を返しさらに1死満塁と攻めて迎えるはとっておきの代打數原顕子。伊予銀行としては絶体絶命のピンチだったが続投の木村が踏ん張り、サードゴロで5-2-3の併殺に仕留めてゲームセット。3敗目を食らうとかなり厳しくなる展開で、どうにか2敗で踏みとどまった。

<均衡を破るホームランを放った外山裕美子を迎える伊予銀行ナイン>

<1点差で1死満塁の大ピンチだったが、なんとか代打の數原顕子をサードゴロ併殺打に仕留める。>

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