【いよいよ開幕~2021年ソフトボール日本リーグ2部】

さてさて大変ごぶさたしています。ブログの更新は昨年10月の2部リーグ最終節以来になります。
とにかく2歳と4歳の男の子というのは大変なもので、毎日毎日部屋が爆弾落とされたみたいになってます。自分は冬のオフ期間だけですが、1年中面倒みている母親の苦労は想像を絶するもんがありますね。その子供たちに精気を吸い取られて半年間、まったく抜け殻になってました。まあ言い訳ですが。

その2部を昨年の10月に見たあとは、1部の決勝トーナメントを見て、冬のオフ期間には豊田自動織機関連の練習試合を遠くから数試合観戦し、唯一のオープン戦であった一宮オープンを観戦。その後、今年のシーズンが始まって1部の1節尼崎大会、2節安城大会を観戦しました。
ただ今後仕事が忙しくなるので、特に2部、3部の試合はなかなか見に行けません。
下手したら1試合も行けないかもしれませんので、せめて3月15日に観戦した一宮オープンの様子から、各チームの今シーズンの戦い方を予想したいと思います。

ところで。
一つ大事なことは、この1部12チーム体制下での2部制、3部制というのが実は今年で最後ということです。
来年からは日本リーグが新しい体制になり1部が16チームの2リーグ制になります。
構成チーム16は、今年の1部リーグ12チームに加えて、SGホールディングス、NECプラットフォームズ、takagi北九州の3チームが決まり、残り1チームが東海理化か?という話も出ていましたが、プラス1ということでどこが入るのでしょうか。もちろんこれは本決まりではありませんがそういう方向だそうです。
今の2部から4チームが抜けて1部に加わると言うことで、当然今後の2部、3部も大きく構成が変わるでしょう。

来年からのリーグにチームの入れ替えはあるのかとか、2部や3部がどういう構成になるのかはまだまだ不明ですが、確実に言えるのは現体制下での2部リーグはこれが最後ということ。
ですので、今年は例年のように1部昇格を目指して優勝を目指すというような厳しい戦いではなくなるかも知れませんが、そんな外野の声は無関係に、ソフトボールを愛する2部、3部リーグの選手は、1球1球全てのプレーに全力を尽くしてくれるでしょう。
我々ファンは、純粋にその必死のプレーを楽しませてもらいましょう。

 


【SGホールディングス】
<退団>
投手:市谷愛美(引退)
外野:中島香澄(引退)
外野:田中瑠莉(→日本精工)

<入団>
投手:三原千空(園田学園女子大)
内野:高橋真子(Honda)
内野:大國結華(東京国際大)
内野:松井陽日(大垣ミナモ)

<オープン戦スタメン>
~第1試合~
1(7?):高橋真子?
2(5):高橋まひろ
3(9):中村光里
4(2):山科真里奈
5(8):桃原祐里
6(4):柳瀬友紀
7(D):松井陽日
8(6):山本星
9(3):上田爽樺
FP(1):丹羽萌

~第2試合~
1(9):中村光里
2(5):高橋まひろ
3(4):高橋真子
4(6):釣春香
5(2):藤原麻由
6(8):桃原祐里
7(7):三原千空
8(D):相馬里砂
9(3):上田爽樺
FP(1):並木あかね


<予想オーダー>

1(9):中村光里
2(5):高橋まひろ
3(4):柳瀬友紀
4(2):山科真里奈
5(3):松井陽日
6(8):桃原祐里
7(D):藤原麻由
8(7):渋谷舞
9(6):山本星
FP(1):加藤あずさ


<コメント>

以下、全チームに関してですがオープン戦のスタメンは、見間違っている可能性があることを前提でお願いします。SGHもレフトとかセカンドが誰がスタメンで出ていたのか見損ねてます。
SGHは昨年から外野のレギュラー二人が抜けたので(中島は昨年すでに控えだったが)枠が二つ空いた。オープン戦では園田学園女子大から入った新人で二刀流の三原千空なども守っていたが、ここは結局守備も考えると渋谷舞とかが入るか(打つ方を考えたら福井晴日)。すると外野は渋谷、桃原祐里、中村光里とかで落ち着く。
内野はS・ポーターが前半いないとなると、ファーストに松井陽日(頑張れば上田爽樺)、セカンド柳瀬友紀、サード高橋まひろ、ショート山本星は確定。ショートは釣春香もいるので、ここは併用かもしれないが、3年目でキャプテンに抜擢されたサード高橋まひろと2年目ショートの山本星の三遊間は長くSGHで活躍するコンビになってほしい。釣はDPやバックアップをしながら、柳瀬の後を担ってもらいたい。
捕手に関しては山科真里奈がいるので安泰。山科は一宮オープンでのtakagi戦では1打席目にホームランを打って投手交代とともにベンチへ。その後3人目の投手とともに再出場して2打席目でも軽くホームランと貫禄抜群で頼もしい限り。やっぱり2部レベルに入ると格が違う。
さて前半戦K・パーナビーもいないとすると若干投手陣も心配。ただ加藤あずさがいるのでひとまずは大丈夫か。左腕の丹羽萌も2部レベルではそうそう打たれそうにもない。
新人では園田学園女子大出身で期待の三原千空だが、オープン戦ではそこそこ気持ちよく滅多打ちされていた。むしろ打撃が通用するならレフトで使ってみたい存在。あの豪快なスイングを見ていると、早めに野手にコンバートした方がいいかも。
適当に打順を組んでみたがこれだと下位が少し弱い。スピードのある山本星とかを上の打順で使ってもいいかも。実際始まったらどんな打順、メンバーで来るのか楽しみだ。

<SGホールディングス~新人の二刀流、三原千空>


<SGホールディングス~Hondaから移籍の姉、高橋真子(左)と3年目でキャプテンの妹、高橋まひろ(右)。この若さでキャプテンとか、チームの期待度がわかる>


<SGホールディングス~大垣ミナモから移籍の松井陽日>



【NECプラットフォームズ】

<退団>
捕手:五十棲杏樹(引退)
内野:鈴木茜(引退)
内野:徳嶺法子(引退)
外野:牧野樹(引退)

<入団>
投手:横谷瑞希
捕手:坂本彩音
内野:諏訪いろは
外野:原日菜海


<オープン戦スタメン>

~第1試合~
1(8):望月朱里
2(4):川井菜月
3(7):角野杏
4(D):清水汐里
5(9):知見美乃利
6(3):峰サアヤ
7(6):濱名真未
8(7):金井亜茉音
9(2):小嶺来未
FP(1):大塲亜莉菜

~第2試合~
1(9):小川原結
2(6):川井菜月
3(3):清水汐里
4(5):瀧下麻理
5(D):村田向日葵
6(4):松本沙耶
7(8):原日菜海
8(7):金井亜茉音
9(2):小嶺来未
FP(1):横谷瑞希

<予想オーダー>
1(8):望月朱里
2(4):川井菜月
3(3):清水汐里
4(5):瀧下麻理
5(9):知見美乃利
6(D):村田向日葵
7(6):濱名真未
8(7):金井亜茉音
9(2):小嶺来未
FP(1):大塲亜莉菜

<コメント>
4人が引退したが新人も4人入り、実績有る選手も多く残っているので選手層は厚い。そのためかオープン戦では2試合ともメンバーを大きく変えてきたが、特に差は感じなかった。
外野は望月朱里、角野杏、金井亜茉音、小川原結、原日菜海と5人がスタメンで出ていた。金井が2試合ともレフトだったので、シーズンでは左から金井、望月、知見(小川原)の3人か。
内野はファーストの鈴木が抜けたあとに清水汐里(か峰サアヤ)が入り、セカンドは川井菜月、サードは4番で瀧下麻理、ショートは濱名真未となるか。DPでは村田向日葵を積極的に使ってほしい。個人的に好きな選手なので。
捕手は小嶺来未で、投手に大塲亜莉菜、城戸真古の両左腕エースとバッテリーはここ数年変わらない。名投手、山中しほさんが投手コーチになったので、この二人の左腕には一皮むけてほしいものだ。
実力的には外国人抜きのSGホールディングスと優勝を争う2強と思う。

<NECプラットフォームズ~原日菜海。恐れ多くも、伝説の強打者、和田美樹の背番号19を受け継いだ新人。ただ、まずは背中にデッドボールは受け継いだ(笑)>


<NECプラットフォームズ~望月朱里。2部の外野手ではナンバーワン>

 


【takagi北九州】

<退団>
投手:福本真樹
捕手:増田みゆき
内野:古園有紗
内野:高山美蓉子
外野:有吉萌々子

<入団>
なし


<オープン戦スタメン>

~第1試合~
1(8):佐藤果歩
2(4):細見真由
3(2):乙津向茄秋
4(7):渡邊真央
5(9):福元美紗
6(D):前田衣里奈
7(5):兼平真咲
8(3):塩澤こころ
9(6):山根悠夏 神樹里乃
FP(1):吉崎菜々海

~第2試合~
1(8):佐藤果歩
2(4):細見真由
3(3):乙津向茄秋
4(7):渡邊真央
5(9):福元美紗
6(D):畠田奈実
7(6):山根悠夏
8(3):塩澤こころ
9(5):兼平真咲
FP(1):小林咲嬉

<予想オーダー>
※第2試合と同じ

<コメント>
5人が退団し、新入団はゼロ。増田みゆき、高山美蓉子、有吉萌々子といった中心選手が抜けた分は全員の底上げでカバーしないといけない。ただ見た目の層は薄くなったがメンバーはキッチリ揃っているので、戦力的にはそれほどダウンはしないはず。
今年の変化としては、昨年まで遊撃でキャプテンだった塩澤こころがキャプテンを外れてファーストにまわり、山根悠夏がショートに。捕手の福元美紗がライトにまわって、レフトに渡邊真央、センターに佐藤果歩の外野陣は打つ方は期待大。
投手は右のエース小林咲嬉と大卒3年目左腕の吉崎菜々海の2本柱だが、今年は高卒2年目の大型左腕、鹿野愛音が使われる機会も増えそう。


<takagi北九州WaterWave~2年目の大型左腕、鹿野愛音>


<takagi北九州WaterWave~今年はファーストにコンバートで打撃に期待の塩澤こころ>

 


【YKK】

<退団>
投手:出嶋絵梨沙
内野:横山美咲

<入団>
投手:市六有那
外野:東郷佑実

<オープン戦スタメン>

~第1試合~
1(6):宮坂佑希
2(5):川原実奈
3(3):飯野志保
4(D):剣田あかね
5(8):東郷佑実
6(9):馬場捺夕
7(2):青木千秋
8(7):山崎ひかる
9(4):鈴木瑛菜
FP(1):古川由乃

~第2試合~
1(6):宮坂佑希
2(5):川原実奈
3(3):飯野志保
4(D):大内麻里奈
5(7):剣田あかね
6(4):鈴木瑛菜
7(2):青木千秋
8(9):山根美優
9(8):東郷佑実
FP(1):川尻いずみ

<予想オーダー>
1(6):宮坂佑希
2(5):川原実奈
3(3):飯野志保
4(D):大内麻里奈
5(7):剣田あかね
6(4):鈴木瑛菜
7(2):青木千秋
8(9):馬場捺夕
9(8):東郷佑実
FP(1):川尻いずみ


<コメント>

1番宮坂佑希、3番飯野志保、4番大内麻里奈、5番剣田あかねはほぼ確定。
昨年センターの飯野がファーストにまわり、後釜のセンターに新人の東郷佑実が入りそうなので、剣田がレフトで馬場捺夕がライトの外野陣か。
セカンドのキャプテン横山美咲が抜けたあとは昨年新人でサードのレギュラーだった鈴木瑛菜が入り、サードには2年目の川原実奈が入る内野陣。ただ横山がかなり良い打者だったので、打つ方でのマイナス面はカバーできない。
投手は古川由乃と川尻いずみの左右で昨年と同じ。大きく崩れることはたまにしかないだろう。
今年のYKKの一番の問題は捕手の青木千秋。もちろん実力的には問題はないが今年からプレイングマネージャーとして監督も兼務するのが懸念材料。昨年監督の森井さんがコーチとしてサポートはするが、青木がプレーに集中できるかどうか。試合中は全力でプレーできるかが今年一番の課題だ。オープン戦では監督としての風格を醸し出すためか、手抜きの走塁とかがやけに目立ったが、あれはアカン。ちゃんと一塁には全力で走ろう(笑)


<YKK~宮坂佑希。間違いなく、今2部ではナンバーワンの内野手>


<YKK~左のエース、古川由乃>

 


【東海理化】

<退団>
投手:鈴木成実
内野:太田清花
内野:室屋美希
外野:川辺ちなつ

<入団>
投手:藤本捺希
内野:上村奈実

<オープン戦スタメン>
~第1試合~

1(9):百瀬篠
2(5):滝沢凜
3(8):松葉寧々
4(3):麓さやか
5(7):藤木未来
6(D):山本エンジェル
7(2):朝田雅音
8(4):内田成美
9(6):上村奈実
FP(1):髙橋未来


~第1試合~

1(9):百瀬篠
2(5):柴尾ひかる
3(7):穴見里織
4(3):麓さやか
5(8):藤木未来
6(D):山本エンジェル
7(2):中原菜摘
8(4):内田成美
9(6):上村奈実
FP(1):髙橋未来

<予想スタメン>
1(9):百瀬篠
2(5):滝沢凜
3(7):穴見里織
4(3):麓さやか
5(8):藤木未来
6(D):山本エンジェル
7(2):朝田雅音
8(4):内田成美
9(6):小倉美衣菜


<コメント>

シーズン前に知らない間に監督が中田奈緒さんから越智華奈子さんに交代していてびっくりした。中田監督は個人的にはすごく評価していたので本当に残念。良い監督だったのだが。ただ越智さんと言えば現役時代はずっと2部にいながらも実力的には1部の選手と比較しても遜色ない名選手だったので、しっかり采配してチームも作ってくれるだろうとは思う。ただ、対外的にはもう少し愛想良く振る舞ってほしいとは思うが(笑)
昨年からはセカンドの太田清花とセンターの川辺ちなつのレギュラー二人が抜けたのでそこを誰かで埋める。
セカンドには昨年サードの内田成美が回って、代走で活躍していた滝沢凜がサード。センターには打力があってDPだった藤木未来が入り、空いたDPはエンジェル山本、と、こんな感じになるか。
ショートには東海学園大出の新人、上村奈実がずっと入っていたのでそのままレギュラーかもしれないが、小倉美衣菜も同じくらいで起用されるはず。
投手は右の髙橋未来、左の永谷真衣の2本柱。この二人は地味だがなかなか打たれない良い投手だ。

<東海理化~髙橋未来。投げっぷりがイイ>


<東海理化~永谷真衣。毎回しっかり試合を作れる好投手>


<東海理化~香川桃南も負けるな>

 


【Dream Citrine】

<退団>
投手:髙野里穂
投手:原みなも
捕手:小山海
内野:土屋晴美
外野:岡野千穂

<入団>
捕手:大畑萌佳
内野:藤田秋花

<オープン戦スタメン>
~第1試合~
P:川原麻里
C:大畑萌佳
1B:奥村凉
2B:菊川乃和
3B:曽木成美
SS:好川真悠子
LF:船山優果
CF:森光眞子
RF:仁科芽惟
DP:?

~第2試合~
1(9):仁科芽惟
2(6):好川真悠子
3(3):青野可奈
4(7):船山優果
5(8):森光眞子
6(2):林佑奈
7(4):森萌香
8(5):曽木成美
9(D):?
F(1):田村真央

<予想オーダー>
1(9):仁科芽惟
2(6):好川真悠子
3(3):青野可奈
4(8):森光眞子
5(7):船山優果
6(2):林佑奈
7(5):曽木成美
8(D):西畑安美?
9(4):森萌香
F(1):松本菜摘

<コメント>
一宮オープンではDream Citrineも打順をしっかり確かめられなかったので誰がDPだったかよくわからないが、まあこんな感じか。
「ドリーム」(ワールド→シトリン)と言えば「髙野里穂」だったのだが、そのまさにチームの象徴的な選手、エースだった選手がとうとう引退してしまった。これでまた一つの時代が終わった感がある。
ただ野手の方での象徴的選手である青野可奈はまだまだ頑張っているので、彼女にはチームがある限りずっと残ってほしいものだ。
主軸だった岡野千穂が辞めたので、もしかしたらこれで愛媛短大(IPU環太平洋短大)出身の選手もいなくなったのかもしれない。正捕手だった小山海も引退したが、ここは林佑奈が埋めてようやく正捕手となれるか。
全体として選手の層は厚くないが、内野、外野ともにレギュラーがしっかり固定できるのは強み。
問題はその髙野が抜けた投手陣。ドリームワールド時代からの髙野のあとの2番手だった松本菜摘が今年からエースとして本当の意味で大黒柱になるのだが、やはり若い投手にも育ってきてもらわなければ困る。ずっと髙野、松本の2本柱でずっとやってきたのは立派だが、Dream Citrineになってから5年間、後継投手が育ってないという裏返しでもあるのだから。

<Dream Citrine~宮本星南。足の速い彼女がスタメンに入る機会もあるか>


【大和電機工業】

<退団>
投手:小西あかり
投手:愛葉茉帆
投手:長野日花里
内野:山元麻莉絵
外野:近藤紗帆

<入団>
投手:木村美咲(笠田)
投手:斉藤未来(VONDS市原)
内野:古賀藍奈(東京富士大)
外野:長尾明奈(多治見西)

<オープン戦スタメン>
~第1試合~
1(4):新海雪奈
2(6):古賀藍奈
3(7):車亜希子
4(D):岡村香織
5(5):清水梓未
6(9):立川可純
7(3):小柳結
8(8):渡邊佳世
9(2):堀あかね
F(1):大串都未希

~第2試合~
1(4):新海雪奈
2(6):古賀藍奈
3(7):車亜希子
4(2):岡村香織
5(5):清水梓未
6(D):小柳結
7(9):古市美也華
8(3):黒木明日華
9(8):渡邊佳世
F(1):北山柚花

<予想オーダー>
1(4):新海雪奈
2(6):古賀藍奈
3(8):新田和音
4(2):岡村香織
5(5):清水梓未
6(7):車亜希子
7(3):黒木明日華
8(D):立川可純
9(9):渡邊佳世
F(1):北山柚花

<コメント>
長年チームを陰ひなたに支えてきた近藤紗帆が引退。怪我も多かったがここぞという時には本当に頼りになった打者だった。しかし、今年の一宮オープンでは地元が近いということで見に来ていたのだが、もちろんマスクをしていて顔の半分が隠れていたとはいえ見た目の変身っぷりにはびっくらこいた。というか挨拶されても誰かわからないくらい変わっていた。もちろん可愛い方に(笑)
チームを支えたと言えば長年エースとして活躍し近年はチームのお姉さん的な存在だった小西あかり投手もとうとう引退してしまった。お疲れ様。
今年のチームとしてはエースの北山柚花も大串都未希も健在だし打つ方でも数年前に望月朱里が抜けて以降は主力は抜けていないのであまり力的には変化はない。一宮オープンでは新田和音先生がいなかったのでセンターに渡邊佳世が入っていたが、シーズンでは3番センター新田、4番キャッチャー岡村香織が打線の柱になる。ショートのレギュラーだった山元麻莉絵が抜けた後釜には新人の古賀藍奈が入って打順は2番。昨年ブレイクした新海雪奈が1番に座るのは望月朱里の1番を見ているようなワクワク感がある。新海は今年さらに飛躍して、誰からも一目置かれる存在になると期待、ではなく確信している。5番清水梓未、6番車亜希子と並ぶのもいい打線だが、ただ黒木明日華、小柳結、立川可純といった、見た目では凄く打ちそうだけど実際には全然打たない打者が並ぶ下位打線が心配。いっそのこと下位打線は捨てて2番に車とかを上げても面白いかもしれない。
ともあれ、昨年も最終戦で優勝した大垣ミナモとも互角以上に戦ったように、抜群の意外性は今年も健在だろう。とにかく見ていて楽しいチームだ。

<大和電機,車亜希子。彼女を2番とかに置いてみても面白いかも>


<大和電機,新入団の左腕、斉藤未来。VONDS市原から移籍>

 


【靜甲】

<退団>
投手:藤田真理子(→マネージャー就任)
捕手:米倉綾香
外野:鳫平綾香

<入団>
投手:遠藤光姫(城西大)
捕手:小田愛華(飛龍)
内野:田沼華乃(大垣ミナモ)

<オープン戦スタメン>
~第1試合~
P:遠藤光姫
C:中尾萌
1B:本間睦
2B:櫻井円香
3B:大参花菜
SS:中上みかさ
LF:山崎菜々
CF:八鍬あゆみ
RF:鹿目真実

~第2試合~
P:大塚巳那子
C:中尾萌
1B:藤瀬さくら
2B:櫻井円香
3B:田沼華乃
SS:大参花菜
LF:山崎菜々
CF:八鍬あゆみ
RF:鹿目真実

<予想オーダー>
1(9):鹿目真実
2(D):田沼華乃
3(5):大参花菜
4(3):本間睦
5(8):八鍬あゆみ
6(6):櫻井円香
7(6):中上みかさ
8(2):中尾萌
9(7):山崎菜々
FP(1):大塚巳那子


<コメント>

昨年3部で1位になり今年2部にあがってきた、というか、一昨年間違って3部に落ちて今年ようやく2部に戻ってきたと言った方がいいような靜甲。かつて1部に2度上がったことのあるチームなので来年からの1部リーグに参加する体力(会社的な)はありそうなのだがどうするのだろうか。
チームとしては米倉、鳫平といういぶし銀的な両綾香選手が抜けたが主力はここ数年変化なし。
オープン戦では見損ねて打順がよくわからなかったのだが、1番ライト鹿目真実から始まって、田沼華乃、大参花菜、本間睦、八鍬あゆみと続く攻撃的な打線。この5人の並び、名前だけ見るとリーグでも1番破壊力ありそうなすごい打線に見えるのだが、実際試合になるとあんまり打たない(笑)。攻撃的と言えばサードが田沼華乃でショートを大参花菜が守っていた試合もあったが、そうするとDPに三浦万季とかも使えてさらに攻撃的だが、まあ守りを考えると本番ではショートは中上みかさで田沼はDPか。
ただ打線は良いとして問題は今年も投手陣。チームの柱になる投手がいないので、投手のやりくりは頭の痛いところ。新人の遠藤光姫がどこまで使えるかわからないのだが、今年も毎試合ある程度の失点は覚悟してのぞむことになる。

<靜甲,八鍬あゆみ。大学時代から良い選手と思って見てきたけど、靜甲に入ってから全然打たない。今年こそ活躍してもらわないと>

2 comments for “【いよいよ開幕~2021年ソフトボール日本リーグ2部】

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です