【2010年世界選手権の成績~打者編】
~捕手~
【峰幸代(ルネサス高崎)】
●20打席、6安打、3二塁打、4打点、1死四球、3三振
●打率0.333、出塁率0.368
※ソフトボールマガジンの記録と若干異なるのは成績を世界選手権の公式サイトのデータから直接計算したから。結構間違いの多い公式サイトだからマガジンの「19打席5安打」が正しいのかも知れない。
谷川と2人体制で臨んだがほぼレギュラー捕手としての出場。打撃成績はまあまあだが何よりリード面での貢献が大きかったはず。染谷投手との息のあったところを今度のジャパンカップでじっくり見てみたい。
【谷川まき(太陽誘電)】
●8打席、3安打、1本塁打、1打点、1犠打
●打率0.600、出塁率0.800
※打席、出場試合ともに少ないながらも6割で1本塁打の成績。ただ比較的力の弱いチーム相手だったことも確か。USAワールドカップの成績をまだじっくり見ていないのでわからないが、谷川が国際大会でどういう活躍をしたかは今度のジャパンカップまで全て終えた時点でゆっくりと確かめてみたい。
~一塁手~
【濱本静代(日立ソフトウェア)】
●11試合、27打席、7安打、2二塁打、3打点、1四球、1犠飛、5三振
●打率0.280、出塁率0.296
※一塁手が一人だけということで全試合に出場し、守りも含めて及第点の活躍だった。ただ惜しむらくはアメリカとの1位2位決定戦の初回、満塁からホームゲッツーをも狙えた一塁ゴロをホーム悪送球。初回3失点のきっかけを作ってしまった。その後山根が好投しただけに痛すぎる失策だった。高い代償だったが本人にはこれ以上ない良い勉強になっただろう。
~二塁手~
【松本尚子(デンソー)】
●8試合、13打席、2安打、1二塁打1打点、2犠打、1三振
●打率0.182、出塁率0.182
※西山がセカンドに回ったことからレギュラー陣が休む試合や退いた後のバックアップ的立場だったが、二遊間を高いレベルで守れる守備力は非常に貴重でチームになくてはならない選手になっただろう。打つ方に関してはリーグではさっぱりだったが、1-0で辛勝したキューバ戦では決勝のタイムリーも放った。
【溝江香澄(日立ソフトウェア)】
●5試合、6打席、1安打、1三塁打、1犠打
●打率0.200、出塁率0.200
※松本と競う立場だったが、やはり守りでは負けてしまうので出場機会も限られた。今回は目立った活躍が出来なかったが、今後さらに代表チームが若返ったときにセカンドのレギュラーを取れるかどうか、とにかく溝江は打ってなんぼ。
~三塁手~
【坂元令奈(トヨタ自動車)】
●35打席、9安打、1二塁打、1本塁打、4打点、2犠打、2四球、4三振
●打率0.290、出塁率0.333
※とにかく大事な場面で本当に頼りになる。今回も大事なオランダ戦での決勝スリーラン。ただこのホームランについて「二塁走者の山田さんに助けられたから打てた」的な、山田にコースを教えてもらった的なコメントはしなくていいんではないか?そこはあったとしても黙っておかないと(笑)
~遊撃手~
【松岡恵美(豊田自動織機)】
●22打席、6安打、2二塁打、6打点、3死四球、1犠飛
●打率0.316、出塁率0.391
※今回は若手ばかりで核のない新生日本代表のまとめ役的な意味合いの強い参加だったが、成績でも十分チームを引っ張り「まだまだ健在」なところを見せてくれた。ベネズエラ戦での2点目の犠飛も大きかった。
【西山麗(日立ソフトウェア)】
●23打席、5安打、5打点、1四球、4犠打
●打率0.278、出塁率0.316
※名手西山が唯一ショートを譲るのが松岡と同じチームの時くらいであったが、今回はずっとセカンドでの出場で松本との二遊間も組んだ。最初2番を打っていたが大会終盤は1番。カナダ戦、雨で長時間中断後の2点タイムリーは大きかった。
~外野手~
【河野美里(太陽誘電)】
●32打席、7安打、3二塁打、4打点、1四球、2犠打、4三振
●打率0.250、出塁率0.276
※河野が本格的なレギュラーとして出た国際大会はこれが初めてか。正直、打撃成績的には可もなく不可もない結果だが、開幕戦の守りでホームランを奪い取る素晴らしいプレーがあったようだ。監督が絶賛していたことから、プレー全体としては十分貢献したのだろう。
【山田恵里(日立ソフトウェア)】
●36打席、10安打、1二塁打、5打点、6死四球、1三振
●打率0.323、出塁率0.432
※昨年の国際大会は打率1割台とさっぱりだった山田だが、さすがに大事な大会での存在感は別格。競った試合で試合を決めるような一打はなかったようだが、10安打5打点6四死球と貫禄の数字が並んでいる。
【狩野亜由美(豊田自動織機)】
●37打席、11安打、5打点、3四球、1犠打、3三振
●打率0.355、出塁率0.412
※ネットで見られたベネズエラ戦だが、その試合で決勝点となったのが狩野の好走塁。昨年後半戦でのルネサス戦での神懸かり的な好走塁と同じような、完璧な走塁で1点を奪い取った。ヒットもチーム最多の11本を放ち、「世界一の1番打者」として十分な活躍だった。
【馬渕智子(日立ソフトウェア)】
●35打席、7安打、2三塁打、1本塁打、6打点、5死四球、1犠飛、3三振
●打率0.233、出塁率0.333
※決して守りが悪いわけではないが、今回はDPに専念して1本塁6打点。打率がやや低いが5四死球を選んでしっかりつなぎ役もこなした。三塁打2本はおまけ。今後の日本代表はこのパターンが主になるだろうが、しかしたまには馬渕の守りも見たい。
※途中出場の形式については不明な点がありますので参考記録までに※
【峰幸代(ルネサス高崎)】
<出場形式>
01:8番先発出場(アルゼンチン)
02:8番先発出場(台湾)
03:8番先発出場(オランダ)
04:-(キューバ)
05:7番先発出場(カナダ)
06:7番先発出場(イギリス)
07:-(南アフリカ)
08:8番先発出場(ベネズエラ)
09:7番先発出場(アメリカ)
10:7番先発出場(カナダ)
11:7番先発出場(アメリカ)
(計10試合、うち先発8試合)
【谷川まき(太陽誘電)】
<出場形式>
01:途中出場(アルゼンチン)
02:-(台湾)
03:途中出場(オランダ)
04:7番先発出場(キューバ)
05:-(カナダ)
06:途中出場(イギリス)
07:7番先発出場(南アフリカ)
08:-(ベネズエラ)
09:途中出場(アメリカ)
10:-(カナダ)
11:-(アメリカ)
(合計5試合、うち3試合先発)
【濱本静代(日立ソフトウェア)】
01:9番ファーストで先発出場(アルゼンチン)
02:9番ファーストで先発出場(台湾)
03:9番ファーストで先発出場(オランダ)
04:9番ファーストで先発出場(キューバ)
05:9番ファーストで先発出場(カナダ)
06:9番ファーストで先発出場(イギリス)
07:9番ファーストで先発出場(南アフリカ)
08:9番ファーストで先発出場(ベネズエラ)
09:9番ファーストで先発出場(アメリカ)
10:8番ファーストで先発出場(カナダ)
11:8番ファーストで先発出場(アメリカ)
【松本尚子(デンソー)】
01:ショートで途中出場(アルゼンチン)
02:代打で出場?(台湾)
03:-(オランダ)
04:8番ショートで先発出場(キューバ)
05:8番セカンドで先発出場(カナダ)
06:8番セカンドで先発出場(イギリス)
07:8番ショートで先発出場(南アフリカ)
08:-(ベネズエラ)
09:2番セカンドで先発出場(アメリカ)
10:ショートで途中出場(カナダ)
11:-(アメリカ)
【溝江香澄(日立ソフトウェア)】
01:代打で出場しセカンド(アルゼンチン)
02:-(台湾)
03:-(オランダ)
04:セカンドで途中出場(キューバ)
05:-(カナダ)
06:代打で出場(イギリス)
07:2番セカンドで先発出場(南アフリカ)
08:-(ベネズエラ)
09:-(アメリカ)
10:代打で出場(カナダ)
11:-(アメリカ)
【坂元令奈(トヨタ自動車)】
01:6番サードで先発出場(アルゼンチン)
02:5番サードで先発出場(台湾)
03:5番サードで先発出場(オランダ)
04:5番サードで先発出場(キューバ)
05:5番サードで先発出場(カナダ)
06:5番サードで先発出場(イギリス)
07:5番サードで先発出場(南アフリカ)
08:5番サードで先発出場(ベネズエラ)
09:5番サードで先発出場(アメリカ)
10:5番サードで先発出場(カナダ)
11:5番サードで先発出場(アメリカ)
【松岡恵美(豊田自動織機)】
01:7番ショートで先発出場(アルゼンチン)
02:7番ショートで先発出場(台湾)
03:7番ショートで先発出場(オランダ)
04:-(キューバ)
05:6番ショートで先発出場(カナダ)
06:ショートで途中出場?(イギリス)
07:-(南アフリカ)
08:7番ショートで先発出場(ベネズエラ)
09:6番ショートで先発出場(アメリカ)
10:6番ショートで先発出場(カナダ)
11:6番ショートで先発出場(アメリカ)
【西山麗(日立ソフトウェア)】
01:2番セカンドで先発出場(アルゼンチン)
02:2番セカンドで先発出場(台湾)
03:2番セカンドで先発出場(オランダ)
04:2番セカンドで先発出場(キューバ)
05:-(カナダ)
06:-(イギリス)
07:-(南アフリカ)
08:1番セカンドで先発出場(ベネズエラ)
09:セカンドで途中出場?(アメリカ)
10:1番セカンドで先発出場(カナダ)
11:1番セカンドで先発出場(アメリカ)
【河野美里(太陽誘電)】
01:5番レフトで先発出場(アルゼンチン)
02:6番レフトで先発出場(台湾)
03:6番レフトで先発出場(オランダ)
04:6番レフトで先発出場(キューバ)
05:1番レフトで先発出場(カナダ)
06:1番レフトで先発出場(イギリス)
07:1番レフトで先発出場(南アフリカ)
08:6番レフトで先発出場(ベネズエラ)
09:9番レフトで先発出場(アメリカ)
10:9番レフトで先発出場(カナダ)
11:9番レフトで先発出場(アメリカ)
【山田恵里(日立ソフトウェア)】
01:3番センターで先発出場(アルゼンチン)
02:3番センターで先発出場(台湾)
03:3番センターで先発出場(オランダ)
04:3番センターで先発出場(キューバ)
05:3番センターで先発出場(カナダ)
06:3番センターで先発出場(イギリス)
07:3番センターで先発出場(南アフリカ)
08:3番センターで先発出場(ベネズエラ)
09:3番センターで先発出場(アメリカ)
10:3番センターで先発出場(カナダ)
11:3番センターで先発出場(アメリカ)
【狩野亜由美(豊田自動織機)】
01:1番ライトで先発出場(アルゼンチン)
02:1番ライトで先発出場(台湾)
03:1番ライトで先発出場(オランダ)
04:1番ライトで先発出場(キューバ)
05:2番ライトで先発出場(カナダ)
06:2番ライトで先発出場(イギリス)
07:6番ライトで先発出場(南アフリカ)
08:2番ライトで先発出場(ベネズエラ)
09:1番ライトで先発出場(アメリカ)
10:2番ライトで先発出場(カナダ)
11:2番ライトで先発出場(アメリカ)
【馬渕智子(日立ソフトウェア)】
01:4番DPで先発出場(アルゼンチン)
02:4番DPで先発出場(台湾)
03:4番DPで先発出場(オランダ)
04:4番DPで先発出場(キューバ)
05:4番DPで先発出場(カナダ)
06:4番DPで先発出場(イギリス)
07:4番DPで先発出場(南アフリカ)
08:4番DPで先発出場(ベネズエラ)
09:4番DPで先発出場(アメリカ)
10:4番DPで先発出場(カナダ)
11:4番DPで先発出場(アメリカ)