【2008年日本リーグデータ~新人投手成績】

まずは今シーズン投手登録していた新人選手のデータをまとめてみた。


新人賞を穫った山根佐由里が群を抜いた好成績を挙げた(投球回数50、防御率1,26、被打率0.232、5勝3敗)
第2節の東近江大会で早くもリーグ初登板した期待の高卒新人投手は、続く第3節の霧島大会の対織機戦では神様、ミッシェル・スミスと投げ合い、1点差の惜敗ながらも堂々と1試合を投げきった。
後半戦では、五輪後で疲れの見えだしたローチに代わり先輩の好投手秋元を押しのける形でもはやレオパレスのエースとしての活躍であった。
高校時代から全日本U19に選出された逸材が、怪我を克服して早くもベールを脱いだ1年目であったが、来年はさらにレオパレスのエースとして獅子奮迅の活躍をすることは間違いないだろう。

高卒新人に新人賞を奪われた形になったトヨタ自動車の上村さつきはさぞ悔しかったのではないだろうか。
高卒新人投手がほとんどであった今年にあっては唯一の大卒投手。大学時代にはユニバーシアード日本代表にも選ばれていた投手であり、投球回数は少ないながらもその片鱗を見せてくれた。来年はもしかしたら登板機会に恵まれないかも知れないが、我慢して精進して欲しい(投球回数10回、防御率2.80、被打率0.265)

日立マクセルの豊崎貴世中島由衣は共に先輩の森川を助ける形でルー投手不在の前半戦によく頑張った。特に豊崎は山根に次ぐ投球回数(25回3分の2)であり、今年の経験は大きいだろう。

戸田中央病院の関愛美は、ルックスで言えば山根に勝るとも劣らない可愛い投手である。後半、エース堤を温存したい強豪チーム相手に登板し、滅多打ちを食らった試合もあったが、それでもまた来年も1部で堤を助けて投げないといけないのである。常に前を向いて努力すればきっと良い投手になれる(投球回数13回3分の1、防御率7.88、被打率0.397)

その他、トヨタ自動車の森田千晶は8回投げて無失点。四死球も多いが三振も取れるところを見せた。
佐川急便の長山祐子もルックスの良い投手。大先輩帰山悦子投手の背中を見て育って欲しい。
シオノギの川端友紀は先輩3投手が乱調の試合で良い投球をした。
Hondaの稲元沙貴はリーグでの登板は少なかったが関東ミニ国体ではフル回転。常に笑顔を絶やさない投球が印象に残った。
戸田中の渡辺瞳は投手としての出番はなかったが何試合か代打で出場した二刀流。
同じく戸田中の明平瑞穂、織機の江本侑香はともにリーグでの出番はなかった。来年に期待しましょう。

 

新人賞の山根佐由里(レオパレス21)

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