【2010年開幕節1日目第2試合:誘電 vs デンソー】

【2010年開幕節1日目第2試合:誘電 v.s. デンソー】

誘 電 000 0003…3
デンソー 023 010x…5
誘電:伊藤、森-谷川
デンソー:キャミー、重藤、山田-竹林
(二):永吉、タミー、東(以上、デ)、山本(誘)

<結果詳細> ←結果詳細はココ

 


【先発メンバー】

【太陽誘電】

1(8):河野美里
2(7):岡本由香
3(5):廣瀬芽
4(2):谷川まき
5(6):水谷直子
6(3):佐藤みなみ
7(9):中嶌梨紗
8(D):山本晴香
9(4):上西晶
FP(P):伊藤美幸

 

【デンソー】

1(8):増山由梨
2(6):松本尚子
3(9):永吉理恵
4(D):東美幸
5(7):狩野香寿美
6(2):竹林彩香
7(5):タミー・ウィリアムス
8(3):衣笠久美
9(4):野木あや
FP(P):アイリーン・キャニー

 

<先発したデンソーの新外国人・キャミーと誘電のベテラン・伊藤>


 

【1回裏:デンソー~0点(投手・伊藤)】
永吉が二塁打を放つも無得点
<期待の3番・永吉、初打席で結果>



【2回裏:デンソー~2点(投手・伊藤)】
先頭、中前打の狩野を二塁に送ったあとにタミーが先制の左中間二塁打、2死二塁から野木のファーストゴロがタイミングが合わずセーフとなる間にタミーが二塁から好走塁で生還し2点目
<二塁打に、内野ゴロで二塁からホームに生還するなどプレーの質の高さを見せつけたタミー>


 

【3回裏:デンソー~3点(投手・伊藤)】
2死から、東の右前打と狩野が死球のあとに竹林が中前適時打でまず1点、送球の間に二、三塁とした後、タミーが右前に2点適時打。
<ホームラン性の打球を放った永吉、それを河野がキャッチ>

【4回表:誘電~0点(投手・キャミー)】
<佐藤のホームラン性の当たりをレフト狩野妹がファインプレー!>

【4回裏:デンソー~0点(投手・森)】
<この回から登板し、3回1失点だった高卒新人の森真里奈。かなり使えそうだ。>

※伊予銀に入った好投手の西村が京都西山ではこの森の控え。西村が控えだったことも頷ける

 

5回表:誘電~0点(投手・キャミー)】
<今度は河野が打ち、それを永吉がキャッチ>

【5回裏:デンソー~1点(投手・森)】
無死から永吉の左前打と東の左中間適時二塁打で追加点。ただし、タミーの左翼線適時二塁打(かと思われた当たり)はファール判定で幻に。←これはそもそもファールで問題なし!(VTRで確認)

<開幕から2安打としっかり結果を出す天才打者・東美幸>

【7回表:誘電~3点(投手・重藤、山田)】
最終回、キャニーから代わった新人重藤を攻め、佐藤の四球、中嶌の内野安打、山本の右中間適時二塁打で1点を返し重藤をノックアウト。
代わった山田が、原田のホームラン性の犠牲フライと岡本の適時打と若手に2点を返されるも、河野と廣瀬の強打者二人を投ゴロ、セカンドフライに打ち取りなんとか試合終了。

 


 

~誘電~
坂井が引退して心配した投手陣、エースとして再びフル回転が期待される伊藤が序盤で捕まってしまいやはりその穴を感じさせたが、4回から後を継いだ新人の森が十分使えることを証明したのが大きい。もう一人の期待の藤田がどこまで投げられるようになっているのかわからないが、この使い方を見ると森に対する期待が大きそうだ。
打つ方では河野の存在が大きいのは言うまでもなく、廣瀬も貫禄十分。それ以上に目立ったのが若手の成長ではないだろうか。特にキャニーから特大左飛を放った佐藤みなみ、山田から特大左飛を放った新人の原田のどかは今後1試合ごとに成長していくのは間違いない。
さらに岡本由香が完全に2番に定着しそうで、山本晴香も新人の山田相手だったが右中間に長打を放った。河野、廣瀬、水谷、中嶌、上西というベテランの間にこれら若手が入って思い切りよく振って結果を出せば、器用な先輩選手達がどうにでもサポートしてくれてかなり面白い打線になりそうで今後がとても楽しみ。
そんな期待の誘電打線だが、唯一にして最大の気がかりが強豪相手に全く打てない谷川。あんなに凄い打者なのにとにかく打てない試合、打てない相手にはからっきし。ここをなんとかしないと、誘電どころか日本代表にも問題なのだ。

 

~デンソー~
1番タミーに2番増山、これは崩さないか変えるとしてもタミーはクリーンアップかと思ったら下位打線に組んできた。バッティングの良さは折り紙付きなのに少し驚いたが、打順をよく見て納得した。
デンソーの打線として1番から狩野辺りまでは日本でも代表クラス。衣笠、竹林と続くところだけが(二人とも良い打者だが)、比べるとやや劣るとは思っていたが、その間にタミーを差し込んできた。この並びを見ると強打者タミーを挟んだ衣笠、竹林も逆に役割が明確になりより生きてくる。
タミーが2安打と結果が出たこともありこの打順は当たりだった。全体的にも増山にヒットが出なかったのはあるが、永吉、東、狩野、竹林にもヒットが出て野木、衣笠もまずまず。打つ方に関しては問題なさそうだ。
守る方では狩野妹が2度もホームラン性の当たりをキャッチ。結果的にあの二つのプレーがかなり大きかった(接戦なら投手を替えることもなかっただろうが)。
ただ投手に関しては若干不安になる。アイリーン・キャニーも結果的に6回0封したが、佐藤みなみにほぼホームランの当たりを打たれたり、やはり守備がどうしようもなかったりと不安な一面も覗かせたし、7回に登板した期待の重藤恵理佳が1死も取れずに降板と期待が大きいだけに失望も大きかった。
そんな中での若干の光が3番手の山田麻未。オープン戦から重藤と競わされてきたが、内容的には重藤を上回るものがあった。大学での実績は劣るが、実力的には決して引けを取らない。染谷が帰ってくるまでは、山田にかかる期待も大きくなりそうだ。

※タミーの最終打席、三塁線の当たりを「あれはフェアーで塁審の誤審」と書いていたが、大きな間違いだった。VTRで見ると微妙。確かに線上にかかったかも知れないが、見る限りはファールで間違いなし。そもそもスタンドから見てあれこれ言う方が大きな間違いなのだ。大反省…

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